ブログ

20150916141736

先日読んだ永田淳著『評伝・河野裕子』に、こんな話があった。

『日付のある歌』に、

  バスを降り生協農協と買ひ歩くメジロ旨からうツバス旨からう

 があるが、これは雑誌初出時に「ツバス旨からう」を「ツバメ旨からう」と誤植された。ちなみにメジロ、ツバスは、出世魚であるブリの関西での幼名である。メジロを鳥の目白、と勘違いした編集者が「ツバス」は「ツバメ」だろうと早合点したのだと思われる。

今日たまたま家の近くの居酒屋のメニューに、その「つばす」を見つけた。
今度、食べてみよう。

コメントを残す

ページトップへ