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実家の庭の池。コンクリートにタイル張りだが、どこかに割れ目があるらしく、最近は水位低下がいちじるしい。
そこに、ヒキガエルがいるのだが、あのずんぐりした身体で、一度入ったら出られないのではないか、と心配になる。
垂直の壁で、けっこうな高低差がある。

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どうしたものかと思いながら、網ですくって外に出してやるのだが、
しばらくするとまた池の中に戻っている。

何度か救出を試みたが、やはり戻っている。

たしかに、水のあるところを好むのだろうが、これからさき、霜が降りたり氷が張ったりする。
冬眠はどうするのか。

そういうことを思ったので、とりあえず斜めに丸太をさし入れて、そこをたどれば外に出られるようにしておいた。

あるとき、べつのところで出会ったのはこの場面。
ネコがヒキガエルをいたぶっている。

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ヒキガエルは背中に毒腺があるから、触ったりするとネコの手……それを舐めたり目をこすったりすると面倒なことになるらしいのだが……ヒキガエルのほうも簡単には触らせない。けっこうな高さというか飛距離をジャンプして逃げていった。

なるほど、そのくらい跳べるなら、池の底に足がかりさえあれば、脱出できるのかもしれない。

何か居そうな木下の闇を覗いたらやはり居ました大ひきがえる/岩切久美子『湖西線』

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