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こんにちは、魚谷真梨子です。

9月12日(日)に、第11回塔新人賞・塔短歌会賞の授賞式がオンラインで行われました。

80名以上の方にご参加いただきました。
みなさま、ありがとうございました。

まず15時から第11回塔新人賞・塔短歌会賞の授賞式でした。

塔新人賞は、森山緋紗「海を縫う」
受賞のことばでは、
母との関係、祖母との関係をずっと作品にしたいと思っていた。
たくさんの人から感想をもらって不思議な気持ちになりつつも、とてもうれしかった。
とおっしゃっていました。

塔短歌会賞は、澤端節子「水の霊香」
受賞のことばの、
大好きなもの、水、境界を歌おうと思った。
自然をみつめて、そこから歌をいただいているような感覚。
という部分がとても印象的でした。

つづいて、記念座談会が行われました。

パネラーは、浅野大輝・橋本牧人・花山周子・川本千栄(司会)
第11回塔新人賞・塔短歌会賞受賞2作と、
第63回短歌研究新人賞受賞作 平出奔「Victim」
第32回歌壇賞受賞作 帷子つらね「ハイドランジア」

以上の4作品について、刺激的で熱気ある議論が展開されました。

この座談会の内容については、YouTubeにて期間限定で公開をしております。
下記URLより、動画を閲覧いただけます。(期間は本日より2週間です)

また、座談会で使用したレジュメも下記よりダウンロードしていただけます。
https://drive.google.com/file/d/1BeDkLWzzb39yIx9La2b-CeWe6VHw06B8/view?usp=sharing

休憩をはさんで、後半は交流会でした。

吉川主宰の挨拶では、先日発行された800号記念特集号についてのお話もありました。
その後、永田和宏さんに乾杯の音頭をとっていただきました。
参加者がそれぞれグラスを片手に、乾杯!

 

交流会では「選者に聞く」のコーナーが設けられました。
永田和宏さん、前田康子さんに、様々な短歌にまつわる質問に答えていただきました。
「ひと月に何首くらい歌を作るのか」という質問への回答の中で、
永田さんから、河野裕子さんが新幹線で京都から品川までの間に36首作った、というエピソードが語られました。
追記:この36首というエピソードは河野さんではなく、永田さんご本人のお話でした。訂正いたします。

他にも、「どんなときに歌を作るのか」「歌を作る時にそばに置いておくものは?」
といった質問に、永田さん、前田さんだけでなく、他の選者のみなさんにも答えていただきました。

19時半ごろにいったんおひらきとなりましたが、
その後二次会も行われたようです。

本来ならば、京都でのシンポジウムを予定した日でしたが、
オンラインではありますが、会員同士でつながり、
歌について考えを深められた、充実した半日となったのではないかと思います。

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  • 失名氏 より:

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