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アーカイブ "2016年05月"

立夏も過ぎましたし、暦の上ではもちろん夏ですね。

風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける

事務所の近くの上賀茂神社から流れ出る「ならの小川(明神川)」の水辺です。いかにも「ならの小川」っぽい写真も撮れそうなんですが、自分の足を入れてみました。(しかし、これだと本当にならの小川かどうか疑わしいですね)

この川、上賀茂神社を流れ出たあと、しばらく社家の前を通ったあとに、上賀茂地区の田畑の用水となります。う〜ん、なんとも風情もなんにもありませんが。

けれど、この用水にごく稀にアマゴが泳いでいてビックリすることがあります。

次は、ちゃんとそれらしい写真を撮ってこようか知らん。

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今日は岩倉で再校作業があったのですが、用事のため欠席させていただきまし。
なんばで用事を終えて一息ついて、そういえばこの辺で「川柳フリマ」を今日はやってたはずだな、と思い立って訪れてみることに。
僕は大阪出身ですが、北摂地域の生まれで梅田より南へはほとんど来ないので、近鉄の上本町駅で降りるのははじめてでした。
なかなか独特の”大阪感”がありますよね。南の方って。

「川柳フリマ」は、「文学フリマ」なんかよりももっと小規模で、川柳だけでなく短歌や俳句の本も置いてありました。
短歌・俳句に比べて川柳はどんな作家がいるのかが見えにくいところがあって、取っつきにくいのですが、
こういうイベントがあると現場の雰囲気というのが掴みやすくてよいですね。
句集や評論など、思いがけず散財。

当たり前のことですが、さまざまな形式に親しんで、短歌以外の視座から短歌を見つめなおす作業が必要だなあと感じました。
僕には足りていないな、と反省。精進します。

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今日は京都三大祭のひとつ、葵祭でした。
近所を通るので見に行こうと思っていたけれど、時間を間違えていて今年は結局見れずじまいでした。
晴天だったので、きっと綺麗だったでしょう。

さて、ぼちぼち「塔」5月号がお手元に届いているかと思います。
5月号は、表紙をめくったところに会費の振込み用紙が挟んであります!
この用紙を使って、6月20日までに半年分(2016年下半期分)をお振込みください。
期限までにはまだ一ヶ月以上ありますが、うっかり忘れてしまったり用紙を紛失してしまったりすることもあるので、できるだけお早めに振り込んでいただけると助かります。
詳細については5月号のp.218をご覧ください。
よろしくお願いいたします♪

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三枝昂之・吉川宏志編『時代の危機と向き合う短歌』(青磁社、1500円)が刊行されました。昨年9月(京都)と12月(東京)に開催されたシンポジウムの記録集です。

目次は次の通り。

「緊急シンポジウム 時代の危機に抵抗する短歌」
 ・開会のあいさつ 吉川宏志
 ・講演「時鳥啼くなと申す人もあり」 三枝昂之
 ・鼎談「戦後七十年の軋みのなかで」 中津昌子、澤村斉美、黒瀬珂瀾
 ・閉会のあいさつ 松村正直
 ・シンポジウム参加者メッセージ

「緊急シンポジウム 時代の危機と向き合う短歌」
 ・開会のあいさつ 三枝昂之
 ・提言にかえて 佐佐木幸綱
 ・講演「危うい時代の危うい言葉」 永田和宏
 ・ミニトーク「時代のなかの反語」 今野寿美
 ・パネルディスカッション「平和と戦争のはざまで歌う」
      吉川宏志(司会)、染野太朗、田村元、三原由起子

皆さん、どうぞお読みください。

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いよいよ夏かな、というような陽射しの強さでしたね。
今日から日傘を使いはじめました。
晩御飯の準備をしておいてから、閉園間際の京都府立植物園へ。
歌ができないときはよくここへ来ます(徒歩5分)。
薔薇や芍薬が見頃ですが、それよりも木々のみどりに目を奪われて、ずっと木を眺めていました。
木はいいなあ。

これから桜が咲いて躑躅が咲いてあとは緑になりてゆくかも
花山周子『屋上の人屋上の鳥』

ふしぎな歌。
今年も慌ただしく桜が咲いて、躑躅が咲いて、あとは緑になりました。

5月になり、エゴマの葉の季節がやってきました!わーい!

ぼくはどうしようもなくエゴマが好きで(鳥取の歌の仲間もエゴマ好きが多く)、昨日は、歌会のあと仲間と韓国焼肉店へ行き、サンチュやエゴマの葉に肉をまいてたくさん食べ、飲みました。

エゴマと言えば、大山崎油座や離宮八幡宮をおもう方も多いとおもいます。が、ぼくたちはそういった歴史や文化の話題にはついに及ぶことはなく、エゴマ油は健康によいと言っているが過度の摂取はそれでも健康によくないのではないか、とか、エゴマの葉のキムチでおにぎりをつくって食べたいなどというようなどうしようもなく生産性のひくい話題ばかりを語りつつ盛り上がってしまっていました。

すると、誰かが言いました。荏胡麻を詠んだ名歌はあるのかと。むむむ(川平慈英ふう)。

えごま

つい先日、栗木京子さんの第三歌集『綺羅』がネットオークションに出ていました。

以前にも『綺羅』をネットオークションで見かけて(古本屋では出回っていなかった)、その頃はまだ『綺羅』をもっていなかったので、入札し、落札しました。

いまとなってはその落札した『綺羅』を所有しているので、「お!また出てるな」程度の態度で素通りすればよいわけですが、ぼくには立ち止まりたくなってしまう理由がありました。

じつは、前に落札した『綺羅』は図書館の蔵書だったのではないかと疑いたくなるような痕跡がいくつもありました。だからといってそれで歌集そのものの魅力がおちるわけではないのですが、でもやっぱりしょんぼりっという気分はぬぐいされないままでいました。

そんな気分のままだったので、今度こそ美しい『綺羅』を手に入れたくなり(画面でみるととても状態がよい感じでした)、入札しようかという気持ちがむくむくと盛りあがってきました。それで、二度目の『綺羅』へ入札したところ、幸運にもすんなりと落札できました。

状態のいい歌集を手にできるというのはまことにうれしいことですな♪

きら

きらぎわく

ほしいほしいとおもいながらそのままにしていたもののひとつ。

骨抜きをやっと手に入れました。

料理好きの知人にきくと、魚の小さな骨を抜くのだからちいちゃくていいとおもっていたけれど、骨抜きは大ければ大きいほどよいよと。

それで、あれこれお店でみているといろいろあって、関西風は< >←こんなかたちをしていて、関東風のものはとげ抜きのようなかたちだということも知りました。

ぼくの手には関東で暮らしたこともないのに、どうしてかとげ抜きの形をした関東風の方がしっくりきました。

果たして。気持ちいいくらい抜ける物ですな。

ほねぬき

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