ブログ

昨日の朝日新聞(大阪本社版)夕刊のインタビューに、故中西泰子さんのご主人である中西香爾さん(米コロンビア大名誉教授)が登場していました。
読んでびっくりしたのが、次の部分。
 銀行家だった父の仕事の関係で香港で生まれました。生後間もなく仏・リヨンに移り、それから英・ロンドン、エジプト・アレクサンドリアで育ちました。
 私の名前の「香」は香港から1字とったものです。私は4人兄弟の長男で、次男の里彦は里昂(リヨン)、三男の敦男は倫敦(ロンドン)、四男の及彌は埃及(エジプト)と、全員生まれた土地の名前にちなんで名付けられたのですよ。

いやあ、何ともすごい話。まさに「少年時代からボーダーレス」というタイトル通りの内容でした。
インタビューは今回が1回目なので、2回目以降も楽しみです。

コメントを残す

  • maeda より:

    エジプトくんて呼ばれたらどんな気持ちでしょうね・・だけどエジプトではエジプトのことをミスルというので、ヨーロッパで通じる名前ですね・・(*^_^*)

  • 松村正直 より:

    「エジプトくん」じゃなくて「きゅうやくん」なのです。名前のルビが煩雑なので省いてしまったのですが、
    長男 香爾(こうじ)・・・香港
    次男 里彦(さとひこ)・・・里昂(リヨン)
    三男 敦男(あつお)・・・倫敦(ロンドン)
    四男 及彌(きゅうや)・・・埃及(エジプト)
    となっています。
    エジプトは現地ではエジプトではないのですね。初めて知りました。

  • えどゆき より:

    いやー、びっくり。
    鷲田清一さんも長男に
    メルロ・ポンティの「めるろ」、
    次男になんだったか印象派の画家の名前をつけられたのを思い出しました。

  • おがわかずえ より:

    有名どころでは、森鷗外の子どもの名前もすごいですね。
    長女 茉莉(まり、随筆家・小説家)
    次女 杏奴(あんぬ、随筆家)
    次男 不律(ふりつ、夭折)
    三男 類(るい、随筆家)

ページトップへ