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2021年3月に刊行された『3653日目(塔短歌会・東北)
震災詠の記録』(荒蝦夷)についての記事が、五月七日の
朝日新聞朝刊の文化欄に、写真付きで掲載されています。
詠み続けていく、とにかく続けていく・・そのことの意味を
あらためて考えさせられる内容でした。

離れて暮らしていると、日々の雑用の中で、つい忘れがちな私。
なんらかのかたちで、寄り添っていけたら、と思いつつも
東北を訪れるときは、一観光客でしかなく・・・。
でも「来てください、とりあえず見ていってください」と声を
かけて頂いたこと、ずっと心に残っています。
以下は4年前に宮城県を訪れた際の、松島での写真です。

 遊覧船の発着案内告げる声 人らは動く時刻表どほり
 遺されるひとのあるらむこの先を生きねばならぬ失ひてなほ
             武山千鶴『ざあざあ川』

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