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アーカイブ "2018年03月"

お久しぶりです。鈴木晴香です。
桜も満開ですね。

今日は、大阪の枚方にある蔦屋書店に行ってきました。
吹き抜けの書棚に目を奪われます。

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書店といっても、ここはHIRAKATA T-SITEという複合施設。
本はもちろん、レストランや、アクセサリー、雑貨など、たくさんのものが揃っていて、ビル全体が本を中心にした一つの街のようです。

中でも「子どもと学び」というフロアが素敵。
絵本や、なぞなぞの本、親御さん向けの育児本などが書棚いっぱいに詰まっていて、
そこにいる子どもたちはまるで、おもちゃと戯れるように本を開いてはしゃいでいるのでした。

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寝っ転がりながら本を読める、秘密基地のようなところもあります。

こんな風に、子供の頃から本と楽しく触れ合う時間を過ごしたら、
きっと、本屋さんに通う大人になるだろうなあと思って嬉しくなります。
私にはこういうところなかった、とちょっと悔しい気持ちです。

三月から四月はページをめくるように生活が大きくかわるときです。
私も異動することになり、送別会では花束をいただきました。
その花束を抱えて夜の街を歩くということもあまりないことで、本当にこれで転勤なんだなと思ったことでした。

話はかわります。
今年の全国大会は8月18日(土)〜19日(日)に浜松で開催します。
詳細は5月号に掲載されます。多くのみなさんの参加をお待ちしています。
(目標220名!)

全国大会といえば、塔短歌会全国大会in東京2008では「塔的短歌検定」というものを実施しました。
その検定の第2問で次のような問題を出しました。

問2 それぞれの第一歌集で巻頭歌ではないものは?
1 夕映えはとおくに兆し水たまるふちに桜花のこびりつきたり『樹の下の椅子』(花山多佳子)
2 水のごとく髪そよがせて ある夜の海にもっとも近き屋上『メビウスの地平』(永田和宏)
3 逆立ちしておまへがおれを眺めていた たつた一度きりのあの夏のこと『森のやうに獣のやうに』(河野裕子)
4 走り来て四肢投げうてばいや高く規則正しき血流の音『水惑星』(栗木京子)

正解は「2」。『メビウスの地平』の巻頭歌は音楽へなだれんとするあやうさの・・・・・・闇の深処に花揺らぐまで」です。

この『メビウスの地平』についてちょっとした調査を行っています。
よろしければご協力をお願いします。

花束

花粉症に苦しむころになりました。
私のばあい処方された薬を服用しているとおよそ大丈夫なのですが、
杉花粉の飛散が先週はとても多かったようで、眼も喉も鼻も大変なことでした。
日曜の夜はずっと咳がとまらなくて、月曜の朝は腹筋と肋骨がいたくなっていました。
それで、さらにつよい薬をもらおうと耳鼻科へ行ったのでした。
(ザイザル→ビラノア。頓服薬としてセレスタミン配合錠)

花粉症の季節になると(花粉症ではない方はまったくそんなことはないと思いますが)私はなんだかぼんやりして集中力がなくなります。なんにもやる気が起きません。とほほ。
そういうときにはすこし甘いものを食べてみるようにしています。
ほんの少したべるとちょっと元気になります。

そうそう。
京都のお土産によく「阿闍梨餅」を買います。
ただ、このごろは、ものすごく人気が上昇したようで京都駅界隈の販売店は
いつも多くの人がならんでいます。
編集企画会議があった先の土曜日はタイミング良くさっと買うことができました。
阿闍梨餅

桜の開花宣言もまだなのに
SNSでは桜の花の写真がたくさんアップされていますね。
春は不思議です。わたくしの場合、今年は原因不明の頭痛におそわれています。
食欲もあり身体もよく動くのですが、
10分に1度ほど、ズンッと頭の芯が痛くなります。

そんな季でも歌会はあります。16日は天王寺歌会でした。

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手書きの文字を見るとほっとします。
そして、歌会は多くのひとたちの尽力によって成り立っているのだと
こんな板書をみてしみじみとおもいます。
会場予約、詠草集め、司会、会計などなど。。
ありがたいことです。ありがとう。

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家のむかいのマンションの雪柳がまっ白になるのが毎年の楽しみです。
いよいよ白くなってきました。
雪柳、からまるよ。
からまるよ、髪に。

5月6日(日)に開催される東京文フリに向けて「猫のうた」を募集しています。
詳しくは下記の要項をお読みください。

「猫のうた」募集

3月14日(水)の毎日新聞夕刊に梶原さい子さんが登場しています。
タイトルは「海と真実 歌い続ける」。
「それぞれの3.11 東日本大震災7年」と題する連載の第5回(最終回)です。
連載第1回(3月5日)は、昨年の全国大会のゲスト、作家の玄侑宗久さんでした。
ぜひ、お読みください。

梶原さんの記事から引用
「『とても書けないだろう』と思いながらも、懐中電灯の下でペンを持つと、歌が一気にあふれ出した」
「三陸の海から距離を置いて暮らしていても、不思議と水辺にひかれます」

写真は本文とは関係ありませんが、京都御苑の桜のつぼみです。この数日の陽気でふっくらと。産毛がきれいです。
つぼみ

こんにちは、小川和恵です。
住所変更等の受付窓口を担当しています。

3月・4月は、進学・就職・転勤等で、引越の多い時期ですね。
塔の会員の方の中にも、転居される方が多くいらっしゃるかと思います。

転居等に伴い、毎月の「塔」の発送先が変更になる場合には、必ず私・小川まで届け出てください。
(連絡先は「塔のひろば」末尾の「原稿などの送付先 届出・問合せ先一覧」を参照のこと。)

また届出は前月の20日までにしていただく必要があります。
例えば、4月号から変更の場合には、3月20日までに届け出てください。
したがって、できれば実際に転居してからではなく、新住所が決まり次第、できるだけ速やかに届け出ていただくことが望ましいです。

届出が21日を過ぎた場合には、翌々月号からの変更になります。
この届出が遅れたために「塔」が受け取れなかった場合には、原則再送いたしません。
前住所まで取りに行く、もしくはバックナンバー購入の手続をとっていただくことになります。

なお、「塔」の発送はヤマト運輸のクロネコDM便を用いて行っております。
したがって、郵便局に転居届を出されて転送サービスに登録されていても、「塔」が転送されることはありません。

また、ヤマト運輸の「転居転送サービス」は、クロネコDM便についてはそのサービスの対象外となっています。
したがって、ヤマト運輸の「転居転送サービス」に登録されていても、やはり「塔」が転送されることはありません。

転居等で発送先が変更になる場合には、決まり次第できるだけ速やかに私・小川まで届け出ていただきますよう、お願いいたします。

写真は、一昨日朝の大阪府立体育会館前です(本文とは全く関係ありません)。
例によって、前を通りがかっただけですが…。
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約2年半、お酒を飲まないでいたのですが、今年のお正月に解禁しました。2年半ぶりに口にしたビール! おいしいとき、人は無言になるものだと思い知りました。グラス片手に5秒ほどかみしめました。

そして2月、おいしい日本酒がいただけると聞き、酒蔵見学へ。奈良市の春鹿酒蔵です。「春日野」の「神鹿」にちなんで「春鹿」なのだそうです。晴天に、新酒を知らせる杉玉も青々と。
酒蔵1
発酵中の麹米です。1万リットルの仕込みタンクを上から見学するようになっています。画像では分かりにくいのですが、麹米がふつふつと呼吸しています。ふわ~んといい香りがし、早くも気持ちが高まる見学者たち。ちなみに、このタンクの中は酸素ゼロ。落ちると死ぬそうです。
酒蔵2
工場の至るところに、スローガンが掲示されていました。
酒蔵3
春鹿の基本理念
米を磨く 
水を磨く
技を磨く
心を磨く

なるほど。第4句(??)でいいこと言うわけですね。でも私は「米を磨く」ってところが好きかな。いかにもお酒がおいしくなりそうな感じがします。

たとえば、

作歌の基本理念
語を磨く
音を磨く
順を磨く
人を磨く

とか。

作歌の基本理念
初句を磨く
二、三句流す
四句で破れ
結句を待つ

とか。これ、私はけっこうあるかも。
がんばろう。甘酒であったまって、歌を作ろう。

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なにかと嫌われるカラスだが、見ていると面白い。

電線にとまらんとする一瞬を鴉の鋭き趾のひろがる/高安国世『光の春』

足の指=趾と嘴を上手に使っていろんなことをする。
ゴミの袋をくいやぶったり、食べ物を石の間に隠したり。

けっこう爪は鋭いからあれで掴まれたら痛いのだろう。
最近の歌集では、こんな作品があった(《》は傍点)。

わが頭を一瞬《がし》と掴みたる鴉のをりし図書館の森/村上和子『しろがね』
嘴太鴉(はしぶと)の爪が残せる感触の痛みに変はる家へ着くころ
あたまより鴉飛び立つ反動をわれの頸部は長く記憶す

えらい災難でした。
鳥の中では、それなりに重さもあるから「反動」もけっこうしっかりしたものだったに違いない。
 
なぜそんなことになったのか。
作者に思い当たることがないならば、カラスの側のひとちがい。
カラスの巣に悪さをしようとした人間を覚えていて、仕返しをするらしい。
あるいは、知らずにカラスの巣に近づきすぎてしまったり、という場合もあるのだとか。

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巣作りの春となりたり青き枝咋(く)ひもちて鴉の飛びゆく見れば/田附昭二『風の尾』

巣づくりの季節。
これからしばらく、カラスもいくらか神経質になる……と思っておいたほうがよさそうだ。
この写真を撮っていたら、うしろから頭上すれすれをもう一羽がかすめて行ったのでした。
これ以上しつこく写真を撮るなら、がしっとやるぞ!という威嚇なのでしょう。

くわばらくわばら。

繁殖期が一段落して、親離れしたカラスが飛び回るようになると、これは観察する上ではちょっと面白い。若いうちは、警戒心よりも好奇心のほうが強いから、人間との距離が近くなっても構えないのだ。

さて、
永田和宏歌集『午後の庭』にもカラスの歌があるのですが「言つてはいけない知られてもいけない」だから紹介しないでおきます。

1ヶ月ほど前のことになりますが、2月4日(日)、滋賀歌会に参加しました。
毎年2月は滋賀歌会に行っているのですが、半分は「かるた歌会」に釣られてです。
2月の滋賀歌会は近江神宮・勧学館という場所で開催され、前半は通常の歌会ですが、後半はかるた大会(百人一首)で楽しみます。
私は子どものころからかるたが好きなのですが(と言っても素人のお遊びの域を出ませんが)、近年はかるたをする機会もほとんどないので、この時ばかりはと喜んで行っているのです。

この会場の「近江神宮・勧学館」というのがミソで、ここは名人戦・クイーン戦や、高校のかるた選手権大会が行われる場所なのです。
近年は、映画「ちはやふる」のヒットもあって、にわかに注目を浴びていますね。

近江神宮自体も、結構これでPRしていました。

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これは入口の隣のスペースなのですが、こんなのは去年まではなかった!

そして、畳に近づくとこんな表示が。
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「ちはやふる」の俳優さんたちも訪れたらしく、サインが飾ってありました。
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そして、グッズもたくさんの種類が販売されていました。
私がゲットしたのは、もちろんこれ↓
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またコレクションが増えましたo(*^▽^*)o~♪

みなさんも機会があればぜひ近江神宮を訪れてみてください。

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