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調べものがあって、合同歌集『風神』『雷神』(2004年)を読み直した。「塔」の50周年記念に出版されたもの。2冊あわせて311名の方が参加しており、短歌15首とエッセイ、それに顔写真を載せている。
刊行当初は何とも思わなかったのだが、8年ぶりに読み返してみると、いろいろなことに気がつく。
まずは、河野裕子さんをはじめとして、亡くなった方が多くいらっしゃるということだ。ざっと見ただけでも、小牧久時さん、坂田久枝さん、塩谷いさむさん、諏訪雅子さん、高橋れい子さん、田中栄さん、田中雅子さん、辻喜夫さん、藤田みち子さん、古川裕夫さん、松山雄子さんといった方々が既に亡くなられている。
また、今では「塔」を辞めたり、短歌をやめてしまった方もいらっしゃる。この8年間、何も変わらなかったようでいて、実はその時々で「塔」も変化し続けてきたのだなあと、あらためて感じた。
『風神』『雷神』は各1500円。まだ在庫がありますので、読みたい方は松村までお申し込みください。

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