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めざむればいたく搖れゐる電線と雀の聲とわが窓のへに/高安国世『眞實』

春のスズメはにぎやかだ。

そのへんの電柱の、枝木というか、桁というか、四角いパイプの中に出入りしているのをよく見かける。
電線と電柱、電柱と電柱で声をかけあっている。
電柱から出掛けて、しばしばペアで行動している。

そんなスズメを見て「かわいい」という印象をもつのが普通だが、近くで見るとなかなか。

だいたい、黒目がちな動物の目はかわいらしく見えるものだが、よく見るとちゃんと虹彩とか瞳孔とか。
ぎろり と睨んでくるのは猛禽類のような感じでもある。

スズメというと米粒とか草の実とかばかり食べているように思われてるところがあるが、繁殖期には動物性のものもよく食べる。

ひえびえしき日陰となれるクローバのゆたかなる中に雀下りたり/高安国世『Vorfruhling』

桜の花の蜜を(花ごとちぎって)舐めたり、春の草が生長する時期には草の芽をつまんで食べたりもする。
 
見ていると、なかなか楽しい。
(歌の題材にもなるかもしれない)

夕方です。
眠くなってきました。

おやすみなさい。

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