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アーカイブ "2012年09月"

「塔」の創刊は昭和29(1954)年。
再来年(2014年)に創刊60周年を迎える。
人間で言えば還暦だ。
今日は13:00〜、台風の雨風の強まるなか、事務所で
60周年記念事業に関する打合せ。参加者12名。
実は昨日も同じメンバーで打合せをしており、2日続けての
開催となった。
4時間以上に渡って、かなり密度の濃い話し合いをして、
17:30終了。
その後、夷川通にある「燕楽」というお店で食事をする。
20:00過ぎにお店を出たところ、いつの間にか台風は
過ぎてしまったようで、雲間から満月が顔を出していた。

今日は、永田さん、花山さんが、澤辺元一さんにインタビューとうことで
同席いたしました。
澤辺さんの昔からの印象は、シティボーイ!ということで、塔の創刊時から現在までのお話を2時間にわたりお聞きしました。
私が、初めて京都歌会に行ったとき、話しかけてくださったのが澤辺さんでした。
その後、あんた大きいな、あんたなんでそんな洋服着てるの??などといつも挨拶がわりにいわれて、長い年月が経ちました。
澤辺さんのインタビューは、塔に掲載いたしますので楽しみにしていてください。

 関東の会員の方がお仕事で京都へ来られていて、塔の事務所見学希望ときき、ちょうど用事があったので、きょうの午前中同行しました。
 歌集をぱらぱらといっしょに見ているとき、『Vorfrühling』の中表紙の文字に凹凸があることを彼女に教えてもらって、ようくみるとオレンジ色の文字の部分が盛り上がっていました。
 2冊あったので、もう1冊はどうなっているかと確かめると、もう1冊のほうもそうなっています。これは手書きなんじゃないかということになり、見比べると2つの文字は明らかに違っていて手書きということがわかりました。
 知っている人には驚くことじゃないのかもしれませんが、私たちはすごく驚き、感動しました。
 1冊だけではわからなかったことが、比べることによってわかる。
 事務所には知らないことがまだまだ埋もれていそうです。
 

今日は事務所の開所日なので、10:00から事務所へ。
日本近代文学館へ寄贈する「塔」のバックナンバーの
整理や郵便物の対応などをする。
13:00から京都平日歌会。参加者22名。
初めて参加された方もあり、歌もバラエティに富んでいた。
歌会の最初に選歌をするのだが、後になって、どうして
この歌を選ばなかったんだろうとか、どうしてこの歌を
選んだんだろうとか、自分の中でも評価が変っていく。
16:00過ぎまで。
その後、近くの喫茶店「BRUNBRUN」でお茶。
シフォンケーキを食べながら「9月生まれに悪い人はいない」
という持論を喋っていたら、テーブルにいた5人のうち実に
4人が9月生まれだった。
その9月も、もうすぐ終わり。

創刊号の表紙の「塔」の文字についてですが、「塔」1991年5月号に、二上令信さんが次のような文章を書いています。
塔の創刊は一九五四年四月にさかのぼる。そして第一号の表紙の「塔」という題字は、高安先生みずから紙を切って並べて作られ、1954の数字も、先生のハサミによるものである。それらを剋太さんの原画の上に、文字が白くでるように配置され、雑誌の表紙となった。  (「創刊号の表紙絵」)
つまり、「塔」と「1954」の文字は、須田剋太さんの絵とは別に、高安さんが自分で作ったものだったようです。ハサミで紙を切ってというところに、手作り感が溢れていますね。創刊号は34ページでした。

河野さんが長く住んだ滋賀県の図書館で、来月から「歌人 河野裕子〜父母を歌う〜展」が開催されます。昨年に続いて2回目の展示で、今年は「家族」をテーマに、父母を詠んだ歌の紹介や聞き取り調査から浮かび上がった石部在住時代の河野裕子像について、展示するそうです。
期間 10月20日(土)〜11月11日(日)
      〈休館日を除く〉
場所 湖南市立甲西図書館
      湖南市中央5−50 TEL 0748(72)5550
    湖南市立石部図書館
      湖南市石部中央1−2−3 TEL 0748(77)6252
詳しくは → こちら

9月23日。昨日は秋分の日でした。
秋になったとたん、夏の暑さを忘れてしまいます。
なんてげんきんなわが身体よ・・。
さて、今日は10月号の再校と
11月号の割付を、永田家で行いました。
永田さんは外つ国へ・・・不在。
再校チームは人数も比較的多めで和やかな雰囲気。
割付をした11月号は全国大会特集です。
写真も盛りだくさんですのでお楽しみに。
そして、写真を提供してくださった方、ありがとうございました。
母と息子のようなペアが汗を流しながら吟味して選びました。
午後1時から始まった作業も、午後3時半頃になると目処がつき、
ちょっとひといき。

とてもおおきな葡萄は編集長のお母さまからのもの。
巨峰とロザリオです。とてもおいしかった。ロザリオは皮ごとぱくぱく。
  口中に一粒の葡萄を潰したりすなはちわが目ふと暗きかも 葛原妙子
そのほか、カステラやパスタ、ウエファアス、マシュマロかりんとう、
さらに、お赤飯などなど・・・
ほっとひといき、どころか、おなかいっぱいになりました。
いつも差し入れをありがとうございます♪
帰りはJR京都線にとてもかわいい女子高生がいました。
セーラー服、いいなあ。
何か書き忘れたことがあるような気がしますが、
疲れたのでまたこんど。
おつかれさまでした。

昨夜、鳥取の鳥の劇場で、青年団の公演「銀河鉄道の夜」(原作宮沢賢治、脚本平田オリザ)を観ました。このところこのブログで松村さんが平田オリザさんの仕事を紹介なさっていますが、やはりこの「銀河鉄道の夜」も平田オリザさんの脚本がとてもすてきで、胸にじーんときました。

観劇前に、平田オリザさんと会うことができたので、夏の全国大会のお礼のご挨拶をしました。それから、海津忠さんともお会いすることができました。海津さんは、青年団のスタッフで俳優でもあるのですが、全国大会のアンドロイド劇場「さようならver.2」のときは舞台監督でした(「銀河鉄道の夜」でも舞台監督でした)。大会の帝国ホテルでの上演にあたって、海津さんとは何度もメイルや電話で、あるいは現地で打ち合わせを交わしました。大会が終わるときには、旧知の仲間のようにおもってしまうくらいでした。海津さんからは、私たちの全国大会のすぐあとの名古屋公演やオーストラリア公演のことなど聞きました。それからわたしたちの大会の印象など。私(たち)がフィールドを異にする演劇の青年団に大いに刺激をうけたように、海津さんにとっても塔の夏の大会は印象深いものであったとのことでした。

その海津さん。ひとつ心残りというか興味がおありだと。それは、歌会に侵入したかったとのこと。歌会っていったいどういうことをやっているのか興味があるのだそうです。大会当日は演劇の準備をしていてかなわかったからぜひ一度歌会を覗いてみたいということです。ぜひいらしてください!

今年の夏の全国大会では、平田オリザさんをお迎えしてお話を聞きました。その時に、講談社現代新書の『演劇入門』『演技と演出』の話も出ましたが、来月、平田さんの新刊が同じ講談社現代新書から出るそうです。
タイトルは『分かりあえないことから』。
全国大会のディスカッションとも関係する内容とのことです。10月18日発売。詳しくは 講談社のHP をご覧ください。

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