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カテゴリー "鈴木晴香"

こんにちは。鈴木晴香です。

短歌を作り始める前から、そして今もたびたび、寺山修司の短歌を読み返しています。

しかし、寺山が中学生・高校生の頃に作っていたという俳句をまだ読んだことがなく、どのような作品だったのだろうと興味を抱いて、このような本を買いました。

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『寺山修司コレクション1 全歌集全句集』(思潮社)1992
インターネットの古書店で見つけたものです。

寺山は同じテーマを短歌や演劇、映画とジャンルを超えて繰り返し表現していますが、俳句にも見たことのあるシーンが出てきてどきっとします。

枯野ゆく棺のわれふと目覚めずや

この俳句は、歌集『田園に死す』の短歌を想起させます。

売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき

「柱時計」は「われ」だったのか。
そう思うと、この短歌に漂う不穏さがより一層濃くなるようです。

お久しぶりです。鈴木晴香です。
桜も満開ですね。

今日は、大阪の枚方にある蔦屋書店に行ってきました。
吹き抜けの書棚に目を奪われます。

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書店といっても、ここはHIRAKATA T-SITEという複合施設。
本はもちろん、レストランや、アクセサリー、雑貨など、たくさんのものが揃っていて、ビル全体が本を中心にした一つの街のようです。

中でも「子どもと学び」というフロアが素敵。
絵本や、なぞなぞの本、親御さん向けの育児本などが書棚いっぱいに詰まっていて、
そこにいる子どもたちはまるで、おもちゃと戯れるように本を開いてはしゃいでいるのでした。

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寝っ転がりながら本を読める、秘密基地のようなところもあります。

こんな風に、子供の頃から本と楽しく触れ合う時間を過ごしたら、
きっと、本屋さんに通う大人になるだろうなあと思って嬉しくなります。
私にはこういうところなかった、とちょっと悔しい気持ちです。

新年あけましておめでとうございます。
皆さまにとって、素晴らしい一年になりますように。

今回からブログ担当のひとりに加わりました鈴木晴香です。
どうぞ宜しくお願いします。

さて、私は新年を東京で迎えました。
東京といえば、『短歌研究』1月号で「平成大東京競詠短歌」という特集が組まれています。85年振りに復活したというこの企画、23人の歌人が各々縁のある区を詠っています。
それぞれの区の個性とそれぞれの歌人の個性が混ざり合って、渦まくような〈大東京〉を作り上げていると思いました。

〈大東京〉の中でも、私はどちらかというと下町のほうを守備範囲としています。
というわけで今日は、台東区西浅草の等光寺を訪ねました。
ここには石川啄木の歌碑があります。

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浅草の夜のにぎはひに
まぎれ入り
まぎれ出で来しさびしき心

群衆の中にあっても孤独であるということ、群衆の中にいるほうが、より一層孤独であるということ。
世界中の孤独を集めたような、深いさびしさの共感があるように思います。

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歌碑の解説によると、ここ等光寺は石川啄木の友人であった歌人・国文学者の土岐善麿の生家で、その縁で啄木の葬儀、一周忌追悼会が行われたということです。

ところで、冒頭の「平成大東京競詠短歌」では、福島泰樹さんが台東区を詠っています。

台東区むかし下谷區浅草區「花」と「女」の合併あわれ
消えていったは彼(あれ)は菖蒲か浅草の 月光町とう韻(ひびき)かなしも

啄木が歌った東京は、「むかし」の、「消えて」ゆく前の浅草でした。

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一方、今日の浅草。
孤独を感じる余裕もないくらいの、初詣の混雑です。

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