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創刊号の表紙の「塔」の文字についてですが、「塔」1991年5月号に、二上令信さんが次のような文章を書いています。
塔の創刊は一九五四年四月にさかのぼる。そして第一号の表紙の「塔」という題字は、高安先生みずから紙を切って並べて作られ、1954の数字も、先生のハサミによるものである。それらを剋太さんの原画の上に、文字が白くでるように配置され、雑誌の表紙となった。  (「創刊号の表紙絵」)
つまり、「塔」と「1954」の文字は、須田剋太さんの絵とは別に、高安さんが自分で作ったものだったようです。ハサミで紙を切ってというところに、手作り感が溢れていますね。創刊号は34ページでした。

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