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カテゴリー "大森静佳"

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今日の京都は気温が26度まであがって暑いくらいの一日でした。天気がよかったので家から永田家まで6キロほどの道のりを自転車で行ったのですが、深泥池のあたりなどちょっと急な坂になっているので、着く頃にはもう息が切れて汗だくです。永田家の庭の桜(写真)も終わりかけですね。牡丹の植え替えをするひと、たんぽぽの種をもらっているひと、レモンの香りがする葉っぱを嗅いでいるひと……あんまりよい天気なので、皆さんすぐに家のなかに入ってしまうのが惜しいような感じで、庭でそれぞれに楽しんでおられました。
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ちょっとぼけてますが、蝶の写真もとれました。

今日は5月号の再校作業と6月号の割付作業。5月号は毎年恒例の特集「豊穣祭」ですが、今年は特に選者などで入会30年、40年、50年を迎えられたかたもいて、かなり豪華な顔ぶれとなっています。どうぞお楽しみに。赤飯のおにぎり、手作りのパンなど美味しいものもいただいてリフレッシュしつつ17時すぎまで、誤字脱字がないかどうか二回通り、三回通りと手分けしてチェックしていきます。
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帰りがけ、永田淳さんがベランダでボウフラ(蚊の幼虫)を見せてくださいました。こんな間近に見るのは初めてのことで、目を凝らさないと見えないくらい小さいんだけど、一匹一匹がちょこちょこ元気に動き回っています。淳さんはなぜだかそのボウフラたちを持って帰ると言って、大切そうに小瓶に入れていました。

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「塔」4月号が届きました。
特集は3月号に続いて平井弘さんへのインタビュー「恥ずかしさの文体」後編ですね。面白いので皆さんぜひゆっくりお読みください。

さて、誌面に載るこうしたインタビューや座談会の収録のとき、録音に使っているのが上の写真のICレコーダー。数年前に塔短歌会で専用のものを購入しました。

録音したデータを文字に起こす作業を担当してくださっているのは、会員の干田智子さん。いつもありがとうございます。
文字起こしされたものを編集して、発言者全員にゲラを送って朱入れ(修正や加筆)をしていただき、それをとりまとめて整理して入稿という流れです。

今年は3月号、4月号、6月号、7月号、11月号、12月号となんらかの座談会やインタビューあるいは講演録が掲載されるので、ICレコーダーも大活躍です。

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2015年にリニューアルして以来初めて、岡崎の京都市動物園に行ってきました。
動物園としてそこまで規模が大きいわけではないけれど
ゾウやキリンなど大きな動物たちをすごく近くから見られるのでけっこう楽しい。
芝生の植え込みがゾウの形に刈られていて、そこにはらはらと散る桜。
春です。
映画『シザーハンズ』の植え込みをちょっと思い出しました。

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ヤギの顔はいつまで見ていても飽きません。

堤防の陰なる部落夕闇に白く聖者のごとくひとつ山羊/高安国世『虚像の鳩』

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コウモリが巨大でびっくり。
風で歪んでしまった黒い傘4本にしか見えません。

夕風や煤(すす)のやうなる生きもののかわほり飛べる東大寺かな/与謝野晶子『佐保姫』

21日は朝10時から今年最初の編集企画会議でした。今年の誌面の確認や来年の企画、会計や全国大会のことなどいろいろなことを話し合って、12時に終了。そのあと旧月歌会の前にいつものタイ料理屋「バンコクガーデン」でお昼だったのですが、メニューを見るとなんといつもの「田舎のトムヤムクン」が消えている……! 以前の投稿にもあったようにこの「田舎のトムヤムクン」、荻原伸さんと私はとても気に入ってほぼ毎回注文していたので少なからずショックを受けました。復活を願います。
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22日は第一回京都文学フリマに塔短歌会でブースを出してきました。今回、松村正直さんの提案で出店することとなり、編集部では私がフリーペーパーやちらしの作成、小川和恵さんがポップなど小物の準備を担当しました。これも小川さん手作りの「塔」の旗(垂れ幕?)で、ブースに飾って目立つようにしました。
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朝10時から京都岡崎の「みやこめっせ」で搬入と設営を行い、11時に開場。今回は選者の歌集歌書、バックナンバー、オリジナルミニトートバッグを販売したほか、フリーペーパーや塔のしくみがわかるパンフレット、歌会マップなどを配布しました。売れなかったらどうしようと心配していましたが、最終的には「塔」最新号(表紙がかわいい)は完売するなど好調な売れ行きでした。文学フリマの会場には小説や評論のブースも出ていて、たまに短歌にはこれまでまったく接点がなかったというような若者がふらっと短歌のブースに迷い込んで来て、「塔」や歌集を立ち読みし、ときには購入して行ってくれると嬉しい気持ちになります。13時からの再校作業の前に立ち寄ってくださる塔の会員のかたも。
文学フリマの会場から道一本隔てた「ロームシアター京都」では、13〜17時まで「塔」2月号の再校作業。今回は文学フリマに合わせて、割付・再校作業を会員外のひとに見学してもらう企画も立てました。こちらも10名ほどが興味津々で見学に来られたと後から聞きました。
近くの居酒屋で打ち上げの後、日付が変わるくらいまで飲んで解散。長い一日でした。文学フリマは全国各地で開催されていて、申し込みさえすれば誰でもブースを出すことができます。一般入場でいろいろと見て回るだけでも楽しいし、ブースを出せばさらに楽しめると思います。

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またしても雪の写真。ようやく今日雪がやんだ京都、屋根から雪がどさっと落ちてくるのに怯えながら街を歩きました。写真は河野裕子さんの歌集にもたびたび登場する「深泥池」の雪景色です。この写真だけ見るととても池とは思えないですね。

 

年が明けて、編集部では先週7日にさっそく会費の督促状確認&発送作業を行いました。半年に一度6月と12月に会費を振り込むシステムになってから三年ほど経ちますが、期限までにご入金いただけないかたの人数はまだまだ多いです。督促状が届いてから振込みに行こう、と思っておられるかたももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、督促状1枚のためでも印刷や発送などかなりの時間と労力が費やされます。新年早々こんな話題は気が引けますが、どうか期限までのご入金をよろしくお願いいたします。振込用紙は5月号と11月号に必ずついてきます!

 

さて、荻原さんの投稿にもありましたが今週末22日(日)は京都・岡崎で文学フリマというイベントがあり、「塔」短歌会でもはじめてブースを出します。選者のかたの歌集歌書、バックナンバー、オリジナルグッズ、会員が参加している同人誌などを販売するほか、楽しいフリーペーパーも無料配布します。入場無料なので、お近くのかたはぜひご来場ください。また当日の13〜17時は文学フリマの会場(みやこめっせ)の向かいのロームシアター京都第二会議室にて「塔」2月号の再校作業もしています。合わせてご参加ください。

http://matsutanka.seesaa.net/article/445087303.html

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私は外にいて気づかなかったのですが、一昨日は京都も震度3くらいの揺れがあったようです。池本一郎さんをはじめ鳥取の皆さまがご無事ということでほっとしました。お見舞い申し上げます。

今日は13時から岩倉で割付・再校作業で、再校は11月号、割付は12月号でした。11月号の特集は全国大会報告。カラーグラビアなど会場の雰囲気が伝わってくる写真もたっぷり載っていますのでどうぞお楽しみに。恒例の年間回顧座談会が掲載される12月号の割付を終えると、気が早いですが今年ももう終わりかーと寂しい気持ちになりました。スイートポテトやおにぎりなどの差し入れをいただきながら、しかし人数が少なめだったので黙々と17時まで。

写真は荻原さんにつづいて塔事務所付近の美味しいものシリーズ第二弾ということで、Creme de la Cremeのシュークリームです。烏丸丸太町駅からすぐの、シュークリーム専門店。旧月歌会をやっているハートピア京都の斜め向かいにあるので、歌会後にもときどき何人かでお茶をしに行きます。外から見ると壁全体が淡いレモン色なので(そして店名が覚えられないので)「黄色いお店」と呼んでいます。一階がショップ、二階がカフェになっていて、半セルフサービスの気楽な雰囲気。写真のように、シュークリームといっても必ずしも丸くないのやらいろいろな形のものがあって、京野菜を使った万願寺とうがらし味、京とまと味、賀茂なす味のシュークリームまであります。私のお気に入りはロイヤルミルクティー味。丸太町に来られた際はぜひお試しください。

数年前から能面を打つ教室に通っています。家でもすこしずつ彫ったり塗ったりをしているので、部屋のなかはいつも檜や漆の匂いでいっぱい。だいたいひとつ完成するのに半年くらいはかかります。質・数ともにまだまだですが、わたしが打った能面を短歌とともに紹介します。近代短歌にも現代短歌にも能楽を題材にした歌はたくさんありますが、なかでも能面に光を当てた歌、なかなか面白いのです。

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これは「痩女」(やせおんな)という、恋のために地獄に落ちた女性の亡霊です。年老いて見えるかもしれませんが、実はまだ若い。若いけれど、地獄の苦しみを見てしまったためにこんな表情になりました。頬骨にまとわりつく皮膚のエロス。本面(現代の能面作家は基本的には、過去のすごい面打ちが打った面をお手本にします)は氷見(ひみ)という室町時代の能登の僧侶のもの。
馬場あき子の第九歌集『葡萄唐草』には「氷見」という連作がありますが、この氷見というひとは死者の顔をモデルにしつつ「痩女」や「痩男」など死霊的な面ばかり残した伝説的な能面師なのです。連作には「氷見といふ男ありぬ。痩せたる死者の面のみを打ちて死にき。会ひたかりけり」という前書きの後、

氷見痩せて生きて面打つ荒冬のふぶきの嵩を浄くせし灯よ
一削ぎに氷見がけづりし痩面の頬を寒しと鳴けきりぎりす

といった歌が並びます。私も氷見に会ってみたかった。
土岐善麿にも氷見についての連作があります。

氷見に住み氷見宗忠と銘打ちて残せし面はいくつありしか
研ぎすます一挺の鑿灯のもとに雪のひかりの沁み透りけむ

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これは「泥眼」(でいがん)といって、例えば「葵上」の六条御息所などに使われる女面です。恨みがましく悔しそうなくちもとの造形や両眼に入った金泥(この写真ではわかりにくいですが、角度によってきらっと光る)が特徴で、眼が金色に光るのは、生きながらにしてすでに異形のものになりかけているしるしだそうです。
山中智恵子の『喝食天』に「面百詠」という連作があり、泥眼も詠まれています。

うつしよを過ぎゆきしもの増の面きみ泥眼を打つことなかれ
泥眼を打てば終りぞこの世界尽きなむときに必ず生(あ)れむ

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これは「宝増」(ほうぞう)といって高貴でうつくしい女面「増女」(ぞうおんな)の一種なのですが、まだ制作途中です。下塗りの段階ではこんな感じで、何も色彩がはいっていない顔がかえって怖いかも。

 

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昨日は今年の1月に新しくできたロームシアター京都に初めて入りました。

キエフ・バレエのガラ公演。

能楽や文楽はときどき観るけれど、バレエはほぼ初めて。

小学生の頃にあのマイヤ・プリセツカヤの踊りを観たことがあるのですが、残念ながら細部はほとんど覚えていないのです。

昨日は「白鳥の湖」第1幕2場、「眠りの森の美女」、「海賊」のパ・ド・トロワなど、超有名な(たぶん)場面ばかり。

山岸涼子の漫画『アラベスク』が大好きなので、ああこれがあの子がバレエ学校の試験で踊った「ライモンダ」か~とか、これがあの難しい32回の連続大回転か~とか、いろいろな場面を思い出しつつ観ました。

そして、圧倒的だった「瀕死の白鳥」。

エレーナ・フィリピエワというウクライナの有名プリマが踊りました。

羽根のように波打つ腕、さざ波を感じさせる繊細な脚の動き。

白鳥の死の一瞬に向かって、全身が、指の一本一本までが完全に白鳥と化していました。

舞台空間がぴーんとはりつめて。

これはすごい。

※プリセツカヤの「瀕死の白鳥」はYouTubeで見られます。

 

 

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今日は京都三大祭のひとつ、葵祭でした。
近所を通るので見に行こうと思っていたけれど、時間を間違えていて今年は結局見れずじまいでした。
晴天だったので、きっと綺麗だったでしょう。

さて、ぼちぼち「塔」5月号がお手元に届いているかと思います。
5月号は、表紙をめくったところに会費の振込み用紙が挟んであります!
この用紙を使って、6月20日までに半年分(2016年下半期分)をお振込みください。
期限までにはまだ一ヶ月以上ありますが、うっかり忘れてしまったり用紙を紛失してしまったりすることもあるので、できるだけお早めに振り込んでいただけると助かります。
詳細については5月号のp.218をご覧ください。
よろしくお願いいたします♪

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いよいよ夏かな、というような陽射しの強さでしたね。
今日から日傘を使いはじめました。
晩御飯の準備をしておいてから、閉園間際の京都府立植物園へ。
歌ができないときはよくここへ来ます(徒歩5分)。
薔薇や芍薬が見頃ですが、それよりも木々のみどりに目を奪われて、ずっと木を眺めていました。
木はいいなあ。

これから桜が咲いて躑躅が咲いてあとは緑になりてゆくかも
花山周子『屋上の人屋上の鳥』

ふしぎな歌。
今年も慌ただしく桜が咲いて、躑躅が咲いて、あとは緑になりました。

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