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アーカイブ "2015年06月"

もうお気付きかもしれませんが、このブログ、編集部スタッフが毎週持ち回りで書いています。
で、今週一週間は永田淳ウィークです、よろしくお付き合いください。

今日、装幀家さんと打ち合わせをしていて、どういった話の流れだったか(まぁ、現在の政治状況を憂えていたわけですが)サルトルとカミュの話になりました。で、装幀家氏に「サルトルの『嘔吐』はいいですよ」と勧められたのが、タイトルです(ちょっとびっくりしますよね)

そういや『嘔吐』は書棚のどこかに、、、、(ガサゴソ)、、、「あ、あった」。

開いてみるとあちらこちらに青い万年筆の線や「 」が、書き込まれている。誰が書いたんだろう、とパラパラめくっていると、おお!見覚えのある字が!

『嘔吐』書き込み

河野裕子の歌発見♪

「地を這ひてくねれる細きものの根を見つつ立ちをり炎天の下」

歌集に入ってませんよね?

ということで、『日本の反知性主義』をちょうど読み終わったタイミングだったので、次に読むのは『嘔吐』に決定。

 

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今日は半年に一度の拡大編集会議が京都で行われました。

毎回、選者と編集部が集まります。

出席者28名。

来年の夏ごろまでの紙面についてなど

これからの塔についてお腹がぺこぺこになるまで話し合いました。

 

塔とは、短歌とはを

あらためて考える時間でした。

家に帰って、火照った頭のまま

歌が出来ました。うーん。明日もういちど推敲だな。

 

 

3月末に選者派遣と全国大会会場の下見を目的に
鹿児島へ行きました。
雄大な桜島、海、そして美味しい食事と焼酎を堪能しながら・・
ああ、ここに住みたい・・!
(旅に出ると必ず思うのですがね。)
ともあれかくもあれ、ほんとうにいいところでした。

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写真は鹿児島港から桜島港へのフェリーから撮りました。
オプショナルツアーのコースです。

大会参加申込葉書は昨日の夕方に投函しましたよ。
もう駒井さんのところに着いたでしょうか。
8月が楽しみです。

大正橋から

大阪。

西道頓堀川と木津川の交差する場所。

ここで交じり合った水はまた、

尻無川(しりなしがわ)と木津川に分かれて流れていく。

 

橋のうえからみると

水は束になり捻れて蠢いている。

大正橋、岩松橋。

夕つかた、多くのひとがここを通る。

 

夏至。梅雨も半ば。

捻れて蠢いた水がそれぞれの流れにのっていく。

水の行き先を、私はしばらくおもった。

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少し前からお弁当箱を国産の曲げわっぱにかえました。

それまでは樹脂製のものだったのですが、かえてみて分かったのは、ご飯がおいしいということ。しっとりふんわりさめてもおいしいご飯をいただくことができます。お昼がたのしみになっています。

***

ところで、全国大会の申し込みはもうお済みですか?

6月26日(金)がしめきりです。迷っていらっしゃる方はとりあえず申し込んでください。

今朝の読売新聞の長谷川櫂さんの詩歌コラム「四季」に
真中朋久さんの歌集『火光』の歌が取り上げられています。

 虚無のこゑ虚無を言ふこゑとりどりに日盛りの葦簀のむかうより来つ

どうぞ読み下さい。

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すこし暑かったので9号線を30分くらいとばして白兎海岸へ行きました。

車をとめて、ドアをあけると、波の音と潮のかおりがからだにひびいてきます。夜の10時をすぎていたからか、あたりにはだあれもおらず、ひろい海と砂浜をひとりじめしている感じです。ちょうどいまは烏賊釣り船の灯りがてんてんと海を照らしていて、波の音をききながら、ぼんやり海をながめていると、とおくむこうからとどく漁火の灯りがこの足もとにとどく波の襞に陰影を及ぼしていることに気づいたのでした。

だあれもいない夜の海岸。なんだかまた今夜もいってみたくなっています。

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6月13日の午後。鳥取砂丘のなかにあるニュー砂丘荘の砂丘を一望できる会議室で「砂丘歌会」が開催されました。

当日は、鳥取のひとだけではなく、兵庫、大阪、京都、岡山、広島、徳島などからもたくさんの方が参加があり、とてもにぎやか。他にも塔の会員ではありませんが、先日歌壇賞を受賞した小谷奈央さんが参加してくださって、ぴりっとした緊張感もありました。

詠草は全部で50首。なんとか4時間で終わり、その後は実力に応じて、砂丘散策、蛍探索などそれぞれがたのしい時間を過ごしました。

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今日は「塔」7月号の初校ゲラの取りまとめの日。

東京・名古屋・京都・大阪・芦屋・鳥取の6か所で行われた初校のゲラをまとめて、全体の見直しや疑問点の確認、ページの移動などを行う。編集長の仕事はいろいろあるのだけれど、この初校の取りまとめが一番時間がかかる。

午後7時から作業を始めて現在11時半。ようたく8割方終ったところ。
7月号は「第5回塔短歌会賞・塔新人賞」の発表号で、分量も256ページにのぼる。ゲラをめくってもめくっても、なかなか終わりにたどり着かない。

ひとまず風呂にでも入ってこよう。

皆さま、2015年下半期分の会費振込みはお済みでしょうか? 塔短歌会の会費については、年2回(6月と12月)一斉に【半年分】を支払っていただくよう、今回から変更になりました。詳しくは「塔」5月号のp.164をご覧ください。

今回のお振込み期限は6月20日(土)です。ただし入金の確認には数日かかることもありますので、できるだけお早めにお振込みいただけると助かります。その際、「塔」5月号に挟み込まれている振込み用紙をご使用ください。期限までにきっかり会員の皆さま全員からの振込みがそろえば、その後の作業が非常にスムーズになります。各地歌会などでもお互いに声をかけ合うなど、どうかご協力をお願いいたします。また、申し訳ありませんが一年分、二年分とまとめて振込むのではなく、必ず半年分ずつお願いします。

写真は先週平安神宮で催された京都薪能の舞台。
私が観に行った2日目は曇り空でとても涼しかった。
「羽衣」「小鍛冶」など、風をたっぷりはらんで。
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