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カテゴリー "澤村斉美"

全国大会in福岡、楽しかったなあと思い出します。大会中は誌面に載せるための写真を撮っていたのですが、振り返ると自分用に撮った写真が3枚だけありました。

1枚目。行きの京都から博多までの山陽新幹線で、岡山付近で車内のワゴン販売がやって来たのを見て、思わず「ください」と言ったのがこれ。

新幹線のワゴン販売が10月末で終了というニュースを聞いていたので、新幹線名物のカッチカチのアイスクリーム、今のうちに食べておこう!と勇んだのですが、あれは東海道新幹線の話。山陽新幹線のワゴン販売は続くのでした。
販売員さんが「すぐに溶けてしまうので早めにお召し上がりください」とおっしゃったところで、カッチカチじゃないの??あれ??と気づいたのでした。同じことをする人はいるもので、前の席に座っていた若い男性2人からも「おい、車内販売終わるらしいぞ」「食べとこうや」という声が。
淡路島特産、なめらか~なヨーグルトアイスでした。おいしかったです。

2枚目がこちら。

会場の福岡国際会議場5階からの景色、博多港です。フェリーが出ていくところが見えます。韓国の釜山に行く船も出ているらしいです。ああ乗りたい。

前方に横たわっている横長の陸が、福岡市東区の「海の中道海浜公園」のあたりです。その左の、ポコンとした島が、志賀島です。あの金印の志賀島! 私は、あれはきっと志賀島、と検討がついた瞬間なぜかテンションが上がってしまって、
「志賀島ですよ!金印の!」と周りの人にもわあわあ言ったのですが、皆さんさほど感激するものでもないようで、「あ?ああ…」みたいな反応でした。勝手に興奮して申し訳ない……。名前だけ知っていた島と目の前の島とが合致したのが、たぶんうれしかったのです。時間があれば船で島に渡るんだけどなあ…

写真は撮っていないのですが、今回、会場から徒歩5分ほどのホテル博多プレイスというところに泊まりました。ここの朝ご飯が良かったです。普通の簡単なビュッフェなのですが、メニューにちょっとずつ工夫があり。すごいのが、スリランカカレーがあったこと。スリランカカレー、初めて食べました。後から調べると、スリランカカレーはココナツがベースになっているそうで、なるほど、確かに朝からでもさらさらと食べられるマイルドさ、クリーミーさでした。具はチキン。

3枚目の写真は自分の宝としておきますが、二十数年ぶりに再会した歌人と2人で撮らせてもらったもの。最後に会った時と今の間に二十数年が流れたとはとても思えず。先週飲んでさよならしたところじゃなかったっけ??とでも思えてしまうような感覚でした。不思議です。ずっとこんな感じなのかもしれません。歌のつながりはそういうところがありますね。

12月ももう半ば。やらねばならないことを数え上げては、茫然と遠くに目をやる日々です。何事も年内に終わればすべてよし、という気持ちでやっていますが、「終わんないよー」と泣きたくなるのも毎年のこと。そして、この歌を思い出すのも毎年のこと。

 雑然たる日々のすきまに見えきたる光の如く年を迎うる
          高安国世『光の春』(1984年)

日々のすきまにわずかな光が見えてくることを信じて一歩一歩、といつも年末にはこの歌を思います。

子どもの誕生日が1月なので、クリスマス、年末、年始、誕生日とわが家ではささやかな祭りが続き、毎年この時期は家族皆がそわそわしています。

今年は、近隣の方から、クリスマスの飾り用に常緑の枝葉を大量に分けてもらえる、ということがありました。
カイヅカイブキ、ゴールドクレスト、ブルーアイス、モミ、ヒノキ、ヒバ…
これらを適宜丸めて、針金でくくって輪っかにし、アドベントクランツというのを作りました。キリスト教の慣習では「待降節」と呼ばれるクリスマスまでの4週間、アドベントクランツに4本のろうそくを立て、毎週末、1本ずつ灯すのだそうです。私はまねごとのみで、真ん中にろうそくを飾っています。

忙しい忙しいと言いつつも、こういう遊びはしてしまう…常緑の葉はとてもよいにおいで、触っていても気持ちがいいです。ろうそくの温かい火に、「さて、がんばるか」と思うのでした。

こんにちは。「塔」9月号がお手元に届き始めているころかと思います。

9月号の巻末に第13回塔短歌会賞・塔新人賞の応募用紙が付くはずでしたが、付いていませんでした。編集上のミスです。会員の皆さまにおわびいたします。

賞の募集要項(9月号83頁)にも「9月号綴じ込みの応募用紙に」と書いてありますが、9月号には付いていませんのでご注意ください。

改めて、10月号の巻末に応募用紙を付けます。

すでに応募の準備をしてくださっていた皆さまにはたいへん申し訳ありません。
10月号の応募用紙をご活用ください。

賞の応募締切は11月16日(消印有効)です。

永田和宏氏を講師として「第1回土屋文明記念文学講座」が開かれます。
テーマは「ことばの力」。これから展開されていく講座の記念すべき第1回です。

日時:9月18日(日)14時~15時半
会場:群馬県立土屋文明記念文学館
 ※参加無料、申し込み締切9月2日(金)

詳細はこちらをご覧ください。土屋文明記念文学講座

群馬県立土屋文明記念文学館についてはこちら 
→ https://bungaku.pref.gunma.jp/
「塔」8月号の「八角堂便り」では小林信也さんが文学館のことを書かれています。こちらもぜひお読みください。

七夕ですね。子どもと一緒に染め紙をしました。
短冊がない… 「作ろう!」
笹がない… 「うちの前の紅葉でええやん!」
というわけで、押し入れから障子紙の余りを引っ張り出し、短冊形に切りました。
染めるのに使うのは、赤、黄、青の絵の具をそれぞれ少し水に溶いたもの。
そして、子供が今はまっている、赤い朝顔の色水。
紙を何重にも三角形や四角形に小さく折りたたみ、角を絵の具や色水に浸します。
じわじわ~っと色が広がります。
好きなように色をつけた後、そっと紙を開いていくと…
一つとして同じ模様はありません。
朝顔の色水は、ぬれているときは薄茶色に見えるのですが、乾くと淡い、美しいピンクに。これが一番の喜びでした。
青紅葉の枝にいくつも結びつけて、七夕の飾りとしました。

自分の歌を書いてみる、など。

子は「りょこうにいきたい」「ひらパ~にいきたい」のだそうです。
何か願い事を書けと子に言われて思いついたのが…「健康第一」。これに尽きます。
子どもの頃はもっといろいろ書いていたなぁ。

北辻一展さん歌集『無限遠点』を読む会へのお誘いです。

いよいよ今週末、7月10日(日)、オンラインで開催します。参加無料。

詳細はこちら、お申し込み受付中です。

北辻一展歌集『無限遠点』を読む会

雨ならば激しい音がするだろう雪降るしじまをきみと歩けり

小児科の実習室に何体もベビー・アンいてわれらを見つむ

上級医しゃがめばわれもしゃがみたり目の高さにて患児と話す

母は服を胸へと当てて折りたたむ小さな服も大きな服も

大雪で遅れてホームに入りくる汽車はカイゼル髭たくわえぬ

「塔」4月号が届き始めていることと思います。
4月号には「河野裕子・永田和宏歌碑建立基金」への寄付専用振込用紙が挟み込まれています。

4月号23ページの「お知らせ」をご参照のうえ、ご協力いただける方はこの振込用紙をご使用ください。(寄付は決して強制ではありません)

4月号の振込用紙は、会費用ではありませんので、ご注意ください。
この用紙で会費の振り込みはできません

会費は5月号に付いてくるいつもの振込用紙でお願いいたします

 

永田和宏さん出演の「ほんたうに俺でよかつたのか」が再放送されます。
3月10日(木)午後1時~1時50分 BS1にて。

東海道を歩き続ける永田さん、河野裕子さんの青春時代の日記、京都の四季、永田さんの孫たち…と時間が幾重にも重なり、じんわりと染みてくるものがあるドキュメンタリーです。永田淳さん、永田紅さんも出演されています。ぜひご覧ください。

写真は冬の京都。出雲路橋の北から望む大文字山です。(番組とは関係ありません)

録画しておいたNHK BS1「ほんたうに俺でよかつたのか」を見終わったところです。とてもよかったです。トーストにバターを塗っている河野さんの写真、初めて見たなぁ…

1月半ば発行の『現代短歌03 永田和宏の現在』もちらっと出てきました。
塔の歌人も多く執筆しているこちらも、ぜひお読みください。

あんまり言うとネタバレになってしまうので書きませんが、一つだけ。
永田さん、味噌汁にニンジンは入れます。ぜんぜん間違いじゃないです。おいしいです。

今日は11月号の再校、12月号の割付作業でした。京都市のこどもみらい館の会議室を借り、20名ほどで実施。再校は、人数が少ないと全体を1回りか2回り見るのがやっとです。コロナ下では苦心することが何度かありました。今回の人数では、余裕で3回り見ることができました。初参加の方もいらっしゃり、ありがたいことです。「塔」の何かを手伝ってみたいという方、ぜひ再校においでください。

さて、私は割付担当です。これが12月号の原稿の束だ!

どの欄をどこに配置するか考え、台割表というのに書き込んでいきます。けっこう頭を使うので、一仕事した後にはかなりおなかがすきます。月末にさらに選歌欄評などの原稿を追加します。今回は全体で264頁+「塔のひろば」になる見込み。ずっしりしたのが皆さんのお手元に行きますから、どうぞお楽しみに。

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