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『塔』の再校は現在、京都市内の色々な会館でやっています。
「こどもみらい館」「ハートピア」「京都教育文化センター」等。

去年、2020年の3月までは岩倉の永田家でお世話になっていました。
私も20年近くお世話になったでしょうか。
車で京都の南の伏見区から北の岩倉までほぼ京都市縦断。
毎月毎月決まったように行っていたのに
もう思い出になってしまったのですね。

校正の後、お食事をいただいたり、新年会をしたのも思い出です。
ちょっと何年だったか記憶が定かではないのですが、
お庭でバーベキューをしたこともありました。
食後一首ずつ歌を詠んだなあ。
2000年ぐらいだったでしょうか。

昔の『塔』を見ていたら裕子先生のこんな歌がありました。
最初の一行は詞書です。

第一日曜日は私宅にて割付、校正作業
うちつれて一時頃にはやつて来る二升の米を四回に炊く
二十人が集りて飲むのはあと何年、赤飯のあとに酢飯を炊く
いまだ来ぬ一人のために残しおく茨(いばら)の葉つぱに包みし草餅
酒呑めば話は大袈裟になりゆくを誰も怪しまず夜の桐の花
河野裕子 『塔』2002年6月号

〈追記〉
このバーベキューは2001年7月8日のことだと分かりました。
私は校正作業初参加。印象に残っていたはずです。
即詠の題詠歌会のお題は「バーベキュー」。
七夕ということで、一首ずつ自作を短冊に書き
お庭の竹に下げました。
『塔』2001年8月号の裕子先生の「編集後記」に見つけました。

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