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アーカイブ "2017年05月"

わが家で餌付けしているわけではないのに、他所でご飯粒もらってきてここで食べてるスズメ。お客さん、持ち込みは困るなあ。
 
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彼らの目的のひとつは、砂浴び。

最近、まめに花を植えたりしていないので乾いた土だけの植木鉢やらプランターやら。その土や砂を盛大に散らかしてくれる。杉花粉の飛ぶ時期には洗濯物を外に干さないので、彼らの砂浴びもある程度自由にさせることにして、砂浴び用プランターのまわりに別の鉢を置いて、飛散防止を図っていた。

スギ花粉の季節が終わったということで、家人から「なんとかしろ」との要求。仕方ありません。
 
まことに勝手ながら今季の砂場は閉鎖させていただくことになりました。
 
石を置いたり鉢受けの皿をかぶせたり。
 
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それでも毎日やってくるスズメたち。
あまり汚さないでほしいのだが。

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スズメの数が少なくなったと言われるが、いなくなったわけではない。

目の前の日なたの地に来て砂あびる思へば雀も可愛き小鳥/木下利玄『全歌集』

先週末5月27日は北摂歌会のみなさんと吟行。琵琶湖疏水記念館とその周辺。山縣有朋別邸であった無鄰菴の二階をお借りして歌会。窓を全開にして心地よい風の通る中で、作品について語り合いました。
 
それにしても、このあたりは題材ありすぎ。
 
疏水にしても、主だったところだけでも京都府知事、設計したひと、測量したひと。建設賛成や反対の議論をしたひと。当然ながら直接携わった人は膨大な数にのぼる。
記念館の展示は、そういう人たちの様子なども想像させるものでした。
 
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無鄰菴のほうも、これまた見どころがたくさん。
とくに、疏水の水を引いて東山を借景とした庭園はよく知られたものですが、庭園の管理にあたって、雑草を適度に残したりするなど、きめ細かい配慮をしているのことにも驚きました。 

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当日の作品だけでなく、いろいろ思い返しながら、まだまだ作品はできそう。
3ヶ月ぐらいしてから参加者のみなさんの作品が「塔」に載ります。お楽しみに。

京都の白川は岡崎でいったん琵琶湖疏水に入り、琵琶湖疏水からふたたび白川として流れ出す。その白川の三条から南に少し下ったあたり。

白い小さな花が咲いている。

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なんだろう? と思って調べてみると、これはオダンダガラシだ。
  

二種類のオランダガラシ吾がかばふ青きを押しひしぐ黒き野生ども/土屋文明『自流泉』

 
ずいぶん嫌われたものだが、文明が大切にしているものを圧倒しているなら、そんなふうにも言いたくなる。
じっさい、かなりの生命力。

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以前にも書いたが、「雑草」とは、大切に育てているものの間に侵入してくる草のことを言う。それぞれ名前はあるけれど、草の名前ではなくて、カテゴリーとして「雑草」なのだ。
そういう意味で、これなどは文明にとっては「雑草」と呼ぶほかはないものだが、別の場面では「クレソン」と呼ばれて肉料理のつけあわせになったりする。こんなふうに花が咲いてしまったら、もう食べる段階ではないのだろうけれど、若い芽のうちに摘んだら、ぴりっと辛みを伴う美味なものだったりする。
 

野良ねこは誰れの猫でもありません 群がり咲けるオランダガラシ/村山悠子『卵の番』

 
ネコはそうか。そうかもしれない。(餌付けの責任はどうなる?とも思うが)
 
水辺の草はどうなのだろう。水そのものは、水利権などいろいろあるが、雑草として生えている草はどうか。春になって若菜を摘みに行ってもいいものか。

晴れれば暑い5月。それでも曇りや雨よりも晴れている日の外出は気持ちいい。

和歌山城
 
先々週、5月14日は「和歌山で短歌を楽しむ会」。昨年の夏の大会での「マンガと短歌」の話題を、別バージョンでお話させていただいたあと、歌会。ふだんインターネットで短歌を楽しんでいる人たちとも共催で、新しい出会いがあり、楽しいひとときでした。
 
夏靄にかすむような和歌山城。「城内に入るとひんやりする」というのは、十数年前に経験したことですが、この日は交差点から見るだけ。
 
松本城
 
先週、5月20日は長野歌会のみなさんと。じっくりたのしく歌について語り合いました。
 
この日の会場は松本で、常念岳と蝶ヶ岳の鞍部から、ちらりと槍ヶ岳が見える(スマホで撮ったような写真ではわからない)天気。
あまり時間がなくて、松本城は行列ができていたので入らず。博物館をひとめぐり。それでも発見がいくつもありました。
 
 
 
和歌山歌会のみなさん、長野歌会のみなさんにはお世話になりました。
ありがとうございます。

先週の話ですが、永田家にて再校割付作業が行われました。
7月号の割付は塔短歌会賞・塔新人賞の特集もあり、
結構頭を使いました。

お昼は、木村さん特製のソーメンチャンプルーでした!
後ろに映っているM子さんお土産のカステラも美味でした。
皆さん、ごちそうさまでした!!

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本当は私のブログ当番はまだなのですが、どうしても書いておきたいことがあったので、フライングで (*^.^*)

昨日は京都平日歌会でした。
歌会後は、いつものように有志で「BRUN BRUN(ブラン ブリュン、ブルンブルンではありません)」でお茶&おしゃべり。

そこで松村正直さんが注文したのが…

17.05.25 チョコレートかき氷(2)

期間限定・チョコレートかき氷です!

実は一週間ほど前に塔の事務所に行ったときに、ちょうどこのBRUN BRUNの前を通ったのですが、この「チョコレートかき氷」のポスターが気になって気になって…。
本当は私が頼みたかったくらいなのですが、やや胃の調子がよくなかったので、松村さんを唆して(?)注文させてしまいました(笑)

BRUN BRUNは、地下鉄・丸太町駅と塔の事務所のちょうど間にあります。
この夏、塔の事務所に来る機会がありましたら、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

与謝野晶子俱楽部20周年記念として「晶子フォーラム2017 ―愛と理性と勇気を求めて―」

http://www.yosanoakiko-club.com/html/event.html

というシンポジウムが開かれます。今週末と迫っていますが、まだ申し込み大丈夫だそうです。

申込先は

TEL、FAXで受付
氏名、住所、TEL番号/FAX番号、参加人数を記載の上、
与謝野晶子倶楽部事務局 (堺市文化部文化課内)まで
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3-1
TEL 072-228-7143 FAX072-228-8174

とのこと。

最後に私もお話しすることになっていますので、よろしければ冷やかしにでも来て下さい。
実は何をお話しするかがまだ決まっておらず、レジュメも作っていないのですが…(汗
知らない方ばかりだと緊張するので、知った方が「うん、うん」と頷いてくださるだけでも有り難いものです。

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河野裕子・永田和宏著『たとへば君 四十年の恋歌』の英訳本が出ました。
翻訳はアメリア・フィールデンさん。

https://www.amazon.co.jp/Instance-Sweetheart-Forty-Years/dp/1760413070

短歌は5行書きで訳されています。
例えば

for instance, sweetheart-
won’t you sweep me off
as if
you are scooping up
an armful of fallen leaves

たとえば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか
                   河野裕子

her breasts seemed
as distant as the cape…
damn!
if only
I were older

あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでおれの少年
                   永田和宏

という感じです。

永田家に在庫があるそうで、送料込み2000円で販売します。
希望する方は葉書で永田和宏さん宛に申し込んでください。

今日は編集企画会議。
午前10時に、会場の塔事務所に行ってみると
むむむ、シャッターが閉まっているではありませんか!
編集長はじめ、慌てる一同。

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この後大家さんに来ていただいて、解決。
無事、会議も開くことができました。
今後の誌面ほか、この8月の全国大会in福島のことなど
盛りだくさんの内容が話し合われました。

そうそう、「塔」5月号には全国大会の申込書が同封されていますので、
忘れずにお申込みください!(6/10〆切)

それから、今年の大会では初めての試みとして
「歌合トーナメント」が行われ、3名1組での参加を募集しています。
奮ってご参加いただければと思います(こちらは6月末応募〆切)。
詳しくは、やはり5月号の「塔のひろば」をご参照ください!

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