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12月ももう半ば。やらねばならないことを数え上げては、茫然と遠くに目をやる日々です。何事も年内に終わればすべてよし、という気持ちでやっていますが、「終わんないよー」と泣きたくなるのも毎年のこと。そして、この歌を思い出すのも毎年のこと。

 雑然たる日々のすきまに見えきたる光の如く年を迎うる
          高安国世『光の春』(1984年)

日々のすきまにわずかな光が見えてくることを信じて一歩一歩、といつも年末にはこの歌を思います。

子どもの誕生日が1月なので、クリスマス、年末、年始、誕生日とわが家ではささやかな祭りが続き、毎年この時期は家族皆がそわそわしています。

今年は、近隣の方から、クリスマスの飾り用に常緑の枝葉を大量に分けてもらえる、ということがありました。
カイヅカイブキ、ゴールドクレスト、ブルーアイス、モミ、ヒノキ、ヒバ…
これらを適宜丸めて、針金でくくって輪っかにし、アドベントクランツというのを作りました。キリスト教の慣習では「待降節」と呼ばれるクリスマスまでの4週間、アドベントクランツに4本のろうそくを立て、毎週末、1本ずつ灯すのだそうです。私はまねごとのみで、真ん中にろうそくを飾っています。

忙しい忙しいと言いつつも、こういう遊びはしてしまう…常緑の葉はとてもよいにおいで、触っていても気持ちがいいです。ろうそくの温かい火に、「さて、がんばるか」と思うのでした。

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