ブログ

子供の頃、絵本はなかなか高価で、ほとんど買ってもらった記憶がない。
どの家庭でも似たりよったりだったので、不満も抱かず、外で泥だらけに
なって遊んでいたのだから、それもよかったのだが。

子供の本を翻訳するようになってから、「絵本のことば」「絵と言葉の関係」も
学ぶため、ずいぶん色々と買い込みました。肌になじんで、何度も読み返したくなる
絵本というのは確かにあり、また絵柄が素晴らしくて、ただ眺めているだけで
心が満たされる、という本もあり・・・。子供の頃、こんな本に触れていたら、
と、少々悔しく思う、という経験もいたしましたデス。

悪い子がいたずらをする場面だけ何度も絵本を読んでほしがる
                  川本千栄『樹雨降る』

子供が絵本と共に暮らす時間の濃さ、を思います。

先日、絵本作家の林明子さんの訃報を耳にしました。私は彼女の絵本が大好きで、
手元に置いて、眺めていることも多かったので、かなり落胆しています。
最近は確かに、新作が出ていないようでしたけど。ご冥福を祈ります。

コメントを残す

ページトップへ