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アーカイブ "2019年03月"

みなさんこんばんは、鈴木晴香です。

先日、「artとscienceの共同研究室」というイベントに参加してきました。
京都市立芸術大学と京都大学の学生さんたちが、
科学・芸術の分野の交流や相互作用の意義を、
展示やワークショップを通して伝えるというものです。

芸術や科学の研究者の研究発表を

研究者による芸術や科学の研究発表を、
文字で書き取るだけでなく、絵でスケッチしたり、粘土で表現したり・・・
私は短歌を書きました。
研究発表という空間が、多面的、立体的に捉えられているようで、
とても新鮮な体験でした。

artとscience

通路には、言葉や絵が散りばめられていて、
これもまた、いつもとは違う空間へ連れ出されたようでした。

こんにちは。鈴木晴香です。

平成に入ってから、スイーツはいくつものブームを辿ってきたようです。
ティラミス、ナタデココ、タピオカ、ベルギーワッフル、エトセトラ。
(エトセトラというスイーツもおいしそうだ。)

ブームであろうがなかろうが美味しいものはいつだって美味しいのですが、
そこは人の心。移り気なもので、申し訳ない。

ちょっと前、パリに住んでいた頃に食べていた、
日本では見たことのなかったスイーツ、それが
トロペジェンヌ。

トロペジェンヌ

ブリオッシュ生地にクリームが挟まって、
上にじゃりじゃりの砂糖が乗っているというとてもシンプルなもので、
ケーキというよりはパンに近い食感。
写真にはないですが、お好み焼きくらいの衝撃サイズのものもありました。
南仏サントロペのお嬢さん、ということでトロペジェンヌ(パリジェンヌのジェンヌですね)
と名付けられているこれは、ブリジット・バルドーもお気に入りだったということ。

さて、今週ついに、このトロペジェンヌとの再会を果たしました!
日本への上陸にあたり、大きさも味も上品になっている様子。
果たして、ブームとなるかどうか。

もう春だとおもっていましたら、一転して寒くなってきました。

もうすぐ春といえば、キャンディーズ。
もうすぐ春といえば、恋をしてみませんか♪
・・・
もうすぐ春といえば、お別れの季節。

先日、ちいさなお別れの宴があって、件の日本料理店にいきました。
お店に入ると写真のとおりすこしこぶりの白磁のすてきな花瓶が飾ってありました。

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鳥取には、白磁をきわめて人間国宝になった前田昭博さんという陶芸家がいらっしゃいます。
もしや、と思って店主にたずねると、そうですよということでした。

ぼくは片田舎の小さな公立の小学校に通っていました。田舎の小学校なのに、というとよくないですが、音楽や図工にとても熱心でした。小学校なので教科担当制ではなく、担任の先生がほとんどの教科科目を教えてくださっていたのですが、図工の時間だけは図工の先生に習っていました。そしてその図工の先生こそ、人間国宝の前田昭博さんのお父さんでした(前田先生)。

当時、前田先生は子どもさんが白い焼き物を作っているからといって全クラス(1学年2クラスずつ)に白い花瓶を持ってきてくださいました。いまならば白磁の壺とか白磁の花瓶とかいうのですが、当時は「白い花瓶」といっていました。週に何度かは、花の水かえをするために、その大きくて白くて美しくてつるんとした花瓶を両手に抱えてもって手洗い場にいきます。しばらくして、隣のクラスの白い花瓶が水かえをしているときに割れてしまいました。つぎには、ぼくたちのクラスの白い花瓶も割れてしまいました。さらに時間がたつと、あっちでもこっちでも白い花瓶は割れていきました。前田先生のお子さんが一生懸命お作りになった花瓶だということで(もちろん当時は無名だったと思いますが)みんなで大切にしようと言っていたのですが、水の入った白い花瓶の一つ一つは小学生にとっては大きくて重い花瓶だったので、手をすべらせて割ってしまっていたのでした。

2年ほど前に、ある宴で前田昭博さんとすこしだけお話する機会がありました。ぼくは小学校のときの前田先生の思い出と白い花瓶の話をしました。昭博さんは、そうでしたか、となんだか少し恥ずかしそうにでもうれしそうに笑顔で言葉を交わしてくださいました。

人間国宝の手による白磁の花瓶は、購入することはできないほど遠くにいってしまったのですが、ぼくにとってはあの白い花瓶は前田先生の熱心な図工の授業とともにときどき思い出されるのです。

この冬、鳥取市にはほとんど雪がつもりませんでした。
あたたかくて過ごしやすい冬でした。

「あーあ、せっかくスタッドレスに履き替えたのになー」
「ほんと。ぜんぜん降らんかったなー」

などという会話を何度かしました。「スタッドレス」というのは冬の雪道ようのタイヤです。鳥取では11月下旬から12月初旬には車のタイヤをこのスタッドレスタイヤに交換します。

ガソリンスタンドや車屋さんで長い待ち時間の末に交換してもらうこともありますし、自宅でよいしょよいしょと自力で交換することもあります。そういうことから、「せっかく履き替えたのになー」という言葉がでてきちゃうわけです。

この「せっかく履き替えたのに」というのは、なんだか「せっかく履き替えた」のだから「少しくらいは雪が降ってほしかった」ということを言っている感じがしてしまいます。でも、雪かきや渋滞を思えば雪が降り積もらないことはとてもありがたいことなので、どう考えても「雪が降ってほしかった」というはずはありません(一部の人や犬を除いて)。

あれこれ考えてみますと、「せっかく履き替えたのにー」というのは、「少しは降ってよね」という感じではなく、降らないのなら降らないとあらかじめ告げてくれていたらあんなに苦労してタイヤを「履き替えなかったのになー」という感じなのではないかと思うのです。

さて。そんな冬が終わって、もう花粉の季節です。

  七月の温度が高いとスギはストレスを受け翌年花粉飛散量が増大する
一本の杉の花粉は渦巻きのごとき天文学的数値 /花山周子『林立』2018 p.59

詞書がリアルすぎておびえています。(洗濯も部屋干し)

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江戸です。

ああ、もう3月も7日です。はやいはやい。
雨が降ったりやんだり晴れたり曇ったり風が吹いたり。
今週はめまぐるしい空ですね。

先週、東京の浅草で春を食べました。

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独活です。酢味噌でいただきました。
みなさんの春はどんなふうに来ていますか?

それではまた~♪

こんにちは、小川和恵です。
住所、誌上名等の会員情報変更の受付窓口を担当しています。

3月・4月は、進学・就職・転勤等で、引越の多い時期。
塔の会員の方の中にも、転居される方が多くいらっしゃるかと思います。

転居等に伴い、毎月の「塔」の発送先が変更になる場合には、必ず私・小川まで届け出てください。
(連絡先は「塔のひろば」末尾の「原稿などの送付先 届出・問合せ先一覧」を参照のこと。)

また届出は前月の20日までにしていただく必要があります。
例えば、4月号から変更の場合には、3月20日までに届け出てください。
したがって、できれば実際に転居してからではなく、新住所が決まり次第、できるだけ速やかに届け出ていただくことが望ましいです。

届出が21日を過ぎた場合には、翌々月号からの変更になります。
この届出が遅れたために「塔」が受け取れなかった場合には、原則再送いたしません。
前住所まで取りに行く、もしくはバックナンバー購入の手続をとっていただくことになります。

なお、「塔」の発送はヤマト運輸のクロネコDM便を用いて行っております。
したがって、郵便局に転居届を出されて転送サービスに登録されていても、「塔」が転送されることはありません。

また、ヤマト運輸の「転居転送サービス」は、クロネコDM便についてはそのサービスの対象外となっています。
したがって、ヤマト運輸の「転居転送サービス」に登録されていても、やはり「塔」が転送されることはありません。

転居等で発送先が変更になる場合には、決まり次第できるだけ速やかに私・小川まで届け出ていただきますよう、お願いいたします。

写真は、1月に京都で開催された文学フリマの後の新年会で食べた鍋です。
なんだかすごい見た目ですが、結構美味しかったですよ。
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