鷺、さぐる。
さぎ山の樹々の秀の上に集う鷺ダイサギ・チュウサギ・コサギ・ゴイサギ/澤辺元一『燎火』
サギにはいろいろ。これはコサギ。
サギというと、川べりとか、水の中にじっと立って獲物を待っているものだと思っていた。
もちろん、コサギもそんな感じで、じっと水を見ていることもある。
だが、ああコサギがいる!と思って見ていると、結構忙しく歩き回っていることも少なくない。
すこし歩いて、黄色い足先(がコサギの特徴)を水の中でぷるぷるっと動かす。
またすこし歩いて、ぷるぷるっ。
泥の中を探っているようでもある。
詳しい人に聞くと、水底の泥を動かして、驚いて飛び出してくる虫や魚、小動物を捕まえるのだとか。
そういうのがコサギの漁法。
嘴の先で水面に波紋を起して、そこに寄ってくる魚をつかまえることもあるらしい。波紋漁法。
ゴイサギでもそういう漁法が観察されるという。
こちらはダイサギ。
足先が黄色くないことと嘴が黄色いことかがコサギとの違い(コサギは嘴が黒くて足が黄色)。
チュウサギとダイサギの区別は難しいが、目尻のあたりに違いがあるのだそうだ。
望遠で撮影して、あとで拡大しないとわからない。
チュウサギやダイサギはじっと待つ漁法。
アオサギもだいたいそんな感じ。
塒から出勤するみなさん。
この5羽はおそらく全部コサギだが、昨日の朝は、コサギ数羽とアオサギ1羽がいっしょに飛んでいた。
それから、この下は閲覧注意かもしれません。あしからず。
アオサギ。
大きな獲物をつかまえたはいいものの、もてあましているところ。
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