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カテゴリー "永田淳"

8月です。
8月と言えば、全国大会です。
8月と言えば、僕・永田淳の誕生月です。
8月と言えば、河野裕子短歌賞の〆切り月です←これが今回のメイン。

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8月17日が〆切りとなっています。みなさん、是非とも奮ってご応募ください。僕への誕生日プレゼントのつもりで♪(どんなお願いですか、それは)
詳細は↓下記をご覧下さい。webからでなくても、応募用紙をダウンロードするなどしても応募いただけます。
https://www.eventscramble.jp/e/kawano

よろしくお願いします。

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現代歌人集会という歌人団体があります。創始者はみなさんご存知、高安国世…であるにも関わらず、数年前まで理事に塔の会員はほとんどいませんでした。最近は結構多い。

さて、その春季大会が7月16日(月)に奈良県で行われました。一年を二つに分けると、7月はまだ春だとのこと。150名以上の参加者があり、大盛況でした。タイトルは「万葉に遊ぶ」

面白かったのは内藤明さんの講演。やはり国文の大学教授だけあって、80分間、時に笑いもとりながら、話しつづけられました。

なかでも最も印象に残ったのが、昔は「奉和歌」という、掛け合いがあって(いわゆる相聞歌)、お互いに歌を詠み合っていた。

   大津皇子、石川郎女に贈りし御歌一首
あしひきの山のしづくに妹待つとわれ立ち濡れぬ山のしづくに (107)
   石川郎女、和(こた)へ奉(まつ)る歌一首
我を待つと君が濡れけむあしひきの山のしづくにならましものを (108)

こんな例を引き合いに、昔は歌がもっと開かれていた、閉じていなかった、ということを強調しておられました。

そこでちょっと思ったことを。
歌は、ひいては文学は一人で悶々と創る、孤独な営為である、そんな風に思われている節がある。けど、それはけっこう最近のことじゃないかな。大岡信が『うたげと孤心』でも書いてるように、昔は「うたげ」で歌がうたわれていた。だから万葉集でも宴会の歌がやたらと多い。歌は個人が創るものじゃなく、場が創り出すもの、そんな意識があったんじゃないかな。だから「座」の文学とも言われる。明治以降に西洋文学が入って来て、そこで個人の才能でもって作られるのが「文学」だ、という風に移行する。

特に連歌や連句は一人では成り立たない詩型で、そこから派生した俳句なんてもう完全に一人だけの文学ではない。そんなことを思ったり。普段の歌会もどこかでそんな機能を果たしているように思う。

で、来月は全国大会!去年評判の良かった夜の勉強会(???)を今年もやります。今年はずばり「歌仙」、連句ですね。前置きが長くなりましたが、つまりはそういうことでした。

今年はオプショナルツアーに参加すれば僕の誕生日だったのですが、(主に金銭的な理由で)僕はオプショナルツアー不参加です。。。。

池田行謙歌集『たどり着けない地平線』を読む会を行います。

詳細は写真を見てもらえればいいのですが、

日時 6月16日(土)13:30〜17:00
会費 1000円 懇親会費4000円
会場 中野サンプラザ 8F研修室4
第1部 小笠原諸島のスライドショー(これまでの歌集を読む会ではあまり類例のないパターン!)
第2部 パネルディスカッション
奥村晃作(コスモス)
富田睦子(まひる野)
乙部真実(塔・柊と南天)
司会 永田淳
第3部 会場発言
総合司会 加茂直樹

まだ残席ありますので、ご都合の付く方、お出でください。また歌集をお持ちでない方にもお送りしますので、遠慮なくお申し出下さい。

3月号の方舟にも書きました「柊と南天」の初企画でもあります。何とか盛会にしたいものです。みなさん、よろしくお願いします。

問い合わせ・申込先は
青磁社 永田淳 075-705-2838まで
歌集批評会フライヤー[1]

 

 

 

_DSC0225今日は実家でMBSのドキュメンタリーの撮影があり、立ち会っておりました。父が海外出張中を狙っての撮影(なんで留守宅を襲うんだろう?)
イメージシーンを2カット撮影するだけなのに、ほぼ丸一日。テレビ番組って気軽に見てるけど、その裏側は本当に大変。1時間番組のために10ヶ月ほど追っかけられるらしいです。
ディレクターさんと、四方山話をつれづれに話していて、一番興味深かった発言がタイトルの「無音を録る」でした。

イメージシーンしか撮らないのに、なんで音声さんがずっとマイクを向けてるんだろう、と不思議に思いディレクターさんに訊いて返ってきた答が「無音を録る」です。

インタビューなんかでまだ話が続いてるけど、音声がカットされてほんの少しの時間、口だけが動いているようなタイミングってありますよね。そこに「機械的な無音」を入れるとかなり違和感が出るそうです。そういったシーンでは、そこの家で録音した無音を挿入すると、違和感がなくなるそうです。なんとなく、雰囲気としては分かるけど、面白いですよね。

「無」ってなんでしょうね。完全な無色、無音、無味、無臭っていうのはあるんでしょうか。真空にだって真空がある、という考え方をすれば…色即是空、みたいなことにもなって、って混乱しちゃいますね。

けれども、そんな哲学かぶれのごちゃごちゃはおいといて、「無音を録る」って格好いいなぁ。

番組は毎日放送の映像という番組。
https://www.mbs.jp/eizou/
8月に放映されるようです。関西ローカルなので、関西以外の方にご覧いただけないのが残念ですが。

再度の宣伝にて失礼します。

今週末の3月4日(日)に 『午後の庭』刊行記念 永田和宏×江戸雪 トークイベント&サイン会 が蔦屋書店の梅田店にて開かれます。

まだ若干、残席があるそうです。江戸さんが舌鋒鋭く切り込む筈ですので、みなさん奮ってご参加ください。

詳細および申し込みはこちら
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/01/post-443.html

または青磁社・永田(075-705-2838)でも結構です。

蔦屋書店梅田店さんは、この前から「塔」の本誌も置いて下さっています。また短詩型の書籍もかなり充実していますので、イベントに参加できないという方も一度覗かれてもいいかもしれません。ちなみに短詩型の棚の担当者は俳人でもいらっしゃいます(暴露しちゃっていいのかな?)

ではみなさんのお越しをお待ちしています。

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宣伝にて失礼します。

京都造形芸術大学にある劇場「春秋座」にて、祗園甲部の「都をどり」が開催されます。
それに伴って、都をどり短歌賞が行われます。

募集要項はこちら

http://www.creativewriting.jp/miyakouta/index.html

投稿は無料、短歌賞に選ばれると同大学の春秋座へと続く回廊の大きなガラス面に作品がカッティングシートにて展示されます。
また都をどりの観覧券も副賞として出ます。

募集は3月4日までと短いですが、みなさん、是非どしどし応募してください。

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寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。統計を取り始めて以来最も多いインフルエンザの患者数だとか。どうぞ皆様、お大事に。

京都も先週の金曜の晩に結構な雪になりました。(東京で交通麻痺が起こったほどは降ってませんし、ましてや北海道、東北や北陸などの比ではありませんが)

写真はそんな金曜日の一枚。雪が降ると写真を撮るのが楽しくなりますね。寒いのはそんなに苦手じゃないのですが、指先が痛く動かなくなるのが辛いところ。

叡電岩倉駅の一枚。

河野裕子に

さびしさよこの世のほかの世を知らず夜の駅舎に雪を見てをり  『歩く』

の一首があり、これはこの岩倉駅のことだと頭から思い込んでいたのですが、この一首前に

木造の駅舎の梁の丸時計 乗り継ぎて雪の支線に入る  『歩く』

とあって、岩倉駅から支線はないので違うことに今更ながら気づいた次第。

となると、この「夜の駅舎」は叡電の宝ヶ池駅かな、などと考えています。宝ヶ池駅からは八瀬方面と鞍馬方面に分岐するのです。ローカルな話題ですねぇ。ちなみにこの叡電沿線には吉川・前田夫妻も住んではります(と、ここで京都弁)。

昔は寒いのが嫌いだったのですが、冬は寒くならないとやっぱり困ったものだな、と思うようになってきました。
けど、やっぱり暑い方が好きだなぁ。

1月14日(日)午前5時からNHKのEテレ「こころの時代」で「いのちを詠(うた)う」(永田和宏出演)が放映されましたが、その再放送があります。

http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2018-01-20/31/10711/2008301/

1月20日(土)午後1時〜

見逃された方はどうぞこの機会にご覧下さい。(かく言う私も見ていません)

永田和宏さん

また梅田の蔦屋書店で「永田和宏×江戸雪「午後の庭」刊行記念トークイベント&サイン会」が行われます。
こちらは3月4日(日)午後2時〜

http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/01/post-443.html
関西近県の方は是非お越し下さい。

以上、告知ばかりになってしまいました。それじゃああまりにつまらないので水仙に雪がちらついている写真でも。。
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では今年もどうぞよろしくお願いします。

皆様

既報の通り、『永田和宏作品集Ⅰ』およびこれまでの全業績に対して、現代短歌大賞が贈られることが決定いたしました。

授賞式は
12月14日(木)18時〜
学士会館(東京神田) https://www.gakushikaikan.co.jp
会費 10.000円

また二次会も近くで行います。
21時頃〜

ご参加いただける方は
授賞式のみ
授賞式・二次会とも
二次会のみ
のいずれかで、12月6日までに永田淳までご連絡ください。

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なお、写真は本文とはまったく関係ありません。博多のせいもん払い。写真倉庫からの掘り出し物です。

昨日(10月29日)は大阪歌人クラブの秋の大会でした。

台風22号が接近する中、大阪天満橋にある「エルおおさか」へ。(カメラを持参していなかったので写真はなしです)

台風の影響もあり、諸結社のもろもろの行事が重なったようで、出席者はいつもの半分以下とのこと。人数が少ないのは寂しいながら、アットホームな雰囲気。塔からは山下洋さん、落合けい子さん、朝井さとるさん、大地たかこさん、長谷部和子さんと永田が参加。

安田純生さんの講演が抜群に面白かったので、レジュメを紹介。(ブログで紹介するならもう少しまともな字で書き込みするべきだった…)実はトラブルがあって、安田さんが講演することが決まったのは4〜5日前とのこと。安田さんは一度原稿に書いたことや、どこかで話したことは繰り返さないという主義とのこと。急遽決まった講演なのに手持ちのネタではなく、短期間でこれだけ綿密なレジュメもすごい。

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会場のエルおおさかのある天満橋近辺がどのように詠われてきたか、というお話。この近辺は昔は「大江岸」と呼ばれていた、今では少し内陸になっているが昔は海辺であって、ここから魚介類が京の都に船に乗せて運ばれ、京都から船に乗って人が下って来ていた。というようなことを、多くの資料を基に説明される。「岸」は海辺の岸という意味もあるが、「山岸」などというように「崖」の意味もあったという。天満橋より南は上町台地といわれる高台なので、この「大江岸」はその二つの意味であった、など。

そして「大江岸」がどのように歌枕となっていったか。最初に大江岸が詠われるのが良暹法師の一首(レジュメ1枚目なかほど)で、大江岸は生駒山と対になって詠われるようになる、あるいは源氏物語の須磨の段を典拠として松が対になる、など詳細は書き切れませんがともかく実証的に、まるで推理小説を繙くように説明されるのがとても楽しく、1時間20分ほどがあっという間に過ぎてしまいました。

台風が近付いているので帰りの交通のことも考えて会は早めに解散。その後、塔のメンバーと喫茶店で1時間ほどお茶を飲んで帰りました。

帰宅途中、出町柳で乗り換えて発車を待っていると模試帰りの長男が乗ってきてびっくり。

そんな日曜でした、というご報告です。

前にもお知らせがありましたが、来る11月11日に河野裕子短歌賞の表彰式およびシンポジウム「選ばれる歌のポイント、私の作歌法」が行われます。お時間のある方は是非お越し下さい。詳細はこちら

https://www.eventscramble.jp/e/kawano

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