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京都府立植物園の北西に、ハーブやスイレンを咲かせたちょっとしたコーナーがあるのですが、そこが冬に行ったとき全部抜かれて、新しい庭に作り変えている様子でした。
好きな場所だったのでがっかりしてたのですが、今日行ってみるとつる性植物でアーチのようになった通り道だけ残されていました。
良く見ていると入り口にアケビが生えていて出口にムべが!
独りで感心してしまいました。
アケビとムべは実も葉も蔓もとてもよく似ています。
アケビは実が割れますがムべは割れない。ムべは葉が常緑である。
これを植えた人は似ていることを楽しんで植えたのかなと・・思いました。
アケビは通草とも書き茂吉の「脳の切片染めながら」の歌の紫の花です。
ムべは郁子と書いてこれには、伝説があります。
天智天皇が蒲生野であった老夫婦に長寿の秘訣をきくとこの果実を食べているからですとこたえました。
天皇がそれを一口食べて「むべなるかな」といったところから名づけられ近江八幡の特産品となっています。
という記憶が蔓式にでてきて・・実のなるころにまた行ってみようと思います。

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