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カテゴリー "梶原さい子"

 ずっとたずねたかった、根岸にある子規庵に行ってきました。
 子規が、亡くなるまでの8年半を暮らしたお宅です。
 戦災で焼失しましたが、5年後の昭和25年に、ほぼ当時のままに再建されたそうです。
 
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 ちゃんと、子規が寝ていたように、横たわり、ガラス窓の外のヘチマの棚やお庭を眺めてきました。
 こちらが頭でしたよ、と、受付の方が教えて下さいました。

 そう。そうなんです。その受付の方にお会いしてびっくり!!!
 未来のさいとうなおこ さんでした。
 ボランティアで、月1~2回ほど、いらっしゃっているとのこと。
 なんたる偶然。
 まさかの、うれしい遭遇でした。
 キャーキャー言ってしまいました。
 さいとうさん、ほんとに子規のことが、子規庵のことが、好きなんだなあということが伝わってきました。
詳しくいろんなことを教えて下さいました。ありがたい時間でした。

  朝な夕なガラスの窓によこたはる上野の森は見れど飽かぬかも
  ビードロのガラス戸すかし向ひ家の棟(むね)の薺(なづな)の花咲ける見ゆ
                              正岡子規

 日本歌人クラブ創立70周年の記念シンポジウムのお知らせです。

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 第一弾は盛岡で行われます。
 6月23日(土)12時半~17時。プラザおでって(盛岡市観光文化交流センター)にて、です。
 テーマは、「短歌は救済になり得るか」…うーん。難しいですね…。
でも、いろいろな角度から考えていきたいと思います。

 プログラムは、まず、三枝昻之さんの基調講演「啄木が短歌に求めたもの」があり、次に、トークセッションがあります。千葉聡さん、三川博さんとともに、私も参加させていただきます。コーディネーターは今井恵子さんです。
 そして、三枝さん、長澤ちづさん、三原由起子さん、八重嶋勲さんによる、実作のワンポイントアドバイスがあります。

 翌日は、三枝さんと、啄木記念館の館長である森義真さんと巡る啄木ツアーもあります。
 よろしければ、ご参加ください。

 

 山形県上山市の斎藤茂吉記念館が、本日(もう、昨日でした…)、リニューアルオープンしたそうです。
 展示の中身も、テーマ別になるなど、大きく変わるようです。 
 入り口付近にある、茂吉の肉声を聞けるコーナーは、きっと、存在し続けていると思いつつ…。
 それから、「茂吉の隠れた名品展」という特別展も行われるようです。

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 記念館は、開館して50年経ったそうなのです! ちなみに、茂吉が没してから、今年で65年です。

 ぜひ、お出かけ下さい。(特に、関係者というわけではないのですけれど…)

 茂吉記念館の歌と言えば、もう、こちらですね。

  茂吉像は眼鏡も青銅(ブロンズ)こめかみに溶接されて日溜まりのなか  
                          吉川宏志『青蟬』
 

 まだ雪が降っていない頃の、少し前の写真ですが…
 白鳥がたんぼに来ていました。

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 私が住んでいるところには、近くに沼というか湿地があって、鳥がたくさんやってきます。
たくさんってどれくらいかというと、雁が10万羽とかいうレベルです。

 とにかく、たくさん、鳥を見ます。

 白鳥は、近くの川にもいますが、こうして田んぼにもいます。

 なんというか…首を伸ばして、すっくと立っているときは、いいのですが、
田んぼにうずくまっているのを見ると…結構なボリュームです。すごい大きいウサギみたいな。
 うーむ…と思いながら眺めています。

   白鳥のまどろむ湖を手のひらが飛びてゆくなりたれのてのひら  渡辺松男『泡宇宙の蛙』

   

 先週から断続的に雪が続いています。
 日中、晴れても、また、夜から明け方にかけて降るなどしているので、
緊張しながら、毎日運転しています。

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 それで、というわけでもないのですが、
車の中で今聴いているのは、アイヌの歌です。
 これが、いいんです。すごく楽しくなってくる。
民俗芸能として採録したものだと思うのですが、手拍子に合わせて、賑やかに輪唱したり、斉唱したり。

 いろんな歌の種類がありますが、たとえば、「ウポポ」というのは、
「湧き立つようにみんなで歌い合う」という意味なんだそうですが、
まさにそんな感じです。

   イーカーホー ハ ウトコッセ

   ウレウレルンネー イ チャーラセー

    (のように聞こえます)

 同じフレーズをひたすら繰り返すのって、気持ちいいんですよね。
 春がやってきて、みどりが、いのちが、湧き出てくるような、そんなイメージに持って行かれながら、雪の中を運転しています。

 今日の仙台歌会は、前半は歌会、後半は佐藤涼子さんの『Mignight Sun』の
批評会でした。
 佐藤陽介さんと、浅野大輝さんと、梶原さい子がパネリストをつとめました。
 22名の参加で、全員の発言を聞くことができました。
 内容については、方舟をお待ち下さい~。

 他結社からの参加もあり、歌会も含めて、面白かったです。
京都から、江戸雪さんも来られました。
 
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 今日、引かれた歌から。

 このところ寒くなったと意味もなく笑う寂しい惑星の朝
 安全な場所から頑張らなくていいなんて言うなよ まだ生きてやる 
 掌にカフェオレボウルあたたかくまた幸せを願ってしまう
 

 

 このまえの土日、大阪の堺市に行ってきました。
 塔内グループ、テルミニのみなさんとです。
 いつもは、ネットでやりとりをしているのですが、2年に一度、
オフ会をしています。
 
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 雨の中、晶子さんのお出迎え。

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 堺は、与謝野晶子の生家があったところです。

   海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家

 「さかい利晶の杜」の中にある、晶子記念館もおもしろかったです。

 それから、刀や庖丁をつくっていらっしゃる水野鍛錬所で、庖丁を鍛えるところを
見せていただきました。

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 ほんとに貴重な体験でした。
 
 堺は、中世・近世の貿易・商業の都市でもありましたし、見どころが多い、不思議なまちでした。

 

 8月ももう10日。

 いよいよ来週が、塔の全国大会です。

 今年の会場は福島の郡山市。19日土曜日の15時半からは、福島にお住まいの玄侑宗久さんのご講演があります。タイトルは「無常とあはれ」。何か、とても大切なお話をうかがえるような気がしています。

 さて、玄侑さんは、お坊さんであり、芥川賞作家でいらっしゃるわけなのですが、大会ご参加の皆様もそうでない皆様も、『光の山』と『無常という力』、お読みになりましたかね。まだの方は、ぜひぜひ。

 そして。

 私、玄侑さんの作品の中で、『中陰の花』が、とても好きです。「中陰」とは仏教用語だそうですね。15年前くらいに、芥川賞をとられたときに読んだと思うのですが、読み返してみて、うーん、こういう作品を読みたいのだなあとほんとに思いました。生と死の物語、なのですが、不思議な明るさがある。

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 こちらも興味がありましたらお読み下さい。

 ちなみに、全国大会一日目(19日土曜)の午後(13時~17時)のプログラムには、塔短歌会以外の方も参加できます。詳しくは、7月27日の荻原さんのブログをご覧下さい。

 夏だ!祭りだ!ということで、東北の北の方の祭りに出掛けてきました。
まずは、秋田の竿灯。

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 明かりが灯ると、確かに稲穂のようです。米どころの祭りだなあと思います。この竿を額に乗せたり、腰に乗せたりしてバランスを取るのですが、たいへんな技でした。美しい祭りでした。

 こちらは、ババへラアイス。
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 あちこちの辻に、人生のお姉様たちが座って、アイスを売っていらっしゃいます。その場で盛りつけてくれます。
 秋田に行きましたらぜひ。

 そして、青森へ。ねぶたです。
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 せっかくなので、ハネトになって、跳ねてきました。
祭りには体力ないとなあ、と、実感しつつ帰ってきました。

  逝く夏を惜しめとこそは鳴るならめ踊り太鼓の夜半につづきぬ
                    上田三四二『湧井』

本日。(もう昨日ですね)
仙台歌会がありました。

選者派遣で、花山多佳子さんがお見えになりました。
そして、盛岡から、日月の清水亞彦さん。
総勢15名で歌会をしました。
題詠の題は「柱」。
うーん。なかなかに面白かったです。
蚊柱、列柱、貝柱、脊柱、人柱……。
詳しくは、2か月後?の、塔誌の「歌会記」をお待ち下さい。
その後は、懇親会です。

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まあ、いつものごとく、盛り上がります。
でも、うれしい楽しいばかりではなく、
花山さんを囲んで、まじめな話だって、しないことはない!!

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「柱」と言えば、
あのお歌。先週、淳さんも引かれていましたが、

大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり
                       花山多佳子『木香薔薇』

ですね。

そして、清水さんの一首を。(「柱」の歌ではないですが……)

それぞれのじかんと思ふときのまの柊いづれつましき花屑
                      清水亞彦 「現代短歌」2017/4

ありがとうございました。

             

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