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_DSC0225今日は実家でMBSのドキュメンタリーの撮影があり、立ち会っておりました。父が海外出張中を狙っての撮影(なんで留守宅を襲うんだろう?)
イメージシーンを2カット撮影するだけなのに、ほぼ丸一日。テレビ番組って気軽に見てるけど、その裏側は本当に大変。1時間番組のために10ヶ月ほど追っかけられるらしいです。
ディレクターさんと、四方山話をつれづれに話していて、一番興味深かった発言がタイトルの「無音を録る」でした。

イメージシーンしか撮らないのに、なんで音声さんがずっとマイクを向けてるんだろう、と不思議に思いディレクターさんに訊いて返ってきた答が「無音を録る」です。

インタビューなんかでまだ話が続いてるけど、音声がカットされてほんの少しの時間、口だけが動いているようなタイミングってありますよね。そこに「機械的な無音」を入れるとかなり違和感が出るそうです。そういったシーンでは、そこの家で録音した無音を挿入すると、違和感がなくなるそうです。なんとなく、雰囲気としては分かるけど、面白いですよね。

「無」ってなんでしょうね。完全な無色、無音、無味、無臭っていうのはあるんでしょうか。真空にだって真空がある、という考え方をすれば…色即是空、みたいなことにもなって、って混乱しちゃいますね。

けれども、そんな哲学かぶれのごちゃごちゃはおいといて、「無音を録る」って格好いいなぁ。

番組は毎日放送の映像という番組。
https://www.mbs.jp/eizou/
8月に放映されるようです。関西ローカルなので、関西以外の方にご覧いただけないのが残念ですが。

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