大阪歌会『夜明けの手紙』批評会(藪内)
11月12日、13時から天満橋ドーンセンターで大阪歌会。
駅から見える川がうつくしい。こういう場所に住みたい。
前半で計27首(欠席1名)を2時間かけて批評した。2首ずつ批評する形式がスタイリッシュである。澤辺さん、黒住さんのキャラがとてもおもしろく、それも相まって和やかな雰囲気の歌会であった。(カンナの歌、カタバミの歌が好きでした。)
後半は山下昭榮歌集『夜明けの手紙』批評会。
いつ見ても汚ない象さん象さんの汚いことが我は好きなり
一つ一つ仕上げてゆける仕事なり箱の暗きにやがて収める
参加者は一人三首選のうえ、その魅力をレジュメに読みあげてゆく。一首目は最も選をあつめた好評の歌。下句の「我は好きなり」がばつぐんで、此処に山下さんの面目躍如たるものがあるとの評。個人的にはもっと批判点を出して議論すべきなんじゃないか、などと思いもしたが、仲間の歌集出版をともに喜ぶという気持ちにあふれた、良い会であったと思う。
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