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文学フリマ京都がいよいよ明後日です。
週末はそうだ京都行こう!
文学フリマ京都の会場から徒歩距離に平安神宮があります。
少し遅めの初詣も如何ですか?
↓ ↓ ↓
https://bunfree.net/event/kyoto07/

ではカタログを続けますね。
定価の半額です。ほとんどの歌集がサイン入り!
自筆一首入りも多数ありますよ。


小林幸子『六本辻』
せきれいはこのやうに尾をたたきゐむ見知らぬうつくしい道にも


『前田康子歌集』
野の中に朝顔咲けり秋の日を誰か上手にめくりて過ぎぬ


前田康子『キンノエノコロ』
ひとは誰かの遺族でありぬちらちらと満作咲ける黄の向こう側


前田康子『おかえり、いってらっしゃい』
かなわなかったことを灯らせ咲いている蛍袋となりて女(おみな)たち


三井修『海図』
玄関に能を舞うごと足踏(あぶみ)して靴底の雪を払い落せり


三井修『汽水域』
継(つぎ)の母老いて意識の衰(おとろ)うと聞きてもわれに知恵のあらざり


三井修『海泡石』
樹でありし時間とその後の観音としての時間といずれが長き


三井修『うたの揚力』
現代短歌鑑賞155首


梶原さい子『リアス/椿』
体中にみどりの波を皺よらせ浅き眠りに祖母はたゆたふ


塔短歌会東北編『3655日』
東日本大震災10年。24人1273首。
*これのみ定価販売。
収益は全て東日本大震災被災関係団体に寄付されます。


なみの亜子『ばんどり』
グミの実の落ちる音する国道を夜あけ間際にあゆめるだれか


山下泉『海の額と夜の頬』
サンダルを履いて出ずれば夜は優し夜の大きな頬に入りゆく


山下洋『たこやき』
源頭に溢るる水無く涸れ夏の谷に湧きたる雲のまぼろし


山下洋『オリオンの横顔』
のぼり来し坂の終わりに咲き満ちて梅のくれない深く翳れる


山下洋『屋根にのぼる』
定型の格子のように揺れている樟の木下(こした)の光のはだら


岡部史『お菓子のうた』
お菓子を詠った現代短歌を紹介。とてもスイートな一冊です。


岡部史『韃靼の羊』
眼窩にしろく砂溜めてをりいついかにたれを愛せし生きものの果て

いかがですか??来たくなったでしょう?良い歌集ばかりですよ。
明日もまたご紹介しますね。

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