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角川「短歌」12月号の巻頭は今野寿美さんの「茱萸叢書」30首。

・よき歌の集ふたつほど世に問うて消えにけるかな茱萸叢書といふ

このことを、先日の拡大編集会議のあとの飲み会のときに、松村正直さんがいちはやく教えてくれた。
(ぼくの住む鳥取では雑誌の販売日に若干のラグがあってまだ届いていなかった。)
「茱萸叢書」といえば、永田和宏『メビウスの地平』1975。
この歌集は本当に美しく、美意識がぴんと通っている。
どうしても欲しくて、欲しくて。やっとはじめて手にしたときは、外ケースから出した本の表紙に「fugit irreparabile tempus」と小さな金色の文字があり、これを見ただけで「おおーっ」っと声をあげたくらいであった。
装幀・口絵は建石修志さん。いうまでもなく、歌もすてきである♪
限定500部のこの歌集にはすべて手書きでナンバーが付いている。
ぼくのもっている「メビウス」の奥付には紫色のサインペンで「164」と書かれている。
「メビウス」をお持ちのみなさん。みなさんの「メビウス」は何番ですか?

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  • 松村正直 より:

    わが家のは「127」です。
    茱萸叢書については、以前どこかで永田さんが書いていたような気がします。どこだったかな?
    茱萸叢書が出した本と確認できるものは下記の通り。
    村木道彦『天唇』1974
    福島泰樹『晩秋挽歌』1974
    永田和宏『メビウスの地平』1975
    荻野由紀子『ルオーの部屋』1976

  • 鈴木竹志 より:

    お邪魔します。
    コスモス短歌会の鈴木です。
    ぼくの所蔵する『メビウスの地平』は195番です。

  • 藤田千鶴 より:

    私の『メビウスの地平』は101番です。頁を開くと両サイドにゆったりとした空間がありますね。
    『天唇』のほうは限定500部の466番。茱萸叢書の本はこの2冊しか持っていませんが、こちらも両サイドがゆったりととってあります。

  • 荻原伸 より:

    松村さま。鈴木さま。藤田さま。
    散在する「メビウス」のナンバー。ありがとうございます。「メビウス」マップつくりたいです!

  • 松村正直 より:

    皆さん100番台なのですね。実は200冊しか出てないとか??
    事務所にも1冊ありますので、今度行くときに番号を見てきます。

  • 鈴木竹志 より:

    またまたお邪魔します。
    ぼくの『天唇』は129番です。
    『メビウスの地平』は、松村さんの言うように、200冊しか出てないのかもしれませんね。ぼくは、名古屋のちくさ正文館で買いました。

  • maeda より:

    うちのには何も書かれていない・・・。

  • 小林信也 より:

    正月に群馬に帰って確かめてきます。>メビウス

  • 松村正直 より:

    事務所にある『メビウスの地平』は484番でした。ちゃんと500冊出ていたようです〜。

  • 荻原伸 より:

    松村さま。484とは。やはり500冊出てたんですね!ということは、ますます、「メビウス」マップ作りたくなりますねぇ!
    信也さま。ぜひぜひ確認してくださいませ!
    前田さん吉川さんのところのは、レアものですかねぇ。「番号のない歌集」ってな評論を松村さんに書いて欲しいなぁ。おほほ。
    この場で言うのもおかしいですが、「メビウス」をお持ちの全国のみなさま。ぜひ、メビウスのナンバーをおしえてください!

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