博多
博多へ行ってきました。 赤煉瓦歌会の会場となっている、福岡市赤煉瓦文化館。 あまりにもすてきで驚きました。
台風も過ぎ去ったあとで、散策するのにもちょうどいい気温でした。
川があって、橋がいくつもかかっていて。その先には海が見えました。ロマンティックな街です。
橋の見えるお店で、小さく見えるバスや車やバイク、自転車、歩いている人を眺めていました。 右から左へいく車。その向こうの橋では左から右へいく自転車。いちばん手前の橋には右から左へ歩く人。 それぞれがむかう方向やスピードが違っていて、子供が喜ぶおもちゃ(いろんなところから玉を転がしてその行方を追うようなおもちゃ)を見ているようでした。
博多は初めてだと、思い込んでいたのですが、帰りの新幹線のなかで思い出しました。
笹井宏之さんの第一歌集『ひとさらい』を語る会が博多で行われて参加したこと。 博多の街の記憶がないのは、たぶん、会場と懇親会場と駅、という点の移動だったせいか、あの会が私のなかで夢の中のことのようで、いまもふわふわしているせいかもしれません。会があったのは2008年の5月24日。笹井さんは2009年1月24日に亡くなりました。
一生に一度ひらくという窓のむこうあなたは靴をそろえる 笹井宏之『ひとさらい』
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