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カテゴリー "西之原一貴"

慣れないドライブで、家族と石清水八幡宮へ。
事前の予定では、大きな道路を走ってふもとの駐車場にとめる心づもりでいたのが、
カーナビの指示にしたがっているうちに知らない山道へ進入し、焦った。
本殿のすぐ下にも駐車場があるらしく、そちらに誘導されていたのだ。
ともかく、何とかお参りすることができた。

男山の山上に立ち、淀川をはさんだ空間の広がりに圧倒される。

『古今和歌集』(889番・読人知らず)

今こそあれ我も昔は男山さかゆく時もありこしものを

に詠まれる「男山」は枕詞で、実景ではないかもしれないけれども
険しい山を登った先にある風景を知る作者の歌という気がするのは、
現代人の勝手な感覚だろうか。

わが家の食卓脇にかけている
現代短歌カレンダーの8月に、こんな歌がある。

 

旧友の一人のやうにビール瓶かたはらにあり汗をかきつつ  田村 元

 

そういえば、しばらく瓶のビールを飲んでいないなあ・・・
そんな感想とともに何度かこの歌を読み直してみると、
とても味のある歌のように思えてきた。

 

作者は、いま現在(歌の詠まれた時点)では
おそらくひとりでビール瓶をグラスにかたむけているのだろう。
ビール瓶に語りかけるように。

それにしても、結句の「汗をかきつつ」がとてもリアルだ。
表向きは、瓶の結露の比喩だけれども、
かつて汗をかきかき瓶ビールを酌み交わした友人との時間の記憶も
重ねあわされているのかもしれない。

 

いまは、連れ立って店で飲むこともはばかられるが、
その季節季節を愛で、それぞれの境遇に共感しながら
ゆっくりと酒を飲みかわせるような
そんな世界が戻ってきてほしい。

でも、どちらにしても
そういう余裕をもてることは
もうしばらく自分にはないだろうな・・・
いろいろな思いとともに、長期休暇前の最後の晩、
誰もいなくなった食卓にひとり、
ひさびさの缶ビールを味わう。

 

この週末も暑かったですね。
子ども連れの行先は悩ましく。屋内はいろいろ気を遣いますし、外は暑い!

というわけで、昨日は子とふたりでサンダルをもって鴨川にいきました。
デルタの西側だから、正しくは賀茂川?
亀石を飛んだり、浅い川のなかを歩いたり。疲れたら木陰で休憩です。
(水遊びの最中は撮影できず。ベランダで干しているサンダルの図なり)

鴨川といえば、塔9月号の永田和宏さんの作品に

 鼠捕りの鼠を水に沈めたるかの夏の日の鴨川の水

という歌があり、塔の作業の場でも話題に。
「男の子の仕事」だったのだそう。
いまだと鼠捕りは見ないし、ジェンダー的にもどうかな。
子と川遊びしている目の前を、鼠が流れてきたらびっくりしますが!

一昨日、名古屋でのシンポジウムを無事(?)終えた足で、
岐阜に帰省。家族に合流。

シンポの前に味噌煮込みを食したかったのですが、
タカシマヤの山本屋に立ち寄る余裕もなく。
岐阜での名古屋メシ。みそかつ丼、美味でした。

名古屋メシといえば、シンポジウムで取り上げた
地元名古屋の歌人 小坂井大輔さんの歌集『平和園に帰ろうよ』のなかに
こんな歌があります。

手羽先の食べかたみとりゃあこうやって持ってくわえて引き抜くんだわ

名古屋メシといえば手羽先も有名ですね。
この食べかた、話には聞いたことがありますがいまだ管見に入らず。

イベントです。概要はこちらのリンクをご覧ください!
https://toutankakai.com/event/10042/

14時からのシンポジウム(一般公開・無料)の前半は、
永田淳さんの講演「一連のなかで読むか、一首で読むか」、
後半は、なみの亜子さん・吉田淳美さんと私で
「2019年の歌集を読む」の鼎談をおこないます。
歌集をまだお読みになられていない方もお聞きいただけるように準備していますので、
ぜひお越しください! 私はこの3冊について報告します~

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車庫のお城だそうです。

週末、わが家のプラレールの仲間に
阪急電車とジェームス(fromきかんしゃトーマス)が加わり
ずっと電車遊びをしております。
いろいろ自分のなかでストーリーを作っているようです。

この週末、妻の実家のある岐阜に行ってきました。
岐阜駅近く、加納の玉性院の節分会はとくに有名とのこと。
通りにはこんなおおきな赤鬼さんが、目を光らせていました。

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目の部分は、本当にライトが光ります。
同じ通り沿いのすこし離れたところに、もう1体そびえ立っております。

すこし車で走って、今度は善光寺さん。
こちらはすこし小ぶりですが、こんな味のある鬼さんが
迎えてくれます。

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京都では壬生寺、吉田神社など
節分祭(節分会)で有名な寺社がいくつかある。
私の職場は吉田神社が近く、コンビニにもこんなポスターが貼られている。

吉田神社の節分祭にはよく通った。
あの人ごみでは、まだ小さい子を連れては難しいだろうか。

そういえば、「節分が近い」という感覚を持つようになったのは
京都に来てからのことだなあ。

それで、もともとブログに書こうと思っていたのは
とんぷくではなく、すきやきである。

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オブザーバーで参加した、ある研究会の打ち上げにて。
数年がかりの研究会の最後ということで。

お店ですきやきをいただく時にまようのは、
普通の鍋とちがって、こちらで手を出してよいのかどうか
というところ。
京都のM亭という有名店は、仲居さんがいて
大きいお肉を焼いて、取り分けてくれる。
それもプロの技である。
今回は、お肉の火が通るまでをお店にお願いして
あとはめいめいで。
どんな食べ方でも、いい肉は裏切らない。

2~3週間前、腰のヘルニアを発症した。
じつは、もともと慢性的に腰痛はあったのだが、
横になっているとき、くしゃみをしたのが引き金だったようだ。
子どもの寝相がすごくて枕をとられてしまったので、
仕方なくクッションを枕がわりにしたのもよくなかったのだろう。
くしゃみとともに、腰をはげしく打ち付けて
そのとき何かが外れたような(切れたような)感触がした。
発症して数日のうちに落ち着く気配もあったのだが、
その後は一進一退。体の右側、腰から下の痛みとしびれにつきあって
日々をやり過ごしている。
昼は座りっぱなしの仕事が多く、それもつらい。
病院から処方されたロキソニンが切れてしまったので、市販薬で代用。
とんぷくという名前はかわいいけど、痛みはかわいくない。

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