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今日の読売新聞朝刊の「四季」(長谷川櫂)に永田淳さんの歌が取り上げられていました。
食卓に「明日の玲」へと手紙置き寝ねにゆきたり「きのうの玲」が
今年8月に出た淳さんの第2歌集『湖をさがす』の中の一首です。
玲は娘さんの名前。
明日の自分に宛てて手紙を書いている子どもが可愛らしいし、「明日の玲」という言葉を受けて「きのうの玲」とした歌の作りも面白いですね。
以下、雑談的に。
この歌に登場する永田玲ちゃんは、今年の夏の全国大会にも来ていましたが、実は「塔」にも入会していて、会員になっています。
「塔」10月号の「十代・二十代歌人特集」には、早速「呼鳥笛」と題する7首を発表しています。確か、まだ10歳になったばかり。
あと、玲ちゃんと言えば真っ先に思い出すのが次の一首。
四人居て玲ちやんだけが女の子いけませんよ鼻くそ食べては
               河野裕子『母系』

最初に読んだ時の印象が強くて、忘れられません。
きっと本人は大きくなったら、この歌を嫌がるでしょうけれど。

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  • さとう より:

     九月号で会員になったことを知りました。楽しみです。
    裕子さんがイギリスかイタリアへ行かれたときに令ちゃんに白いセーターをお土産に選んだことを聞きました。着てくれるかしらね、たったひとりの女の子だから、、と嬉しそうにしていらしたことを思い出します。
    早く十月号がくるといいなぁ。

  • 松村正直 より:

    9月号の「塔のひろば」の新入会員紹介欄に載っていましたね。
    10月号には十代二十代会員特集の7首以外に、若葉集にも歌が載っています。

  • nakamura より:

    さっそく「塔」を拝読しました。
    将来性があって、これから楽しみですね〜

  • さとう より:

     再び登場です。さきほどニュースをみていて山中教授の声が永田さんとよく似ていると感じました。やわらかな京都なまりがそうさせるのか、とよく耳をすませて聞きましたが、やはり似ていました。多く永田さんの声を聞き慣れている方はいかがでしょうか。暖かみのある低い声。

  • 松村正直 より:

    >さとう様
    山中教授の声のことですが、永田さんと似ていると思ったことはないですね…。あまり京都という感じもしないような。

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