ブログ

カテゴリー "塔ブログ"

 山歩きなどもするのですが、歩いていると、びっくりするほど、いろいろなところに歌碑や句碑があるなあと思います。草むらの中とか、崩れた建物の裏手とか。いままではそれほど興味がなかったのですが、この頃、面白く思えてきました。

 こちらは花巻温泉の与謝野夫妻の歌碑。

 こちらは少し前に伺った沼津の牧水の歌碑。幾山河の歌ですね。千本浜公園の中にあります。

  わがために一基の碑をも建つるなかれ 歌は集中にあり人は地上にあり
                             土岐善麿『寿塔』

 こういう考えもありますが…。
 でも、その場所に言葉が刻まれて立っているということに意味があるような気もしますし、そういうことをする人間というものを面白く思います。

 

  間もなく9月ですが、まだまだお暑うございます。
 油照りのなか、果物が実っています。
 こちらは桃。

 このようにも変身します。

 冷たいものをずいぶん食べた夏でもありました。

  桃二つ寄りて泉に打たるるをかすかに夜の闇に見ている  高安国世『街上』
 
  廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て 
                      東直子『春原さんのリコーダー』

十代または二十代の会員のみなさん、10月号の「十代二十代歌人特集」の原稿は提出済みでしょうか。〆切があさって18日(火)に迫っています!

①作品7首(タイトルつき)
②顔写真(似顔絵も可)
③エッセイ12字×17行(テーマ自由)

の3点を、担当の永田紅さんまで送ってください。メール送付でもOKです。送り先の詳細などは「塔」8月号のp.120に載っています。

隔年で組まれるこの特集、私は入会以来、21歳、23歳、25歳、27歳、29歳とぜんぶで5回参加しました。読む側にまわる今年は、みなさんの作品とエッセイを心から楽しみにしています。今からでも間に合うので、ぜひ送ってください。

写真は、この夏何度もつくった「桃モッツァレラ」。岡山の実家から白桃が次々に(しかも箱で)届いて、追いかけられるように桃を食べた幸せ。桃とモッツァレラチーズをオリーブオイル、胡椒、あればワインビネガーで和えるだけです。

まだしばらく、猛暑が続きそうですね。

こんにちは。

毎日夏ですね。当たり前ですが。
でも、当たり前のことが当たり前ではないことに気づくこの2020年です。

ラジカセの音量をMAXにしたことがない 秋風の最中に / 五島諭

たまたま入ったカフェでラジカセというものを久しぶりに見て、この歌を思い出しました。
ラジカセの音量だけではない。
自分の声も、短距離走も、長距離走も、恋も、友情も、すべて、
いつだって少しずつ気を遣って、ボリュームを下げている。
音量を下げた状態が日常化していて、
なにも感じないようになってしまっている、そんな静かな秋風が肌に触れているようです。

今年の秋風の最中には、どのような世界になっているのでしょうか。
秋は、まだまだずっと先です。

みなさんこんにちは。鈴木晴香です。
暑い日が続きますね。

あまりに暑いので、お昼休みに水遊び。
日差しを遮るものがない川など、余計に暑く、
オフィスにいた方がよっぽど涼しいのですが、
水を見ているとなにか、体の内側が冷えてゆくような気がします。

とび石の亀の甲羅を踏みわたる対岸に長く夫を待たせて/大石悦子

2012年の歌会始に選ばれた短歌です。
先にどんどん進んでしまった夫、ゆっくり一歩ずつ進んでゆく妻。
つれない夫のように見えるけれど、でも、妻が転ばないか対岸でちゃんと見守っている。
妻の方は、夫が待っていてくれるから、安心して足を踏み出すことができる。
そういうふたりの、静かな、しかし深い繋がりが見えてきます。

そしてこれは、ふたりの人生のこれまでもこれからも示しているんだろうなと思います。

私はこの時の題は「亀」だと思っていたのですが「岸」だったんですね。
そのくらい、この亀の愛らしさが印象的で、
荒神橋を渡るたびに(それは私にとって毎日の出来事ですが)、この歌を思い出すのです。

九州南部で大雨となり大きな被害が出ています。
皆様ご無事でしょうか。

止まる枝さだまるまでのかしましさ並木の楠に夕の椋鳥   鮫島浩子
嘘つかぬもののひとつに球根は土もち上げて芽を出しにけり   竹之内重信
こんなときご飯を炊いて母を待てととつさに言へば子らのうなづく   村田弘子
肩車の親子が坂をくだりつつ帰るといふ父帰らぬといふ子   森永絹子
自らを励ますように毎日の日記を書きいし小五のわれは   矢澤麻子
わがことと他人(ひと)の痛みを感じるは容易(たやす)くはなく 種しごく指   山尾春美

「塔」2020年6月号の熊本・鹿児島の会員の方の歌から。

みなさま、どうぞご無事で。
お体に気を付けて。

ブログ当番ではないのですが。

割り込みで失礼します。

ちょっと皆様にお知らせしたい件が生じまして。

京産大を退職された永田和宏氏、熊本でレタスをつくる

お仕事を始めたらしい(?)。

(写真は六月某日、某バーガーショップにて)

最近、ハイハイが上手になった娘。
ベビーベッドから降ろしたとたん、勢いよく動き回るので、
後を追いかけて、こっちがヒイヒイ言っています。
ゴミ箱とか、ソファの下とか、行ってほしくないところへまっしぐらなのは、なぜなのでしょう。

***

さて、誌面でもお伝えしていますが、
八月号の特集「河野裕子没後十年」に掲載する、
河野裕子一首鑑賞の原稿を募集しています。

締切が迫っています。
6月18日(金)必着。(メールでもOKです)

詳しくは誌上の案内をご覧ください。
この機会にぜひ、お気に入りの一首への思いをぶつけてください。

***

雨上がりの夕暮れ、虹が出ていました。

夕虹が二つ出てゐたと紅が言ふ見なくてもわかるとても淋しいから/河野裕子『蝉声』

みなさま、こんにちは。

ステイホームが続く中、オンラインでの歌会の話をよく耳にするようになりました。

そこで、塔短歌会でも、zoomの有料アカウントを取得しました。
会員の方は申請すればどなたでも利用することができます。
ぜひ、この機会にオンライン歌会を開催してみませんか。
パソコンかスマートフォンがあれば、無料で利用できます。

オンライン歌会の開催を希望される方は、
塔ホームページの「お問い合わせフォーム」に申請してください。
担当者より、連絡いたします。

さっそく大森静佳さんと鈴木晴香さんが歌会を企画されて、
すぐに定員に達したようです。

みなさまぜひご活用ください!

ページトップへ