三線(さんしん)とトゲチシャ
きのう、我が家に新しい楽器がきました。
沖縄の弦楽器、三線です。 いままで見たことはありましたが、近くで見ると、イメージより小ぶりです。 ハムスターやうさぎがやってきたときとはちょっと違いますが、家の中に三線の音が流れるのはほのぼのしてなかなかいいです。
ちょうど、いま読んでいる歌集の中に三線の歌がありました。
・三線(さんしん)のやみたる夜を散歩するぬるくしめった風のおきなわ
古谷円『百の手』
のどかで伸びのある三線の音を聞いてから読むと、その場の情景がくきやかに立ち上がってきます。これまでも三線の歌は読んだことがあったのかもしれませんが、通り過ぎていたのかもしれません。
先日、トゲチシャという植物を詠んだ歌と出会って、トゲチシャを知らずに歌のよさがわからなかったことを思い出しました。 あとで画像でみたら、よくみかける植物で、「ああ、あの草か!」と知ってからは、信号待ちの歩道の脇とか、駐車場の隅っことかに生えているのを見つけるようになって、トゲチシャ、トゲチシャとその名前を心のなかで確認して喜んでいます。
名前を知ると急に親しくなるものですね。
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