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アーカイブ "2016年02月"

阿波野君が先斗町で後輩の女の子をたぶらかしてお洒落に飲んでいた頃、風邪なのか何なのか分からない体調不良を起こしていた私は、無為な週末を過ごしておりました。(今日はなんとか復調気配です)
で、この時期の自営業者さんはみんな頭を抱える確定申告を本日、済まして参りました。ふぅ。
その帰り道に、京都市美術館で行われている「モネ展」へ。
初期のモネがカリカチュアを描いていたのを、今回初めて知りました。晩年は白内障を患って、あの「睡蓮」の時期よりかなり極彩色に近い色遣いになるのは知っていたのですが、画家にもいろんな時期があるのだなぁ、と改めて認識した次第。

「モネ展」GWまでです。

ということで、ここ二日断酒でしたので、今日は久々に飲めるかなぁ。あ、けどその前に締切を(微妙に)オーバーしている原稿を仕上げます。
モネ展

写真(2)

 

 

 

 

 

 

今日は2月29日、うるう日ですね。うるう年は4年周期で来ますが、西暦が100の倍数であり、かつ400の倍数でない年はうるう年にならないそうです。2100年まで生きたら使える豆知識ですね。

昨日はひさしぶりに何の用事もない日曜日でぶらぶらと街を散策しました。
本屋で本を買って、喫茶店「六曜社」でコーヒーを飲みながらくつろいでいると、相席の方に話しかけられたりして、すこし短歌の話をしたり。

夜には、後輩の女の子がバイトしている先斗町(ぽんとちょう)のバーでゆっくり後輩と談笑。
ジャパニーズウイスキーの専門店で、棚にはニッカの40年などの恐ろしく高そうなものも……。
写真は、後輩が練習のためにつくったカクテル。
「午後の死」というけったいな名前のものです。ヘミングウェイが考案したそう。
アブサンという薬草系(ニガヨモギ?)のリキュールをシャンパンで割ったものです。アブサンは加水すると濁って不思議な色合い。
名前に惹かれて作ってみたという後輩はひとくち飲んで「後味がくさむらに顔突っ込んだみたいな感じ……」と言って、あと全部僕が飲むはめになりました。
確かに最初はシャンパンの口当たりなのに後からめっちゃ薬草の感じが口の中をモワワ~ンと広がり気分がダウンする感じが……。
でも、飲みなれてくるとこれはこれでええんちゃうか?みたいな気持ちになってきました。
だまされてるんですかね。

ゆったりと過ごしてとてもいい「うるう日イブ」でした。

城崎へ行きました。

2月25日は国公立大学の2次試験で

大学近辺はへんな空気。

梅田からバスで城崎まで行ったのですが、

道中で乗用車暴走の事故を聞きました。

バスを遅いやつにしてたら被害者になっていたかもしれません。

冬の城崎はぱらぱら雪が降っていて、あつい温泉で温まるにはとてもよかったです。

城崎文芸館には与謝野晶子の自筆原稿などもありました。

短歌・俳句コンクールをやってるみたいで、俳句を作って出してみたのですが、

どうもいま思い出すと一句のなかに季語がふたつ……。

2月25日は斎藤茂吉の忌日なので、「赤光忌」というのを使ってみたかったんです。

慣れないことをするとよくないなあ。

調べてみると、塚本邦雄にも赤光忌を詠み込んだ歌があるようです。

赤光忌をりから風邪熱のわれに葛湯とゆふぐれの水洟(みづつぱな)/塚本邦雄『黄金律』

写真はロープウェイでのぼった展望台からの眺めです。

お餅やお団子を自分で炙って食べられるお茶屋さんが展望台の下にあって、それがとても美味しかった。

また行きたいです、城崎。

 

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昨日は旧月歌会でした。

土砂降りの雨音を聞きながら、詠草31首。

そして、今日は岩倉での割付&再校作業です。

2日連続でお会いする方も。

今日は昨日の雨が嘘のように、朝から爽快な晴天でした。

京都ではちょうど京都マラソンが開催され、市内は大変な混雑です。

再校作業には、木村輝子さんのお孫さん二人(幼稚園生と小学生)も一緒に来ていて、途中、料理のお手伝いをしたり、永田家のリビングで冬眠中のてんとう虫を触ったり、猫を探しに行ったり、漫画を読んだり、とにかく飽きずに楽しく4時間過ごしていました。

写真は、時間を持て余した幼稚園のほうの男の子が、ポケットサイズの阪急路線図を見ながら一生懸命に書いた駅名の「漢字」。

漢字を知らない子どもが、まるで絵や模様を写すかのように見様見真似で書いた漢字なので、ちょっと不思議で可愛らしい。

「高」という字は下の「口」から上に向かって、パーツを積み上げるように。

「富」は路線図の字が小さいので、正確に写すのが難しかったようです。

私が、例えば全然知識のないハングルやアラビア語を写そうとしたら、こんな感じなんだろうなぁと思って見ていました。

お煎餅、チーズケーキ、イチゴなど皆さんの差し入れに加え、赤飯のおにぎりやシチューも作っていただいて、いつもながら脳は疲れてもお腹は満ちたりた気分で帰宅しました。

皆さんいつもありがとうございます。

 

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海洋堂から出ている能面根付ストラップ。

1回300円のガチャガチャ(カプセルトイ)を回して手に入れました。

最近のガチャガチャはレベルが高い。

気に入って、鞄につけています。

般若(右側)のほうはたまにしか出ない「アタリ」で、ちゃんと彩色までしてある。

小さいですがリアルな迫力があって、二本のツノも凶暴に尖っているせいか、たまに道ゆく人に二度見されます。

どこかでこの能面ガチャガチャを見かけたら、ぜひ一度回してみてください。

 

 

長く使っていた水筒が急に壊れてしまいました。
保温力が低くて容量も物足りなかったけれど、大切におもってつかっていました。

それで、あたらしい水筒を買いました。
保温力はまだはっきりとはわかりませんけれど(前のよりはよさそう)、どーんと500ml入るものにしちゃいました。
届いた包みをあけてみると、あらこんなにおおきかったのね!、というくらい大きすぎるびっくりぽんのサイズでした。それでも、毎日この大きな水筒をもって通勤しているとだんだん気に入ってきて、持つのがうれしくなってきました。

*     *     *     *     *
岡部史さんに取材した「がん 短歌のはげまし」という連載が先日から朝日新聞に掲載されています。全5回の連載だそうです。笑顔の岡部さんをおもいながら毎日読んでいます。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12200540.html
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12202335.html
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12204198.html

http://fumiokabe.blog.so-net.ne.jp/

水筒

新酒の季節です。

新酒の定義は、うるさくいうといろいろあるのだそうですが、蔵の玄関にみどり濃い杉玉がかかる姿を思うとじっとしてはいられません。さあ蔵へ行こう!

そんなぼくのお気に入りの蔵は、鳥取は若桜町(わかさちょう)にある太田酒造場。

純米の「辨天娘」の荒走りを一本買って帰りました。

辨天娘 荒走り

買った本はすぐに読みたい。という人たちの願いをかなえようとしてなのか、
古本屋カフェ。
さらにそこは11時にスパイスのきいた美味しいカレーを出す。
午後1時半にわたしが到着したときにはもう売り切れていたが、
店内はスパイスの香りに充ちていた。
カウンターには何か企画の打合せをしている二人の男性がいる。
わたしは東横堀川の見える窓際の席についた。

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川沿いの小さな公園には黒い実をつけたクスノキの大木が立っている。
ときおり吹く風に揺れる葉や実はやわらかく光って
立春の今日を映している。
白に黒い斑のはいった猫が通り過ぎる。
すこし離れたところでは、
茶色い虎模様の猫は腹を地にすりつけて何かを狙っている。

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ひととおり観察が終わったところで
店の地下から持ってきて買った『ガラスのうさぎ』という児童書に目を落とした。
本の最初にこう書いてあった。

  戦争は、十二歳の私の心に
  大きな空洞をつくったのです。
  私は、それをうずめるため
  この作品を書きました。

読み始めるまえに、もういちど私は、
外の光を見た。
ほかに、必要なものは、何もない。

FOLK OldBookStore (北浜駅から500メートル)にて。

今日は節分ですね。

ただいま午後6時。

恵方巻きは用意しましたが、

どちらを向いて食べるのか我が家では未だ不明です。

さて、2月といえば塔短歌会賞と新人賞の応募締め切り。

2月15日です。未発表作30首。今からなら余裕で間に合いますね。

たくさんの応募をお待ちしています。

応募には12月号綴じ込みの用紙を添付しなければなりませんが、

最近入会された方で「用紙がない」という方。大丈夫です。

応募作品とは「別の紙」に
 ①「塔新人賞へ応募します」と明記する。②タイトル ③氏名
 ④「最近の入会なので応募用紙がない」と書く。
という方法があります。
実際の応募用紙はこのような感じです。
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私の机の上のイキドナ(ラリアン)とアヒル(ホワイ太)も
待っていますよ。
この10年ほどで、このうえなくたまらなくぬいぐるみが好きになりました。
歳やろか。

 

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