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このコロナ禍で、今年はお花見もできずに過ぎました。我が家の
近くにも、ちょっとした桜の名所があるのですが・・・。
そこにさえ、足を運ぶことなく。

一昨年、ちょうど桜の満開の頃に都内に用事ができ、少し迂回して、
目黒川のお花見に出かけたことを思い出しました。上の写真は、
目黒駅前の権之助坂。私は学生時代、このあたりにあった信託銀行で
アルバイトをしていたのですが、もう確たる場所がわからないほど、
変わってしまっています。

目黒川も私の記憶の中では、都市の谷間を流れる、小汚い小河川、
というイメージでしたが、見事に変貌を遂げておりました。
行き交う人々の間から、中国語や韓国語も聞こえ、欧米の人の姿も。
目黒川に掛かる新橋の上、多くの人の頭上からカメラを差しだして
撮影してみました。

  紙風船が吹かれるほどの風に浮くさくらはなびら川は吸い寄す
                 花山周子『林立』
  四階の部屋の窓より見下ろせり高き護岸の間(あひ)の目黒川
                 花山多佳子『晴れ・風あり』

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