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あまり見たことがなかったが、こんな真っ黒な蜂もいるのか。
そう思って写真を撮っておく。

撮ってから調べてみると、これはどうやらタイワンタケクマバチ。

国立環境研究所の「侵入生物データベース」によれば、(和名にはタイワンとあるけれど)移入元は「大陸中国と考えられている」であり、侵入経路は「輸入された竹材への混入と考えられている」のだとか。

近年、生息範囲を広げていて、上記のデータベースでは中部日本から奈良・京都・兵庫まで赤く塗られているけれど、大阪では確認されていなかった。それがいよいよ大阪にも増えてきたということか。

あはあはと苺(いちご)の花のにほひゐて黑き蜂こそまつはりにけれ/齋藤茂吉『霜』

 
当然ながら茂吉の時代にの「黑き蜂」は、これではない。
在来種も黒いものはいろいろいて、キムネクマバチなどは攻撃的ではないのだが、タイマンタケクマバチは、キムネクマバチと勢力を争う可能性があり、いくらか攻撃性も強いのだとか。

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