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カテゴリー "梶原さい子"

本日。(もう昨日ですね)
仙台歌会がありました。

選者派遣で、花山多佳子さんがお見えになりました。
そして、盛岡から、日月の清水亞彦さん。
総勢15名で歌会をしました。
題詠の題は「柱」。
うーん。なかなかに面白かったです。
蚊柱、列柱、貝柱、脊柱、人柱……。
詳しくは、2か月後?の、塔誌の「歌会記」をお待ち下さい。
その後は、懇親会です。

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まあ、いつものごとく、盛り上がります。
でも、うれしい楽しいばかりではなく、
花山さんを囲んで、まじめな話だって、しないことはない!!

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「柱」と言えば、
あのお歌。先週、淳さんも引かれていましたが、

大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり
                       花山多佳子『木香薔薇』

ですね。

そして、清水さんの一首を。(「柱」の歌ではないですが……)

それぞれのじかんと思ふときのまの柊いづれつましき花屑
                      清水亞彦 「現代短歌」2017/4

ありがとうございました。

             

 えー。防人の島に行ってきました。
 古代の要塞にのぼってきました。 

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 ほんとに美しいところでした。
 感慨深かったです。

 町は、韓国の方でいっぱい。すぐそこですものね。釜山まで、船で一時間ちょっとなんだとか。

 こちらはヤマネコ。

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 いい感じにお休み中でした。

水鳥の立ちの急ぎに父母(ちちはは)に物言(は)ず来(け)にて今ぞ悔しき

父母が頭(かしら)掻き撫で幸(さ)くあれて言ひし言葉(けとば)ぜ忘れかねつる
 
笹が葉のさやぐ霜夜に七重着(か)る衣に増せる子ろが肌はも

                        (「万葉集」巻二〇 防人歌)
 

 

 ブックカバーや栞をいただくことがあります。
 ポップな手作りだったり、古い着物を仕立て直してくださったり……。

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 それで、気付いたのですが、そのカバーのイメージが、いつしか本のイメージと重なってくるんです。つまり、あとでカバー無しでその本を読んだときにも、カバーの柄がちらつくといいますか。

 今は、ブックカバー自体に、文芸作品が掲載されていたりもしますよね。 
 ブックカバー。いつ頃からあるものなのでしょう~

曇天のやうな薄紙はがしつつ復刻本をさはる、みる、とづ
                        前川佐重郎『天球論』

卓上の本を夜更けに読みはじめ妻の挟みし栞を越えつ 
                        吉川宏志『夜光』 

 まったくもって私事ですが、数日前に弟が結婚しました。
 姉が言うのはなんですが、あたたかくて楽しい披露宴でした。

 こちらは、ホテルの窓から見えた朝の様子 
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 弟は二人いまして、下の弟は8才下なので、(頼まれもしないのに)おぶって歩いて、あげくの果てに転んで押しつぶし泣かせたりしていました。
 そういうこともありまして、感無量でした。

  きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えんとする  
                         寺山修司『血と麦』
  これの世にふたりしあらば大いなるふろしきとなり人を包めよ
                         池田はるみ『婚とふろしき』

 率直な結婚の歌も、いいなあと思った次第です。 

  

 気仙沼に福よしという有名なお店がありまして、先日行ってきました。
もう、食べきれないくらい、お刺身、いろりで焼いた魚、等々いただいてきたのですが……。
そこにあったほやの照明です。

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 見とれてしまいました。きれいで、せつなかったです。

 小学生の夏などには、ほや剝きの手伝いなど、しましたね。

    風更(ふ)けて星遊ぶ濃きひかりあり海鞘食みてこそみちのくの酒 
                          馬場あき子『青椿抄』

    手榴弾作動の仕方も知らぬまま生きて初秋の海鞘(ほや)を食みおり
                            三井修『砂幸彦』

 

 淳さんのいちょうも輝いてましたが。
 金色繋がりで。

 最寄り駅に、ある朝、現れた金色のポスト。
 
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 塔への毎月の詠草は、朝、駅のポストへ入れることが多いのですが、
10月は、まだ、赤のポストでした。
 11月の詠草は、ここから出発です。なにかすばらしいことがありそうです。

 なにしろ、日本の穀倉地帯ですので、金色の稲穂のイメージかと思われます。

     俺らしくないなないなとポストまで小さき息子を片手に抱いて
                         佐佐木幸綱『反歌』

     不実なる手紙いれてもわが街のポストは指を噛んだりしない
                         杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』
   

  全国大会 in 岡山が、成功裡に終了しました!
 先程、なんとか、うちに帰り着いたところです。飛行機が少し遅れてあせりました。帰れないかと…。
 岡山は、最高気温37度。朝から、朝らしからぬ鋭い陽射しでありました。

 大会一日目(土曜日)は、5つに分かれての歌会。そして、懇親会。二次会、三次会…。
 二日目の今日(あ、もう昨日ですね)は、午前中に全体歌会。そして、午後は、「マンガと短歌」という大テーマに沿って、まず、真中朋久さんの講演。
 そして、漫画家の池田理代子さん、吉川宏志さん、永田紅さんの鼎談がありました。

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 そして、歌合(うたあわせ)。こんな感じです。

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 詳しい報告は11月号に載りますので、ご覧下さい。

 さて。前回のブログで、20年以上前の岡山の思い出の食べ物。もはや記憶がおぼろげな、「果物のようなスイーツのような、大粒のぶどうに、さっと砂糖をまぶしたような、飴をかけたようなそういうお菓子」の話を書いたら、岡山の大森千里さんが、これではないか?と、思い当たってくださって、なんと、プレゼントしてくださいました。

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 大森さん、間違いありません。これです、これ! あの、思い出の食べ物です。
 いやー。このような再会の仕方もあるのですね。
 そしてそして。そのお心遣いがなんともうれしくて。
 塔に入っていることでいただけるこういうご縁。ほんとにありがたいのです。
ありがとうございました。

 ということで、「ばらずし」のお弁当も食べ、そこに「ままかり」が入っていたということで、20年の時間を経て、思い出の食べ物3つと完全なる再会を果たしました。
 よい旅でした。

 現地スタッフのみなさま。こちらのみなさま、あちらのみなさま。
ほんとにありがとうございました。

 あと3日で、塔の全国大会です。今年は、岡山です!

                 一足先に見つけたきびだんご。
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 塔の8月号には、浅野美紗子さんによる「岡山うたどころ案内」が載っています。
 足を使って書かれた、労作です。時間があったら、この「案内」に沿って、じっくり回ってみたいなあと思ったことでした。
 
 牧水は、こころの鉦をうち鳴らしつつ、「岡山」の幾山河を旅したそうですが、
私も(も?)、20年くらい前、学生の時に岡山を旅しました。とてもすばらしかったです。18切符で、主に海側の町を旅しました。確かに、こころの鉦、うち鳴らしていました。
 たくさん、せつなくてすばらしい思い出があるのですが、
今日は食べ物のことを。
 その旅で食べたもので、今でも忘れられないおいしかったものが3つあります。
 
 その1 果物?スイーツ? 
  んー。なんというのか。大粒のぶどうに、さっと砂糖をまぶしたような、飴をかけたようなそういうお菓子でした。一粒100円とか200円とかしたような…
 とても贅沢な食べ物だと思った記憶があります。今もあるのかな…

 その2 ままかり
  これは、子供の頃に本で、【「ままかり」って魚がいる。あまりにおいしいので、ついご飯を食べすぎてご飯が足らなくなり、隣の家からご飯(まま)を借りる。そのくらいおいしいんだ】ということを読んで依頼、強烈に憧れていた魚だったので、わくわくして食べたのでした。
 …おいしかったです。確かに、ままを、おかわりして食べました。

 その3 ばら寿司
  これは、心をこめて作ってくださったものを、いただいたのでした。この上なく豊かで、美しく、あたたかな食べ物でした。

 「マンガと短歌」も楽しみです。  

 台風も、3日後には、大丈夫そうですね。 

 

 数日前のことですが、蔵王に行ってきました。
 友人とその近くまで行ってたのですが、んじゃ、お釜行く?
ということになって、行ったわけです。
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 行くつもりが全くなかったので、帽子もなく、日傘もなく、手ぬぐいもなく、で、
随分と日にとおされました。
 
  あまつ日に目蔭(まかげ)をすれば乳いろの湛(たたへ)かなしきみづうみの見ゆ  
                         斎藤茂吉『赤光』

  ものおもふひとひらの湖をたたへたる蔵王は千年なにもせぬなり
                         川野里子『五月の王』 

 すると、なにか、すてきな音色が聞こえてきます。
あたりを見回すと…

草笛を吹きつつ過ぎてゆく人。

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 かなり、かっこよかったです。

  草の海に風の水脈(みを)見ゆわたくしの歌は蔵王に聴かせてやらう
                       渡英子『みづを搬ぶ』

 
 先程まで、心の花の伊藤一彦さん、駒田晶子さんとすばらしい時間を過ごしておりました。
 伊藤さんが、明日、北上市の詩歌文学館で開催中の塚本邦雄展をご覧になるということで、東京でNHK短歌の収録を終えてから、北上して来られたのです。
 それで、駒田さんと飲まれるところを、呼んでいただきました。

 短歌の話、お酒の話、宮崎の話、牧水の話・・・と、気がついたら4時間経っていました。
 ほんとに楽しかったです。お二人とも、話し上手で聞き上手。あたたかい。
そして、時間はどんどん過ぎていくので、ちゃんと、短歌に取り組みたい・・・と、改めて思ったことでした。

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 お二人は、宮城のお酒を飲まれました。「澤乃泉」「栗駒山」「一の蔵」・・・。
 すばらしい仙台の夜でした。

     酒飲むを仕事となせる夜長人ものをこそ想へものな想ひそ   
   
     空つぽの一升瓶を庭に出し一晩ぢゆうを月光呑ます
                           伊藤一彦『土と人と星』    

       
     八丁みそ仙台みそ今日の夕焼けを溶きあわす缶のビールを冷やし

     クリスタルカットガラスのゴブレット祖国とは酌みつくせぬ光
                           駒田晶子『光のひび』

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