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と き 8月24日(土)
12:00-13:00 受付
13:00-13:15 開会挨拶・吉川宏志
13:15-14:45 講演・高橋源一郎「日本文学盛衰史・平成後篇」
15:05-16:45 対談・小島ゆかり☓吉川宏志「古典和歌の生命力」
16:45-17:00 閉会挨拶・永田和宏
ところ グランドプリンスホテル京都
参加費 当日申込 おとな2,000円 学生1,000円(学生証が必要)
事前申込 おとな1,800円 学生 900円(学生証が必要)
※席に限りがありますので、事前申込をおすすめします。

■事前申し込みはここをクリック■

現代短歌シンポジウム2019

チラシ(プリントアウト用)現代短歌シンポジウム2019

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古い寺をめぐるとき、屋根にいる獅子や鬼、怪獣を見るのが好きだ。
迫力あるものもあれば、愛嬌があって楽しいものもある。
 
こういうキャラクター?が載った瓦を「留蓋瓦」というのだそうだ。

魔除け なのか。

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それにしても雨。

ぐっしょりというか、しっぽりというか。
濡れている。

ぐしよ濡れのライオンの顔ゆがみ立つ昨日も今日も雨降りやまぬ/武川忠一『翔影以後・Ⅰ』

この作品は、生身のライオンだが。

梅雨の雨で、何日か涼しいと思ったら、ちょっとした晴れ間で蒸し暑くなる。
 
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スズメたち(おおかた今年生まれた若いスズメ)も、木陰で涼んでいる。

まだまだ本格的な暑さではないけれど、慣れていないぶん身体に堪える。

暑さにて雀ら樹より落つといふ海彼(かいひ)思ひてみづから凌ぐ/千代國一『日曇』

これは30年ぐらい前の作品。
当時は、外国のこととして「このくらいの暑さはまだましだ」と思えたのだが、最近は他人事ではなくなってきた。

 少し前になりますが……先月のはじめ、北上市で、塔の東北集会を行いました。
 楽しい楽しい会でした。
 歌会の場所は、日本現代詩歌文学館をお借りしました。たいへん親切にしていただき、とてもありがたかったです。

 文学館では、「平成の詩歌人たち ― 響きあうことば ―」という常設展が行われています。

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 ここに、河野裕子さんの歌も展示されていました。

     逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと

 のびのびとした自筆の原稿です。なんだか、胸がいっぱいになりました。

 展示は来年の3月までですが、とても気持ちの良い場所なので、お出かけになるといいと思います!
 「一度きりの夏」ですし。

 北上川もいいですよ。北上コロッケもいいです。

グラジオラス

短歌で下から上へ咲くといえばジギタリスですが、この時期は下から順番に咲く花が多いですね。写真は家のお隣さん丹精のグラジオラス。他にタチアオイやネジバナなんかも下から順に咲きますね。こんな花の咲き方は無限花序ともいいます。(今度の歌集名、これにしようかな、格好いいな。と思ったら、そういや馬場さんにあったな。)

で、もちろん短歌のジギタリスといえば

赤い旗のひるがへる野に根をおろし下から上へ咲くジギタリス  『水葬物語』塚本邦雄

です。赤い旗が革命の旗の象徴であることは、まず間違いありません。菱川善夫さんはジギタリスが下から上に向かって咲く、というのを民衆からのボトムアップだ、という解釈をされています。

僕も単純にそんな風に捉えていたのですが、先日、鳥取で行われた現代歌人集会の大会で講演された三枝昂之さんは違った解釈をしておられました。「メトード」初出時にこの歌に続いて

贋札の類かろらかに街を流れ野をながれ暗い夕日にひびき 「メトード」創刊号 塚本邦雄

の一首があることに着目。贋札の歌は社会の浮薄さへの嫌悪ではないか。そうすると、ジギタリスの歌も革命という嘘くさい幻想への侮蔑なのではないか、ジギタリスが持つ毒が社会に蔓延しているのではないか、という解釈です。「おお、なるほど、そういう解釈も成り立つのか!」と、様々に読める愉しさを再発見した次第。
しかし、この贋札の歌は『水葬物語』には収められていません。ジギタリスの歌の少しあとに「贋札(にせさつ)であがなひし絵の遠景の野をゆける盲目の縞馬」というのがあります。メトードの歌を改作したのかどうか、定かではありませんが、この絵の遠景の野は赤い旗が翻る野でまず間違いないでしょう。そうすると、盲目の縞馬は革命幻想に取り憑かれている者たち、とも読めるのかもしれません。

ああ、なんだか難しい話になってしまった。

革命や毒、といえば最近読んでいる句集に

黒椿革命前夜のように墜つ  『藤原月彦全句集』

回帰熱病む弟に鳥兜  同

こんな句がいっぱい出てきて、クラクラしながら読み進めています。藤原月彦さんはご存知、歌人の藤原龍一郎さんの俳号です。出発は俳句だったみたいですね。

最後になりましたが、九州南部地方のみなさま、被害などありませんでしたでしょうか。

19.07.01三月書房

の「三月書房」さん。
この前まで火曜日が定休日でしたが、2〜3年前から月曜も定休日にされました。
ということをすっかり失念しており、うっかり歌集の配達に来てみたところシャッターが降りており、がっくり。

の筈だったんですが。

着いた途端にガラガラとシャッターが開いて、奥さんがちょうど自転車で外出されるところでした。なんてラッキーなんでしょう。お休みのところを無理矢理入らせてもらって、配達歌集の受領印を貰いました。

三月さんは私たち歌人には歌集の品揃えで有名ですが、その他にも吉本隆明本では夙に有名ですし、宍戸さんのお眼鏡にかかった本がずらりと並ぶので楽しいものです。いわゆる新刊ベストセラーや自己啓発系は皆無。ポルノ系のちょっと際どい本(いわゆるエロ本ではない)なんかも充実してたり。僕はしょっちゅう、釣りの本、なんかを眺めてます。

今年の全国大会にお越しの方でまだ三月さんを訪れたことが無い方は、前日か終わってから足を運んでみてはいかがでしょうか。あ、けど大会の翌日は月曜だからお休みですね。

ということで

大会です!!会員の受付は終わりましたが、一般の方はまだまだ受け付けていますので、お友達など多くお誘い下さいますよう、お願いします!(実行委員長の心の叫びでした)

折角なので三月さんを歌った好きな一首(前にも紹介したかもしれません)

ためらひしあひだに青葉の寺町に永井陽子が消えてしまへり  田附昭二『細き罅』

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先週の土日は、鳥取で毎年この時期に開催されている砂丘歌会にはじめて参加してきました。
参加者はこれまでで最多だという32名。
北海道、岡山、京都、大阪など遠方からの参加者、また鳥取のみなさんともはじめて、あるいは久しぶりにお会いできて、楽しい2日間になりました。

13時スタートの歌会は、32名×2首=64首でみっちりと。
その後、小雨がふっていましたが砂丘の散策にでかけました。
長靴を借りて、馬の背をのぼっておりて。日本海にもさわりました。

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18時ごろから宿舎の「ニュー砂丘荘」で夕食。
カニ、イカのお刺身、ハタハタのフライなど、どれも美味しい…

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その後、マイクロバスに乗って蛍を見に行きました。
十年くらい前は何千匹も舞っていたとの話ですが、最近は数が減ってしまって、
それでも50匹ほど、川辺の暗闇に点滅する蛍たちを見ることができました。

宿舎に帰って、さらに23時ごろまで懇親会。
翌日の午前中は砂丘にある「砂の美術館」を訪れました。
今季の展示テーマは「南アジア」で、とくに入り口の巨大なガンジー像が印象的。

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日曜の午後は鳥取駅前の「新日本海新聞社ホール」でおこなわれた、
現代歌人集会春季大会に、そのまま多くのメンバーが出席しました。
テーマは「前川佐美雄と塚本邦雄〜鳥取からはじまった〜」。
メインの講演は三枝昂之さんで、パネルディスカッションには塔の荻原伸さんも参加されました。

レジュメに引かれていた前川佐美雄『積日』(1947)の歌から。
『積日』は、前川佐美雄の鳥取への疎開の日々がうたわれた歌集です。

昨夜食ひしくぢらの肉をおもひ出づ杉菜にほそき雨降るときに

田のあぜに草食(は)みてゐる牛なればこの牛を横に押してとほれよ

佐美雄の疎開先は、塚本邦雄とともに「メトード」をたちあげた杉原一司の家の2階。
小林幸子さんの「八角堂便り」(「塔」2012年4月号)もご参考に。

http://toutankakai.com/magazine/post/458/

砂丘歌会は毎年6月に開催されていて、会員はどなたでも参加できます。
まだ行ったことのない方、来年はぜひ!

そこそこ夜遅くなってからの帰宅。
視野のすみを、黒い影が走るのはなんだ?
見ている間に、道を渡って反対側の側溝に入った。

が、そこから顔を出してこちらを窺う。

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ああ、おまえさんは鼬だな。

ネズミかとみしは大きなるイタチ葉蘭の蔭を走りすぎたり/中島栄一『青い城』

こちらが近づかないと判断したのか、側溝から飛び出してその先へゆく。
さあどうする。

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駈けて止まり、まわりを窺って、ふたたび道を渡って植え込みの中に入っていった。

何匹の鼬が棲みいるこの町に幾人(いくたり)の人眠れる今宵/畑谷隆子『シュレーディンガーの猫』

いろいろ、困った悪戯もするようだが、
見た目は可愛いやつである。

こんにちは。鈴木晴香です。

九州北部から、近畿地方にかけて、まだ梅雨入りしていません。

22日の時点で過去2番目の遅さということ。このまま梅雨入りしなければ、1963年以来、56年ぶりのことになるそうです。

というか、56年前に梅雨のない年があったということが、気になります。

写真は、紫陽花。下から咲くって知りませんでした。消えかける花火のようで可愛い。

紫陽花

こんにちは、鈴木晴香です。

夏が近づいて来て、
職場の近くに狸が出てくるようになりました。

狸

はじめ1匹だったのが、
次の日は2匹。

この2匹のうち、とちらかが
はじめの日の1匹だったという証拠もないのに、
「家族を紹介しに来たのね」
なんて言ってしまうのは、
遠野物語のような民話が、心に眠っているからなのかもしれない。

窓をトントンと叩くと、
小さな歯が並んだ口をイーッと開けて威嚇してから
逃げて行ったので、
家族を紹介しに来たのではないのは明らかなのでした。
(そもそも家族かどうかもわかりません。
絶賛恋の駆け引き中の二匹である可能性もあるわけで。)

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