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アーカイブ "2019年01月"

大阪・中之島は、堂島川と土佐堀川にはさまれたところ。
冬になると、渡り鳥がやってきて、少しにぎやかになるのだが、ここのところ数を増やしているのはオオバン。
水鳥のうち、半分ぐらいはオオバンではないかと思う。

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まっ黒な身体に、鼻筋だけが白い。

ぬばたまの黒き鳥なるオオバンの額(ぬか)のみしろく神は創(つく)れり/梅田啓子『ふたりご』

理由があるとすれば、同族であることが、すぐにわかるというぐらいだろうか。

水の上にぷかぷか浮いているが、潜水も得意。
カモの仲間ではなくて、ツル目クイナ科だそうだ。

趾がちょっと面白い。
指の間に水かきがあるのではなく、指それぞれがすこし幅広くなっている。

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65周年記念号会員エッセイは、本日31日、締め切りです。
メールでも応募できますから、今からでもぜひご投稿ください。
「塔」1月号71ページに要項があります。

「わたしの失敗」
「わたしの気になる植物」
「わたしの塔の読み方」

のいずれかのテーマで20字×20字。タイトルもつけてください。

応募くださった皆さま、ありがとうございました。
ここにきて、「わたしの気になる植物」への応募数がダントツです。
つづいて「わたしの塔の読み方」。
「わたしの失敗」がもう少し増えるとありがたいです。

なお、皆さま、誤植には注意! 差し替えは原則、できません。
タイトルも忘れずに付けてください。テーマとは別ですよ。

ロウバイ
写真はロウバイ。岐阜の梅林公園にて。よい香りが漂っていました。
白梅と紅梅がほんの少し、開き始めていました。

正月の休みに、ひさしぶりに動物園に行ってみた。

子どもが小さい頃には何度か行ったが、その子どもも成人して、
大人だけで行く動物園だ。

次のつぎの日曜午後と言い合わす大人ばかりで行く動物園/石本照子『山法師』

子どもと行くと、どうしても子どもを楽しませることに関心が行ってしまう。
危なくないように気をつける。
 
だから、動物園に行っても、案外動物を見ていない。

それが、大人だけならば、けっこうじっくりと見ることができて、いろんな発見もある。

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何度も見たように思っていたが本当はこんなに繊細ゼブラの縞は/同

まことに。

ことに足先など、だんだん細かく、きゅっとひきしぼられるような感じにもなる。

この週末、妻の実家のある岐阜に行ってきました。
岐阜駅近く、加納の玉性院の節分会はとくに有名とのこと。
通りにはこんなおおきな赤鬼さんが、目を光らせていました。

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目の部分は、本当にライトが光ります。
同じ通り沿いのすこし離れたところに、もう1体そびえ立っております。

すこし車で走って、今度は善光寺さん。
こちらはすこし小ぶりですが、こんな味のある鬼さんが
迎えてくれます。

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京都では壬生寺、吉田神社など
節分祭(節分会)で有名な寺社がいくつかある。
私の職場は吉田神社が近く、コンビニにもこんなポスターが貼られている。

吉田神社の節分祭にはよく通った。
あの人ごみでは、まだ小さい子を連れては難しいだろうか。

そういえば、「節分が近い」という感覚を持つようになったのは
京都に来てからのことだなあ。

 先日。千葉の佐倉にある、国立歴史民俗博物館(歴博)に行ってきました。
 もう、楽しいのですが、何しろ展示物が膨大で、半日居ましたが、とても見切れません。

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こちらは、お江戸の街並みですね。

さて、妖怪のコーナーなどがあるのですが、面白かったのが、「ばけ物三十六歌仙かるた」です。
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有名歌の本歌取りです。

たとえば、 
   山部赤人の  若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る
     が、   和歌の会に夜ふけてみれば行灯が化けて踊れば座は鳴わたる  に、

   藤原敏行の  秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
     が、   秋きぬと目にはさやかに見えねども影の鬼にぞ驚かれぬる 
    
     になっているのですが、まず、絵がかわいらしい。

     いいなあ、遊びたいなあ、と思いました。

     歴博、大好きです。
             

 1月13日(日)、都内にて、第2回一般社団法人塔短歌会の社員総会が行われました。
 まずは、会議です。
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 事業報告・会計報告、また、事業計画・予算などの審議が行われました。

 その後はシンポジウムです。
 まず、池本一郎さんの講演。「短歌への期待」という題でした。
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 地方の問題など、すごくよくわかるなあということ、たくさんありました。また、池本さんの短歌愛と鳥取愛、伝わってきました。
 そして、お話の内容もさることながら、池本さんの語りの抑揚の見事さに、ほれぼれしていました。
 肉声(マイク使ってますけど)の力というか、生の力というか、です。

 次は、江戸雪さん、前田康子さん、松村正直さんによる、「2018年の歌集を読む」でした。
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 お一人当たり3冊の歌集が取り上げられていました。3人でもめる、というか、議論になるところが、やっぱり面白かったです。
その後の懇親会でも、今日取り上げられた歌集について、いろんな意見がでていたり、歌集買おう、という話にもなっていたりして、
この鼎談の熱が続いているようでした。

 年の初め、短歌についての濃密な時間を過ごしました。

 今年もよろしくおねがいいたします。

 
 

 

護王さん
今年もよろしくお願いいたします。
狛犬ならぬ狛猪のいる京都・護王神社にて。
護王さんは足腰と子どもの守護神だそうです。
よくよくお祈りしてきました。

さて、4月号掲載の65周年記念エッセイを募集中です。
応募くださった皆さま、ありがとうございます。読んでいてとても楽しいです。

募集要項は「塔」12月号126ページをご覧ください。

「わたしの失敗」
「わたしの気になる植物」
「わたしの塔の読み方」

のいずれかの題で400字、1月末締切です。

前に一度ここのブログでも宣伝したのですが、その時と変わらず、
「わたしの塔の読み方」の応募がまだゼロなんです。
どうぞお気軽にお寄せください。

という言葉を聞かれたことのある方は多いでしょうが、実際に目にされることはあまりないと思います。書籍の本文の天の部分(上部)に金箔を貼って、埃などから紙を保護するための仕掛けです。

京都の北大路駅近くを歩いていると、ある蕎麦屋さんの前で古本が売られていてそこになんとも豪華な装幀の本ばかり並んでいました。なぜ蕎麦屋さんの前で!?
長電話をしながら、撮ったので天金(これは実際には地金や地銀ですが)の部分にピントが合って居らず残念。

天金の昏きをぬぐいやりたれば人差し指の腹がくすみぬ  白石瑞紀『みづのゆくへと緩慢な火』

明日から寒くなるみたいですので、どうぞお大事に。
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