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「塔」4月号が届きました。
特集は3月号に続いて平井弘さんへのインタビュー「恥ずかしさの文体」後編ですね。面白いので皆さんぜひゆっくりお読みください。

さて、誌面に載るこうしたインタビューや座談会の収録のとき、録音に使っているのが上の写真のICレコーダー。数年前に塔短歌会で専用のものを購入しました。

録音したデータを文字に起こす作業を担当してくださっているのは、会員の干田智子さん。いつもありがとうございます。
文字起こしされたものを編集して、発言者全員にゲラを送って朱入れ(修正や加筆)をしていただき、それをとりまとめて整理して入稿という流れです。

今年は3月号、4月号、6月号、7月号、11月号、12月号となんらかの座談会やインタビューあるいは講演録が掲載されるので、ICレコーダーも大活躍です。

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  • 黒田長宏 より:

    「ゆっくりお読み」出来る状態はとても大切である。仕事はともかく、余暇時間においても、あれがしたいこれもしたいでは、一つ一つのテキストを理解したり気付いたり感動するところが薄まってしまうか、テレビだラジオだ録画だ雑誌だ本だと喜怒哀楽を起こしていては神経が磨り減る。一つ一つはじっくりと噛みしめて読んで行って、まだ時間があれば次をじっくりと視聴する。私などは意外になんでも取り入れたいと焦る間に何もしていない時間が多いのかも知れない。なんらかの組織にいて、会報や雑誌が配布されても、個々の会員でそれをじっくり読んでいるのかいないのかで次の号が来てしまい、その差が積もり積もってさらに大きくなっていくのだろうし、しかも、選歌したり編集をしている方々がいるわけである。そう思うと、恥ずかしさの文体というより私の関わり方が恥ずかしい気もする。リレーアンケートに気になる歌人という質問があるが、これでは私は私と答えるしかあるまい。短歌という方法は、誰かが誰かを気にするという所に発揮される、それが短さのメリットか。短いなら時間が無くてもじっくり拝見できるとも言える。そうはいっても、体調を崩されている人などの短歌が目に入ると思いは生じる。長くやっている人は出会いから、入院中の衰えまで記して行く。人生を書き記し続ける。大変な事だ。

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