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今日は高安国世の命日。1984(昭和59)年7月30日に70歳で亡くなっている。

渡米してすぐに、師である高安国世先生が亡くなった。この歌集の冒頭に師の挽歌を置かなければならなくなり、これが、歌集をまとめるのをなんとなく遅らせた、もうひとつの理由であるかもしれない。
  /永田和宏歌集『華氏』 あとがき

昨年の夏、短歌を始めて以来ご指導くださった高安国世氏が逝ってしまわれた。気むずかしいけれど、あくまで一人一人の個性を尊重し、肯定する師の下で、つい自分に甘く過ごしてしまったことを深く反省するばかりである。
  /花山多佳子歌集『楕円の実』 あとがき

高安国世先生には、私がまだ学生であった頃から、つねにご親身な励ましをいただき、歌集出版の計画をご相談しました折にも、とても喜んでいただいたのですが、この七月、あまりにも突然の先生の訃報に接し、悲しみのいまださめやらぬ毎日です。
  /栗木京子歌集『水惑星』 あとがき

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  • りょうだ ゆうこ より:

    1984年といえば私は高校3年生(年令がわかってしまう・・・)
    最後の部活動に励み、大学受験の勉強よりも9月の体育祭にむけて青春してたんだと思う。
    短歌のことも、塔のことも、高安国世も知らず・・・。
    何十年後かに、短歌を作り、塔に入会し、こんな風にコメントを書いているなんてこともその頃の私は知らないのだけれど、決まっていたことなんだろうか?やっぱり不思議だ。

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