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カテゴリー "梶原さい子"

 お知らせです。このたび、塔短歌会・東北で毎年刊行してきた冊子を書籍化する運びとなりました。
 冊子は、東日本大震災のあった2011年より『99日目』、『366日目』、『733日目』、
『1099日目』、『1466日目』、『1833日目』、『2199日目』、『2566日目』、『2933日目』と、
日数をタイトルに据えて刊行してきたものです。
 24名による短歌作品、小エッセイ、座談会、鼎談、特集エッセイなどの収録の他、
高野ムツオ氏の解説を加え、総ページは400頁を越える予定です。
 東日本大震災より10年目の今年、こうして本にまとめることができることは
一同ひとしおの思いがあります。その地点その地点であの震災に向き合ってきたことが
一冊になったとき、改めてひとつの軌跡が浮かび上がってくるようにも思われ、
短歌という詩形の持つ力や可能性というものを考えさせられています。
 この本が少しでも多くの読者に届くことを心より願っています。
   下記の申込フォームにて、先行予約販売を行います。
申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdL_-6_YAXsEsLS9gZLoCgVGUqWK3pUMCtUGqQhapBZEx-rFg/viewform?usp=sf_link

申込締切 2021年2月28日(日)
お問い合わせメール tou-touhoku@orion.ocn.ne.jp

※この本の収益は東日本大震災被災関連団体に寄付されます。
どうぞよろしくお願いします。
〈塔短歌会・東北〉一同


 いやー寒いです。
 今日などは少しゆるんだのですが、間もなくまた寒波が来るということで、怖れているところです。朝のつるつるにまいってしまって、凍結恐怖症気味です。

 

 こちらはつらら。
 きれいでは、あるのですが。

   さびしさを軒のつららにたぐえし日さびしさを鋭きものとは思わざりしが
                           大島史洋『炎樹』

 
 
 

 本日、冬至です。〈陰きわまりて、陽に転ず〉の日、ですね。
 かぼちゃや小豆を食べたり、柚子湯に入ったりと、いかにもパワーのありそうなものたちに託された思いを感じます。
 ということで、かぼちゃと小豆は昨日のうちに炊いてたのですが、柚子は全部使ってしまっていました。というか、無農薬の、すばらしいいただきものを、お湯にいれるのはとてももったいなくて……。
 はちみつ漬けとゆず酒へとあいなりました。

  鳥栖まぬ巣箱の夜明け鳥栖まぬ巣箱の日ぐれ冬至のひと日  柏崎驍二『月白』

  柚子の実がさんらんと地を打って落つただそれだけのことなのよ 
                              山崎方代『方代』

 山歩きなどもするのですが、歩いていると、びっくりするほど、いろいろなところに歌碑や句碑があるなあと思います。草むらの中とか、崩れた建物の裏手とか。いままではそれほど興味がなかったのですが、この頃、面白く思えてきました。

 こちらは花巻温泉の与謝野夫妻の歌碑。

 こちらは少し前に伺った沼津の牧水の歌碑。幾山河の歌ですね。千本浜公園の中にあります。

  わがために一基の碑をも建つるなかれ 歌は集中にあり人は地上にあり
                             土岐善麿『寿塔』

 こういう考えもありますが…。
 でも、その場所に言葉が刻まれて立っているということに意味があるような気もしますし、そういうことをする人間というものを面白く思います。

 

  間もなく9月ですが、まだまだお暑うございます。
 油照りのなか、果物が実っています。
 こちらは桃。

 このようにも変身します。

 冷たいものをずいぶん食べた夏でもありました。

  桃二つ寄りて泉に打たるるをかすかに夜の闇に見ている  高安国世『街上』
 
  廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て 
                      東直子『春原さんのリコーダー』

こちら、絶賛、田植え中です。

世の中がいつもとは違っていても、当たり前のように田植えが行われていることにほっとします。

大型連休とこの土日とでだいぶ進みました。蛙もたくさん鳴いています。

これからどんどん、いい季節になります。

朝の日の光の中にはなやげるごとくに田植する人らをり  

                         八重嶋勲『冬桐』

人間の技美しき早苗田が水を呼び水が夏雲を呼ぶ

                         三枝昻之『農鳥』

 

大型連休も残り数日となりました。 外出は難しいですが、せめても、と、おうち時間を工夫されているかと思います。続々々・Stay homeのお話です。

今日は、燻製をしました。

からの…

まあ…髪から何から、しばらく煙の匂いがするのが難点ですが…。

燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕(ゆる)す

                       塚本邦雄『水銀傳説』

 

あけましておめでとうございます。今年も、よろしくおねがいいたします。

年末のことですが、実家で、母と、樽いっぱいの白菜を漬けました。

 昔、我が家には、漬物部屋(というか漬物小屋)がありまして、味噌や糠の匂いに溢れていました。かくれんぼなどをして、そこに隠れると、苦しかった(笑)記憶があります。

 懐かしいことをいろいろ思い出しました。

   白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる
                    俵万智『サラダ記念日』

   とどきたる手紙の真意はかりつつ切り開く白菜の株の緊密
                       北沢郁子『月輪』

いま、こちら、穀倉地帯では、稲刈りの真っ最中です。
稲を刈ったにおいがすごいです!

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ちょっと前は、進捗状況30%くらいだったようですが、この土日で、
半分くらいはいったかもしれません。
しっかし、田んぼ、綺麗な色をしてるんですよね。
不思議だなあと思います。 ありがたみも増すってもんです。

新米がやってくるのが楽しみです!

人妻は秋を忙(せは)しみ
稲杙(いなぐひ)に襁褓(むつき)を干して稲を刈るかも
結城哀草果『山麓』

田の真中にのんのんのんのん働きて機嫌よかりし脱穀機の音
河野裕子『歩く』

仙台文学館で、ただいま、斎藤茂吉展が開かれています。見応えがあって、とても面白いです。
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それで、

関連のイベントがいくつかありまして、先週、9月16日(月)には、永田和宏さんの講演がありました。

題は、「茂吉のおもしろさ ― 蚤、ダニ、鼠の歌」  です(笑)

真夜なかにわれを襲ひし家ダニは心足らひて居るにやあらむ  『暁紅』

鼠らを毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり      『暁紅』

彼ら・彼女らの歌、たくさんありました。

講演もとても楽しかったですし、茂吉ってやっぱりすごいなあと思ったことでした。

今週末には、「茂吉短歌を語る」という、小池光さんと花山多佳子さんの対談があります。これも…もう…おもしろくないわけがない。小池さんは、仙台文学館の館長です。

観覧?ハガキが抽選で当たりましたので、行って参ります。

 

 

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