四十雀、しじゅう囀る。
きょうは小雨。それほど寒くはないが、寒々とした景色の堂島川界隈。
「囀る」というのも、狭義にはもうちょと高らかに歌うことのような気がするが、スズメやシジュウカラは、だいたい常に、声をだしあいながら枝をとびうつる。
つつぴー。つつぴー。
四十雀のどの白きがひらめきて幹限りなきくもりの林/高安国世『一瞬の夏』
この歌の「のど白き」はひっかかっているのだが、喉正面から腹にかけての黒い帯(ネクタイ)があるぶん、その両脇の灰白色、あるいは頬の白が目立つということかもしれない。
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