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カテゴリー "梶原さい子"

 今日の仙台歌会は、前半は歌会、後半は佐藤涼子さんの『Mignight Sun』の
批評会でした。
 佐藤陽介さんと、浅野大輝さんと、梶原さい子がパネリストをつとめました。
 22名の参加で、全員の発言を聞くことができました。
 内容については、方舟をお待ち下さい~。

 他結社からの参加もあり、歌会も含めて、面白かったです。
京都から、江戸雪さんも来られました。
 
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 今日、引かれた歌から。

 このところ寒くなったと意味もなく笑う寂しい惑星の朝
 安全な場所から頑張らなくていいなんて言うなよ まだ生きてやる 
 掌にカフェオレボウルあたたかくまた幸せを願ってしまう
 

 

 このまえの土日、大阪の堺市に行ってきました。
 塔内グループ、テルミニのみなさんとです。
 いつもは、ネットでやりとりをしているのですが、2年に一度、
オフ会をしています。
 
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 雨の中、晶子さんのお出迎え。

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 堺は、与謝野晶子の生家があったところです。

   海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家

 「さかい利晶の杜」の中にある、晶子記念館もおもしろかったです。

 それから、刀や庖丁をつくっていらっしゃる水野鍛錬所で、庖丁を鍛えるところを
見せていただきました。

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 ほんとに貴重な体験でした。
 
 堺は、中世・近世の貿易・商業の都市でもありましたし、見どころが多い、不思議なまちでした。

 

 8月ももう10日。

 いよいよ来週が、塔の全国大会です。

 今年の会場は福島の郡山市。19日土曜日の15時半からは、福島にお住まいの玄侑宗久さんのご講演があります。タイトルは「無常とあはれ」。何か、とても大切なお話をうかがえるような気がしています。

 さて、玄侑さんは、お坊さんであり、芥川賞作家でいらっしゃるわけなのですが、大会ご参加の皆様もそうでない皆様も、『光の山』と『無常という力』、お読みになりましたかね。まだの方は、ぜひぜひ。

 そして。

 私、玄侑さんの作品の中で、『中陰の花』が、とても好きです。「中陰」とは仏教用語だそうですね。15年前くらいに、芥川賞をとられたときに読んだと思うのですが、読み返してみて、うーん、こういう作品を読みたいのだなあとほんとに思いました。生と死の物語、なのですが、不思議な明るさがある。

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 こちらも興味がありましたらお読み下さい。

 ちなみに、全国大会一日目(19日土曜)の午後(13時~17時)のプログラムには、塔短歌会以外の方も参加できます。詳しくは、7月27日の荻原さんのブログをご覧下さい。

 夏だ!祭りだ!ということで、東北の北の方の祭りに出掛けてきました。
まずは、秋田の竿灯。

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 明かりが灯ると、確かに稲穂のようです。米どころの祭りだなあと思います。この竿を額に乗せたり、腰に乗せたりしてバランスを取るのですが、たいへんな技でした。美しい祭りでした。

 こちらは、ババへラアイス。
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 あちこちの辻に、人生のお姉様たちが座って、アイスを売っていらっしゃいます。その場で盛りつけてくれます。
 秋田に行きましたらぜひ。

 そして、青森へ。ねぶたです。
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 せっかくなので、ハネトになって、跳ねてきました。
祭りには体力ないとなあ、と、実感しつつ帰ってきました。

  逝く夏を惜しめとこそは鳴るならめ踊り太鼓の夜半につづきぬ
                    上田三四二『湧井』

本日。(もう昨日ですね)
仙台歌会がありました。

選者派遣で、花山多佳子さんがお見えになりました。
そして、盛岡から、日月の清水亞彦さん。
総勢15名で歌会をしました。
題詠の題は「柱」。
うーん。なかなかに面白かったです。
蚊柱、列柱、貝柱、脊柱、人柱……。
詳しくは、2か月後?の、塔誌の「歌会記」をお待ち下さい。
その後は、懇親会です。

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まあ、いつものごとく、盛り上がります。
でも、うれしい楽しいばかりではなく、
花山さんを囲んで、まじめな話だって、しないことはない!!

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「柱」と言えば、
あのお歌。先週、淳さんも引かれていましたが、

大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり
                       花山多佳子『木香薔薇』

ですね。

そして、清水さんの一首を。(「柱」の歌ではないですが……)

それぞれのじかんと思ふときのまの柊いづれつましき花屑
                      清水亞彦 「現代短歌」2017/4

ありがとうございました。

             

 えー。防人の島に行ってきました。
 古代の要塞にのぼってきました。 

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 ほんとに美しいところでした。
 感慨深かったです。

 町は、韓国の方でいっぱい。すぐそこですものね。釜山まで、船で一時間ちょっとなんだとか。

 こちらはヤマネコ。

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 いい感じにお休み中でした。

水鳥の立ちの急ぎに父母(ちちはは)に物言(は)ず来(け)にて今ぞ悔しき

父母が頭(かしら)掻き撫で幸(さ)くあれて言ひし言葉(けとば)ぜ忘れかねつる
 
笹が葉のさやぐ霜夜に七重着(か)る衣に増せる子ろが肌はも

                        (「万葉集」巻二〇 防人歌)
 

 

 ブックカバーや栞をいただくことがあります。
 ポップな手作りだったり、古い着物を仕立て直してくださったり……。

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 それで、気付いたのですが、そのカバーのイメージが、いつしか本のイメージと重なってくるんです。つまり、あとでカバー無しでその本を読んだときにも、カバーの柄がちらつくといいますか。

 今は、ブックカバー自体に、文芸作品が掲載されていたりもしますよね。 
 ブックカバー。いつ頃からあるものなのでしょう~

曇天のやうな薄紙はがしつつ復刻本をさはる、みる、とづ
                        前川佐重郎『天球論』

卓上の本を夜更けに読みはじめ妻の挟みし栞を越えつ 
                        吉川宏志『夜光』 

 まったくもって私事ですが、数日前に弟が結婚しました。
 姉が言うのはなんですが、あたたかくて楽しい披露宴でした。

 こちらは、ホテルの窓から見えた朝の様子 
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 弟は二人いまして、下の弟は8才下なので、(頼まれもしないのに)おぶって歩いて、あげくの果てに転んで押しつぶし泣かせたりしていました。
 そういうこともありまして、感無量でした。

  きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えんとする  
                         寺山修司『血と麦』
  これの世にふたりしあらば大いなるふろしきとなり人を包めよ
                         池田はるみ『婚とふろしき』

 率直な結婚の歌も、いいなあと思った次第です。 

  

 気仙沼に福よしという有名なお店がありまして、先日行ってきました。
もう、食べきれないくらい、お刺身、いろりで焼いた魚、等々いただいてきたのですが……。
そこにあったほやの照明です。

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 見とれてしまいました。きれいで、せつなかったです。

 小学生の夏などには、ほや剝きの手伝いなど、しましたね。

    風更(ふ)けて星遊ぶ濃きひかりあり海鞘食みてこそみちのくの酒 
                          馬場あき子『青椿抄』

    手榴弾作動の仕方も知らぬまま生きて初秋の海鞘(ほや)を食みおり
                            三井修『砂幸彦』

 

 淳さんのいちょうも輝いてましたが。
 金色繋がりで。

 最寄り駅に、ある朝、現れた金色のポスト。
 
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 塔への毎月の詠草は、朝、駅のポストへ入れることが多いのですが、
10月は、まだ、赤のポストでした。
 11月の詠草は、ここから出発です。なにかすばらしいことがありそうです。

 なにしろ、日本の穀倉地帯ですので、金色の稲穂のイメージかと思われます。

     俺らしくないなないなとポストまで小さき息子を片手に抱いて
                         佐佐木幸綱『反歌』

     不実なる手紙いれてもわが街のポストは指を噛んだりしない
                         杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』
   

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