ブログ

一週間前の地震では、本棚から本が飛び出すなどなど、部屋ががちゃがちゃになりましたが、
そんなときでも抜群の安定感を誇っていたのが辞書類。
とりわけ広辞苑第六版机上版。(隣は第七版普通版。もちろんこちらも安泰。)

十年前のちょうど今頃、当時よく遊んでいた仲間が買ってくれました。
なんでも、「あいつ、最近、短歌とかいうのつくってるらしいから、ちょっといい辞書でも買ってやろう」という話になったのだそうです。
ところが、いい辞書がどういう辞書かだれもわからなかったので、
「本屋でいちばんでっかい辞書を買ってやれ」ということになり、それで買ってくれたのが広辞苑第六版机上版。
わけがわからないまま大きくて重たいものを渡されてびっくりしましたが、これはうれしいプレゼントでした。
(電子辞書っていう便利なものもあるんだけどな、と思わないこともなかったけれど。)
 
なんと言っても字が大きいし、分冊だからなんなら二冊広げられるし、
何か調べた後にその周辺をぱらぱら拾い読みするのが面白いし、
これからもずっと使うわたしの大事な広辞苑。
 
十年前のその夜も、みんなでいつも通り、うわーっと呑んで、うわーっと騒いで、
しこたま酔っぱらって夜中に広辞苑第六版机上版を抱えて帰宅したのでした。
 

コメントを残す

ページトップへ