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アーカイブ "2017年04月"

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今日の京都は気温が26度まであがって暑いくらいの一日でした。天気がよかったので家から永田家まで6キロほどの道のりを自転車で行ったのですが、深泥池のあたりなどちょっと急な坂になっているので、着く頃にはもう息が切れて汗だくです。永田家の庭の桜(写真)も終わりかけですね。牡丹の植え替えをするひと、たんぽぽの種をもらっているひと、レモンの香りがする葉っぱを嗅いでいるひと……あんまりよい天気なので、皆さんすぐに家のなかに入ってしまうのが惜しいような感じで、庭でそれぞれに楽しんでおられました。
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ちょっとぼけてますが、蝶の写真もとれました。

今日は5月号の再校作業と6月号の割付作業。5月号は毎年恒例の特集「豊穣祭」ですが、今年は特に選者などで入会30年、40年、50年を迎えられたかたもいて、かなり豪華な顔ぶれとなっています。どうぞお楽しみに。赤飯のおにぎり、手作りのパンなど美味しいものもいただいてリフレッシュしつつ17時すぎまで、誤字脱字がないかどうか二回通り、三回通りと手分けしてチェックしていきます。
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帰りがけ、永田淳さんがベランダでボウフラ(蚊の幼虫)を見せてくださいました。こんな間近に見るのは初めてのことで、目を凝らさないと見えないくらい小さいんだけど、一匹一匹がちょこちょこ元気に動き回っています。淳さんはなぜだかそのボウフラたちを持って帰ると言って、大切そうに小瓶に入れていました。

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「塔」4月号が届きました。
特集は3月号に続いて平井弘さんへのインタビュー「恥ずかしさの文体」後編ですね。面白いので皆さんぜひゆっくりお読みください。

さて、誌面に載るこうしたインタビューや座談会の収録のとき、録音に使っているのが上の写真のICレコーダー。数年前に塔短歌会で専用のものを購入しました。

録音したデータを文字に起こす作業を担当してくださっているのは、会員の干田智子さん。いつもありがとうございます。
文字起こしされたものを編集して、発言者全員にゲラを送って朱入れ(修正や加筆)をしていただき、それをとりまとめて整理して入稿という流れです。

今年は3月号、4月号、6月号、7月号、11月号、12月号となんらかの座談会やインタビューあるいは講演録が掲載されるので、ICレコーダーも大活躍です。

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毎年「塔」4月号には詠草用紙が2枚綴じ込まれています。
1枚は予備として付けていますので、捨てずに残しておいて下さい。

詠草用紙の使い方ですが、「前月号の用紙で今月20日締切の
詠草を提出する」というサイクルをお勧めします。そうすれば、
20日近くなって万一「塔」が届かなくても慌てる必要がありません。

もし、その月の詠草用紙を使って詠草を出しているという方が
いらっしゃったら、用紙が2枚綴じ込まれている4月号を機に、
次回からは前月の詠草用紙を使うサイクルに切り替えてみて下さい。

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2015年にリニューアルして以来初めて、岡崎の京都市動物園に行ってきました。
動物園としてそこまで規模が大きいわけではないけれど
ゾウやキリンなど大きな動物たちをすごく近くから見られるのでけっこう楽しい。
芝生の植え込みがゾウの形に刈られていて、そこにはらはらと散る桜。
春です。
映画『シザーハンズ』の植え込みをちょっと思い出しました。

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ヤギの顔はいつまで見ていても飽きません。

堤防の陰なる部落夕闇に白く聖者のごとくひとつ山羊/高安国世『虚像の鳩』

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コウモリが巨大でびっくり。
風で歪んでしまった黒い傘4本にしか見えません。

夕風や煤(すす)のやうなる生きもののかわほり飛べる東大寺かな/与謝野晶子『佐保姫』

珈琲をおいしく感じるのは体調がよいときだ。
これはぼくがいつも珈琲豆を購入している焙煎屋さんの店主「達さん」のことば。

ぼくはこのごろ杉花粉にやられているので体調が良好だとは言い切れないけれど、たくさん珈琲を飲んでいる。それでいつもより早く豆を切らしてしまい、昨日も、達さんの焙煎小屋にうかがったのだった。銘柄というか買う豆ももうずっと変わらなくて「中深煎ブレンド」。

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ところで、ときどきこのホームページの「塔アーカイブ」で誌上に載っていた座談会やインタビューなどの特集記事をつらつらと読むことがある。その時もたぶんおもしろく読んだと思うのだけれど、読み直してみるとなんだかほんとうにおもいしろいのだ。ふしぎなことに。たとえば、以下の3つなどは読み直すたびにとてもすてきな発見がある。

■ インタビュー「池本一郎に聞く~高安国世・信州・清原日出夫」(ききて:松村正直)2011年11月号
■ 座談会「高安国世の歌を読む」(参加者:藤田千鶴、山下裕美、永田淳、吉田恭大)2013年5月号
■ 吉川宏志インタビュー「見えないものを見つめるために」 (ききて:荻原伸 記録・編集:大森静佳)2014年8月号

コーヒーの湯気消えてゆく赤壁の思わぬ高さに黒き掌の型/高安国世『虚像の鳩』1968

先週のこと。
ロンドンに住んでいる友人のお嬢さんとその彼が鳥取に遊びにやってきました。
Miyaさんとその彼のRowanくん。どちらも十代で大学入学前のアジア旅行中とのこと。

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Miyaさんのお母さんは鳥取出身なのでふたりは鳥取にやってきたというわけです。山陰海岸のなかでも特に美しい浦富(うらどめ)海岸の遊覧船に乗ったり、砂丘を歩いたり、回転寿司に行ったりしました。

さわやかでしなやかで。すてきなふたりでした。いいなー♪

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これまでずっと肌寒かった鳥取。
代休の本日はぽかぽかとあたたかい感じ。そうなると外に出たくなりまして、鳥取駅界隈のわが家から車で50分ほどの雨滝(あめだき)へ行ってみることにしました。
 
雨滝は日本の滝百選にも選ばれているらしく、それはそれは素敵な滝です。そういった客観的な評価に加えて、堕落したぼくにとっては、滝のごく近くに駐車場があってそれほど歩かずとも雄大な自然の恩恵に預かれるというところも、とても気に入っているわけです。とても大きな滝なのにその直下に行くこともできますし。
 
ところで、鳥取は2月にとてもたくさんの雪が降り(数十年ぶり)ました。そんなことを思うと、いまごろは落ちてくる滝の水嵩も相当にすごいだろうなあとうきうきと想像しながら車を雨滝へとすすめました。ところが、雨滝のある山のなかへ入り込むにつれて、4月とは思えないくらい雪が残っているのです。
 
それでも、車道も駐車場も雪かきが施されているようで支障なく雨滝にいちばん近い駐車場へたどり着くことができました。車を停めて、いざ、雨滝のいりぐちへの小径を降りようと、そこへ向かってみると。がーん。完全に、完璧に、雪で埋もれてしまったままです。人間の足跡すらありません。2メートルくらいは積もっている感じ。そこを分け入る術もなく、気力もなく、滝の音をきくこともなく、滝の姿を見ることもなく、まったく近づくこともなく、引き返したのでした。とほほ。

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