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「アララギ」昭和8年7月号をまた眺めている。その中に「二十五周年記念号正誤表(其二)」というものが2ページにわたって掲載されている。誤植訂正だ。
昭和8年1月に出た「アララギ」の二十五周年記念号は803ページという分厚さだったため、誤植も多かったようで、全部で90個くらいある。しかも「其二」とあるから、既に「其一」も掲載されたのだろう。いくつか例を挙げると、
  ×つつあり → ○つつめり
  ×精通   → ○精進
  ×十二月  → ○十二日
  ×テニオハ → ○テニヲハ
  ×例     → ○側
  ×士屋   → ○土屋
  ×こぴつとく→ ○こつぴどく
こういうのを細かく見ていると、けっこう楽しい。(もちろん、他人事ではないのだが)
当時は今と違ってすべて手書きの原稿だったわけで、それを考えると雑誌を発行する手間も今よりもはるかに大変だっただろう。そんなことを考えているうちに、今日もまた夜が更けていく。

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