瀕死の白鳥
昨日は今年の1月に新しくできたロームシアター京都に初めて入りました。
キエフ・バレエのガラ公演。
能楽や文楽はときどき観るけれど、バレエはほぼ初めて。
小学生の頃にあのマイヤ・プリセツカヤの踊りを観たことがあるのですが、残念ながら細部はほとんど覚えていないのです。
昨日は「白鳥の湖」第1幕2場、「眠りの森の美女」、「海賊」のパ・ド・トロワなど、超有名な(たぶん)場面ばかり。
山岸涼子の漫画『アラベスク』が大好きなので、ああこれがあの子がバレエ学校の試験で踊った「ライモンダ」か~とか、これがあの難しい32回の連続大回転か~とか、いろいろな場面を思い出しつつ観ました。
そして、圧倒的だった「瀕死の白鳥」。
エレーナ・フィリピエワというウクライナの有名プリマが踊りました。
羽根のように波打つ腕、さざ波を感じさせる繊細な脚の動き。
白鳥の死の一瞬に向かって、全身が、指の一本一本までが完全に白鳥と化していました。
舞台空間がぴーんとはりつめて。
これはすごい。
※プリセツカヤの「瀕死の白鳥」はYouTubeで見られます。
コメントを残す