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カテゴリー "梶原さい子"

 8月ももう10日。

 いよいよ来週が、塔の全国大会です。

 今年の会場は福島の郡山市。19日土曜日の15時半からは、福島にお住まいの玄侑宗久さんのご講演があります。タイトルは「無常とあはれ」。何か、とても大切なお話をうかがえるような気がしています。

 さて、玄侑さんは、お坊さんであり、芥川賞作家でいらっしゃるわけなのですが、大会ご参加の皆様もそうでない皆様も、『光の山』と『無常という力』、お読みになりましたかね。まだの方は、ぜひぜひ。

 そして。

 私、玄侑さんの作品の中で、『中陰の花』が、とても好きです。「中陰」とは仏教用語だそうですね。15年前くらいに、芥川賞をとられたときに読んだと思うのですが、読み返してみて、うーん、こういう作品を読みたいのだなあとほんとに思いました。生と死の物語、なのですが、不思議な明るさがある。

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 こちらも興味がありましたらお読み下さい。

 ちなみに、全国大会一日目(19日土曜)の午後(13時~17時)のプログラムには、塔短歌会以外の方も参加できます。詳しくは、7月27日の荻原さんのブログをご覧下さい。

 夏だ!祭りだ!ということで、東北の北の方の祭りに出掛けてきました。
まずは、秋田の竿灯。

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 明かりが灯ると、確かに稲穂のようです。米どころの祭りだなあと思います。この竿を額に乗せたり、腰に乗せたりしてバランスを取るのですが、たいへんな技でした。美しい祭りでした。

 こちらは、ババへラアイス。
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 あちこちの辻に、人生のお姉様たちが座って、アイスを売っていらっしゃいます。その場で盛りつけてくれます。
 秋田に行きましたらぜひ。

 そして、青森へ。ねぶたです。
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 せっかくなので、ハネトになって、跳ねてきました。
祭りには体力ないとなあ、と、実感しつつ帰ってきました。

  逝く夏を惜しめとこそは鳴るならめ踊り太鼓の夜半につづきぬ
                    上田三四二『湧井』

本日。(もう昨日ですね)
仙台歌会がありました。

選者派遣で、花山多佳子さんがお見えになりました。
そして、盛岡から、日月の清水亞彦さん。
総勢15名で歌会をしました。
題詠の題は「柱」。
うーん。なかなかに面白かったです。
蚊柱、列柱、貝柱、脊柱、人柱……。
詳しくは、2か月後?の、塔誌の「歌会記」をお待ち下さい。
その後は、懇親会です。

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まあ、いつものごとく、盛り上がります。
でも、うれしい楽しいばかりではなく、
花山さんを囲んで、まじめな話だって、しないことはない!!

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「柱」と言えば、
あのお歌。先週、淳さんも引かれていましたが、

大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり
                       花山多佳子『木香薔薇』

ですね。

そして、清水さんの一首を。(「柱」の歌ではないですが……)

それぞれのじかんと思ふときのまの柊いづれつましき花屑
                      清水亞彦 「現代短歌」2017/4

ありがとうございました。

             

 えー。防人の島に行ってきました。
 古代の要塞にのぼってきました。 

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 ほんとに美しいところでした。
 感慨深かったです。

 町は、韓国の方でいっぱい。すぐそこですものね。釜山まで、船で一時間ちょっとなんだとか。

 こちらはヤマネコ。

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 いい感じにお休み中でした。

水鳥の立ちの急ぎに父母(ちちはは)に物言(は)ず来(け)にて今ぞ悔しき

父母が頭(かしら)掻き撫で幸(さ)くあれて言ひし言葉(けとば)ぜ忘れかねつる
 
笹が葉のさやぐ霜夜に七重着(か)る衣に増せる子ろが肌はも

                        (「万葉集」巻二〇 防人歌)
 

 

 ブックカバーや栞をいただくことがあります。
 ポップな手作りだったり、古い着物を仕立て直してくださったり……。

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 それで、気付いたのですが、そのカバーのイメージが、いつしか本のイメージと重なってくるんです。つまり、あとでカバー無しでその本を読んだときにも、カバーの柄がちらつくといいますか。

 今は、ブックカバー自体に、文芸作品が掲載されていたりもしますよね。 
 ブックカバー。いつ頃からあるものなのでしょう~

曇天のやうな薄紙はがしつつ復刻本をさはる、みる、とづ
                        前川佐重郎『天球論』

卓上の本を夜更けに読みはじめ妻の挟みし栞を越えつ 
                        吉川宏志『夜光』 

 まったくもって私事ですが、数日前に弟が結婚しました。
 姉が言うのはなんですが、あたたかくて楽しい披露宴でした。

 こちらは、ホテルの窓から見えた朝の様子 
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 弟は二人いまして、下の弟は8才下なので、(頼まれもしないのに)おぶって歩いて、あげくの果てに転んで押しつぶし泣かせたりしていました。
 そういうこともありまして、感無量でした。

  きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えんとする  
                         寺山修司『血と麦』
  これの世にふたりしあらば大いなるふろしきとなり人を包めよ
                         池田はるみ『婚とふろしき』

 率直な結婚の歌も、いいなあと思った次第です。 

  

 気仙沼に福よしという有名なお店がありまして、先日行ってきました。
もう、食べきれないくらい、お刺身、いろりで焼いた魚、等々いただいてきたのですが……。
そこにあったほやの照明です。

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 見とれてしまいました。きれいで、せつなかったです。

 小学生の夏などには、ほや剝きの手伝いなど、しましたね。

    風更(ふ)けて星遊ぶ濃きひかりあり海鞘食みてこそみちのくの酒 
                          馬場あき子『青椿抄』

    手榴弾作動の仕方も知らぬまま生きて初秋の海鞘(ほや)を食みおり
                            三井修『砂幸彦』

 

 淳さんのいちょうも輝いてましたが。
 金色繋がりで。

 最寄り駅に、ある朝、現れた金色のポスト。
 
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 塔への毎月の詠草は、朝、駅のポストへ入れることが多いのですが、
10月は、まだ、赤のポストでした。
 11月の詠草は、ここから出発です。なにかすばらしいことがありそうです。

 なにしろ、日本の穀倉地帯ですので、金色の稲穂のイメージかと思われます。

     俺らしくないなないなとポストまで小さき息子を片手に抱いて
                         佐佐木幸綱『反歌』

     不実なる手紙いれてもわが街のポストは指を噛んだりしない
                         杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』
   

  全国大会 in 岡山が、成功裡に終了しました!
 先程、なんとか、うちに帰り着いたところです。飛行機が少し遅れてあせりました。帰れないかと…。
 岡山は、最高気温37度。朝から、朝らしからぬ鋭い陽射しでありました。

 大会一日目(土曜日)は、5つに分かれての歌会。そして、懇親会。二次会、三次会…。
 二日目の今日(あ、もう昨日ですね)は、午前中に全体歌会。そして、午後は、「マンガと短歌」という大テーマに沿って、まず、真中朋久さんの講演。
 そして、漫画家の池田理代子さん、吉川宏志さん、永田紅さんの鼎談がありました。

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 そして、歌合(うたあわせ)。こんな感じです。

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 詳しい報告は11月号に載りますので、ご覧下さい。

 さて。前回のブログで、20年以上前の岡山の思い出の食べ物。もはや記憶がおぼろげな、「果物のようなスイーツのような、大粒のぶどうに、さっと砂糖をまぶしたような、飴をかけたようなそういうお菓子」の話を書いたら、岡山の大森千里さんが、これではないか?と、思い当たってくださって、なんと、プレゼントしてくださいました。

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 大森さん、間違いありません。これです、これ! あの、思い出の食べ物です。
 いやー。このような再会の仕方もあるのですね。
 そしてそして。そのお心遣いがなんともうれしくて。
 塔に入っていることでいただけるこういうご縁。ほんとにありがたいのです。
ありがとうございました。

 ということで、「ばらずし」のお弁当も食べ、そこに「ままかり」が入っていたということで、20年の時間を経て、思い出の食べ物3つと完全なる再会を果たしました。
 よい旅でした。

 現地スタッフのみなさま。こちらのみなさま、あちらのみなさま。
ほんとにありがとうございました。

 あと3日で、塔の全国大会です。今年は、岡山です!

                 一足先に見つけたきびだんご。
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 塔の8月号には、浅野美紗子さんによる「岡山うたどころ案内」が載っています。
 足を使って書かれた、労作です。時間があったら、この「案内」に沿って、じっくり回ってみたいなあと思ったことでした。
 
 牧水は、こころの鉦をうち鳴らしつつ、「岡山」の幾山河を旅したそうですが、
私も(も?)、20年くらい前、学生の時に岡山を旅しました。とてもすばらしかったです。18切符で、主に海側の町を旅しました。確かに、こころの鉦、うち鳴らしていました。
 たくさん、せつなくてすばらしい思い出があるのですが、
今日は食べ物のことを。
 その旅で食べたもので、今でも忘れられないおいしかったものが3つあります。
 
 その1 果物?スイーツ? 
  んー。なんというのか。大粒のぶどうに、さっと砂糖をまぶしたような、飴をかけたようなそういうお菓子でした。一粒100円とか200円とかしたような…
 とても贅沢な食べ物だと思った記憶があります。今もあるのかな…

 その2 ままかり
  これは、子供の頃に本で、【「ままかり」って魚がいる。あまりにおいしいので、ついご飯を食べすぎてご飯が足らなくなり、隣の家からご飯(まま)を借りる。そのくらいおいしいんだ】ということを読んで依頼、強烈に憧れていた魚だったので、わくわくして食べたのでした。
 …おいしかったです。確かに、ままを、おかわりして食べました。

 その3 ばら寿司
  これは、心をこめて作ってくださったものを、いただいたのでした。この上なく豊かで、美しく、あたたかな食べ物でした。

 「マンガと短歌」も楽しみです。  

 台風も、3日後には、大丈夫そうですね。 

 

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