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カテゴリー "梶原さい子"

 山歩きなどもするのですが、歩いていると、びっくりするほど、いろいろなところに歌碑や句碑があるなあと思います。草むらの中とか、崩れた建物の裏手とか。いままではそれほど興味がなかったのですが、この頃、面白く思えてきました。

 こちらは花巻温泉の与謝野夫妻の歌碑。

 こちらは少し前に伺った沼津の牧水の歌碑。幾山河の歌ですね。千本浜公園の中にあります。

  わがために一基の碑をも建つるなかれ 歌は集中にあり人は地上にあり
                             土岐善麿『寿塔』

 こういう考えもありますが…。
 でも、その場所に言葉が刻まれて立っているということに意味があるような気もしますし、そういうことをする人間というものを面白く思います。

 

  間もなく9月ですが、まだまだお暑うございます。
 油照りのなか、果物が実っています。
 こちらは桃。

 このようにも変身します。

 冷たいものをずいぶん食べた夏でもありました。

  桃二つ寄りて泉に打たるるをかすかに夜の闇に見ている  高安国世『街上』
 
  廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て 
                      東直子『春原さんのリコーダー』

こちら、絶賛、田植え中です。

世の中がいつもとは違っていても、当たり前のように田植えが行われていることにほっとします。

大型連休とこの土日とでだいぶ進みました。蛙もたくさん鳴いています。

これからどんどん、いい季節になります。

朝の日の光の中にはなやげるごとくに田植する人らをり  

                         八重嶋勲『冬桐』

人間の技美しき早苗田が水を呼び水が夏雲を呼ぶ

                         三枝昻之『農鳥』

 

大型連休も残り数日となりました。 外出は難しいですが、せめても、と、おうち時間を工夫されているかと思います。続々々・Stay homeのお話です。

今日は、燻製をしました。

からの…

まあ…髪から何から、しばらく煙の匂いがするのが難点ですが…。

燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕(ゆる)す

                       塚本邦雄『水銀傳説』

 

あけましておめでとうございます。今年も、よろしくおねがいいたします。

年末のことですが、実家で、母と、樽いっぱいの白菜を漬けました。

 昔、我が家には、漬物部屋(というか漬物小屋)がありまして、味噌や糠の匂いに溢れていました。かくれんぼなどをして、そこに隠れると、苦しかった(笑)記憶があります。

 懐かしいことをいろいろ思い出しました。

   白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる
                    俵万智『サラダ記念日』

   とどきたる手紙の真意はかりつつ切り開く白菜の株の緊密
                       北沢郁子『月輪』

いま、こちら、穀倉地帯では、稲刈りの真っ最中です。
稲を刈ったにおいがすごいです!

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ちょっと前は、進捗状況30%くらいだったようですが、この土日で、
半分くらいはいったかもしれません。
しっかし、田んぼ、綺麗な色をしてるんですよね。
不思議だなあと思います。 ありがたみも増すってもんです。

新米がやってくるのが楽しみです!

人妻は秋を忙(せは)しみ
稲杙(いなぐひ)に襁褓(むつき)を干して稲を刈るかも
結城哀草果『山麓』

田の真中にのんのんのんのん働きて機嫌よかりし脱穀機の音
河野裕子『歩く』

仙台文学館で、ただいま、斎藤茂吉展が開かれています。見応えがあって、とても面白いです。
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それで、

関連のイベントがいくつかありまして、先週、9月16日(月)には、永田和宏さんの講演がありました。

題は、「茂吉のおもしろさ ― 蚤、ダニ、鼠の歌」  です(笑)

真夜なかにわれを襲ひし家ダニは心足らひて居るにやあらむ  『暁紅』

鼠らを毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり      『暁紅』

彼ら・彼女らの歌、たくさんありました。

講演もとても楽しかったですし、茂吉ってやっぱりすごいなあと思ったことでした。

今週末には、「茂吉短歌を語る」という、小池光さんと花山多佳子さんの対談があります。これも…もう…おもしろくないわけがない。小池さんは、仙台文学館の館長です。

観覧?ハガキが抽選で当たりましたので、行って参ります。

 

 

 少し前になりますが……先月のはじめ、北上市で、塔の東北集会を行いました。
 楽しい楽しい会でした。
 歌会の場所は、日本現代詩歌文学館をお借りしました。たいへん親切にしていただき、とてもありがたかったです。

 文学館では、「平成の詩歌人たち ― 響きあうことば ―」という常設展が行われています。

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 ここに、河野裕子さんの歌も展示されていました。

     逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと

 のびのびとした自筆の原稿です。なんだか、胸がいっぱいになりました。

 展示は来年の3月までですが、とても気持ちの良い場所なので、お出かけになるといいと思います!
 「一度きりの夏」ですし。

 北上川もいいですよ。北上コロッケもいいです。

  少し前ですが、岩手県の大船渡市にある恋し浜という駅に寄ってきました。三陸鉄道リアス線の中の駅です。

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 もともとは「小石浜」だったのでしょうが、改名したのですね。
 ホームは、階段を登って、高いところにありました。そこから海が望めます。

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 そのホームに、短歌がかかれたプレートがありました。

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    三鉄の藍(愛)の磯辺の小石(恋し)浜 かもめとまりて汐風あまし 

  地元の方の歌だそうですね。こんな風に、詠み人知らずの歌として、その土地にあり続ける。 すてきだと思いました。

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  「恋」の駅です。絵馬ならぬ、絵ホタテ貝が、たくさん! みなさんの願い、叶うとよいなあ~

 宮城県に住んでおります。
 
 おととい、4月11日の写真ですが、

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 いやー、雪が降りました。4月にこんなに積もったこと、記憶にないなあと思います。
 
 スタットレスタイヤのお話、3月13日の荻原伸さんのブログにもありましたが、もう、タイヤ交換した方もいらして、大慌て。
 私は、たまたま(というか、ばたばたしていたので)まだだったのでしたが。

 桜もだいぶ開いてきたので、おーい!という感じでした。

 北海道などでは、まだ、これからも降るのでしょうが~。

    北国にいつまで吾の住むならむ槻の木にふるかぎりなき雪     
                              扇畑忠雄

    夜のうちに降って積もって陽を溜めてわれを泥ませる春の雪よき   
                              三枝昻之『農鳥』

    

 

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