玲ちゃん(松村)
今日の読売新聞朝刊の「四季」(長谷川櫂)に永田淳さんの歌が取り上げられていました。
食卓に「明日の玲」へと手紙置き寝ねにゆきたり「きのうの玲」が
今年8月に出た淳さんの第2歌集『湖をさがす』の中の一首です。
玲は娘さんの名前。
明日の自分に宛てて手紙を書いている子どもが可愛らしいし、「明日の玲」という言葉を受けて「きのうの玲」とした歌の作りも面白いですね。
以下、雑談的に。
この歌に登場する永田玲ちゃんは、今年の夏の全国大会にも来ていましたが、実は「塔」にも入会していて、会員になっています。
「塔」10月号の「十代・二十代歌人特集」には、早速「呼鳥笛」と題する7首を発表しています。確か、まだ10歳になったばかり。
あと、玲ちゃんと言えば真っ先に思い出すのが次の一首。
四人居て玲ちやんだけが女の子いけませんよ鼻くそ食べては
河野裕子『母系』
最初に読んだ時の印象が強くて、忘れられません。
きっと本人は大きくなったら、この歌を嫌がるでしょうけれど。
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