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昼間、窓を開けてパソコン作業などをしていると気持ちいい風が吹く季節になってきました。いまはJRの駅からすごく近いところ(ほぼ、目の前と言ってもいい)に住んでいるのに、なぜか電車の音はまったく聞こえず静かです。

実家にいた頃は、ときどき風に乗ってオカリナの音色が聞こえてきていたことを、ふいに思い出しました。近所に、オカリナが大好きな、私より10歳くらい年上の女性が住んでいて、自宅の工房でオカリナを土から焼いたり、オカリナのコンサートをしたりしていました。そのひとは、オカリナのことを「オカリナ」じゃなくて「オカリーナ」と発音していて。いま調べたら、イタリア語で「ちいさなガチョウ」という意味らしいです。

写真のオカリーナは、そのひとが何の記念にだったか、プレゼントしてくれたもの。焼き色(?)がついていて、きれい。見た目より重いです。なかなか吹いてみる機会もないけれど、指づかいはまだ指が覚えています。

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オカリナのなかに眠れば小さな穴が星座のように見えるのだろう/吉川宏志『鳥の見しもの』

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