食欲と文化の秋(藤田)
きょうは、京都中央市場で年に1度行われる鍋祭りへ行った。どこからこんなにというほど人が多かった。でも、普段は入れないような市場の中を歩いて、大量のたまねぎの山やらメークインの箱などおもしろいものがたくさん見られた。
鍋は20種類くらいあり、私はかに鍋(300円)とかき汁鍋(200円)を食べた。小さいお椀くらいだろうと思っていたら、量も多くてすごくおいしい。そして、かに雑炊の最後尾について並んでいる途中で、次の予定の時間が迫ってきてあわてて会場をあとにする。
午後は京大の学祭へ。東直子さんの講演と大森静佳さんの朗読をききに。整理券を配るときいていたから、整理券をもらおうと会場へむかったが、場所がわからずにうろうろ。すると、たまたま大森さんが通りかかり、藪内くんに会場までつれていってもらった。
講演は東さんの歌ができるまでの例歌をあげてのプロセスや、本歌取りの歌の輪唱風の朗読など、楽しかった。特に最後に披露された東さんの小説の朗読がよかった。東さんの朗読の前に大森さんが登場して歌の朗読があった。耳で聴く短歌は心に直接響いてきて、泣いた。
そして、また講演のあとはおしるこやフレンチトーストなど、楽しそうな学生を羨ましく思いながらこちらも楽しんで食べた。食欲と文化の秋を満喫した1日だった。
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