川の名残
こんにちは、魚谷真梨子です。
大阪は冷たい雨が降っています。
三連休、とくに何をするともなく、だらだらと過ごしてしまいました。
明日からまた仕事です。
職場は、大阪市西区の、土佐堀川の近くにあります。
このあたりは「水の都大阪」の名の通り、
昔はたくさんの川や水路があって、その周りに全国から商人が集まって、
商いをしていました。その歴史は、地名として残っています。
たとえば、「阿波座(あわざ)」
阿波(徳島)から来た商人たちが座を作って商いをしていたことに由来するという説があります(諸説あり)
それから、「立売堀(いたちぼり)」←なかなか読めませんよね。
もともと伊達家の陣地「伊達堀」が転じて「いたちぼり」となったのですが、
この漢字になったのは材木の立売(たちうり)が許されたことから、という説があります。
材木問屋が栄えたのも、川や水路が発達していたからこそですね。
さて、こちらは先日仕事終わりに撮った一枚。(暗くてすみません)
「鰹座橋(かつおざばし)」
ここはかつて、長堀川という川が流れており、そこに架かっていたいた橋の名前が残っています。
土佐から来た商人たちが鰹を扱う座があったことから、鰹座橋。
今は埋められてしまった長堀川ですが、
かつてその川を挟んで、東西の言葉がにぎやかに飛び交っていたのかなあ、とわくわくしながら、
地名を眺めています。
さて、少し宣伝をさせてください。
大阪で、短歌を通じて出会った三人で、『Lily』という冊子を作りました。
メンバーは「西瓜」の江戸雪さん、「塔」の中井スピカさん、魚谷です。
短歌作品、エッセイ、評論、リレー日記を掲載。
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