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かつて台湾を支配下に置いていた日本、
統治者として横暴な面があった一方で、台湾の近代化に大きく貢献するような
大規模なインフラ整備を行ってきたことも事実のようである。
たびたび深刻な干害に襲われていた嘉南平野に
大がかりな灌漑施設・嘉南大圳を建設したのが、総督府の土木技師、八田与一。
嘉南平野は、稲と甘蔗が実る豊かな平野に生まれ変わった。
  
  車窓より緑ゆたかな稲穂の波果しなく続く嘉南平野は
  植民地に凡ての施設造り賜ふ恩恵に浴す我が蓬莱島                                        陳淑媛「塔」2014年12月号

写真は、三年ほど前に台湾を訪れた際のもの。

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  • 小川 和恵 より:

    今年の2月に「KANO」という映画を見に行きました。
    これは、当時日本の統治下にあった台湾の中等学校・嘉義農林学校が甲子園を目指し、それを果たした物語です。
    その映画の中に、嘉南大圳を建設した、総督府の土木技師、八田与一(大沢たかお)も登場しています。
    ダムが開通した日の彼の晴れやかな顔は、印象に残っています。

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