ブログ

アーカイブ "2012年"

「現代短歌新聞」1月号の「大学短歌会はいま」のコーナーに
岡山大学短歌会が取り上げられています。
活動紹介を駒井早貴さんが、評論を高谷由貴さんが、リレー批評を
上本彩加さんが書いています。
また、この3人(+1人)の作品10首も掲載されています。
皆さん、どうぞお読みください。

岩波書店は来年創業100周年を迎えます。
それを記念して1月の岩波新書は一挙に10点の本を刊行しますが、
その1冊として 永田和宏著『近代秀歌』 が出ます。
以下、アマゾンの内容紹介より。
「やは肌のあつき血汐にふれも見で」「東海の小島の磯の白砂に」──懐かしくも新鮮な歌の数々は、私たち日本人の感性の源として、永遠に伝えていくべき豊かな財産である。〈日本人ならこれだけは知っておいて欲しい〉近代100首を当代随一の歌人が選び、心熱くなるエッセイとともに、未来へ贈る名歌集。

13:00から塔発行所(永田家)にて、1月号の再校&
2月号の割付作業。参加者23名。
窓の外では、時おり小雪がちらついていたが、部屋の中は
床暖房が利いていて暖かい。差し入れのパンプキンケーキや
おでんやスイートポテトやからす麦クッキーやチョコレート
などを食べつつ、ひたすら作業。
人数が多かったお蔭で17:00前に終了。
来月は、作業後に新年会を行います。

13:00から事務所にて、60周年記念事業に関する
4回目の編集会議。参加者9名。
前回に引き続き、ノートパソコンを持参しての会議となった。
決めるべきことがとにかくたくさんあって、今日中に終わるかと
心配したが、18:00に何とか無事に終了。
途中10分程度の休憩を挟んだだけで、5時間ひたすら議論を
続けていた。脳がぐったり。身体もぐったり。
外に出ると、空気がしんと冷たい。
明日はホワイトクリスマスになるかもしれない。

昨日は13:00から、メルパルク京都で忘年歌会。
詠草70首、参加者66名。
広島、姫路、香川、徳島など遠方からの参加もあり、
「巨」の字に机を並べての歌会となった。
後半かなり駆け足になりつつ、17:00終了。
17:30より近くの「ダイニングセサミ京都」で忘年会。

町家風の居酒屋の二階を使って、参加者59名。
永田さんのサイン本や「塔」特製カレンダー(荻原さん発案)の
プレゼントもあり、賑やかな会となった。
19:30終了。
皆さん、ありがとうございました。

久々に出て来て、まとまりの無いことをつらつらと。
下の編集長の投稿の尻馬に乗っかる感じで。
うちは子供二人を含めて四人が塔に出している。先日娘が詠草を出すための宛名書きをしているのを見ていて気付いたのだけれど、長女は白石さんに、長男は西之原さんに、妻は前田さんに、僕は江種さんに、と4人ともそれぞれ違うところに詠草を送っている。ちょっと不思議な気分。
昨日、所用で昼の三条木屋町の高瀬川沿いを歩いていると、コサギが高瀬川でエサを獲っていた。それがなかなか巧妙な狩りで、小石の隙間や水草の中に片脚を入れて小刻みに震わせ、驚いて飛び出した小魚(たぶん、ヨシノボリの類い)を素早く啄むというもの。10分ほどの間に7〜8匹捕まえていた。そんなところ(夜になると京都随一の歓楽街)で10分も、熱心に観察しているのもいかがなものか、とは自分でも思うのだけれど。
それを見ているとお腹が空いてきたので、近くのおそば屋さんへ。長男の同級生のお母さんがお手伝いされていると妻から聞いていたので、初めて行ってみた。ミニ天丼とかけそばのセットで860円。運ばれるまで夢野久作の、それもかなりグロい場面を読んでいたので、あまり味を覚えていない。食事の前に読む本はちょっと考えないといけない。
明日からまた一日ずつ日が長くなると思うと、それだけで嬉しい。

「塔」の会員のうち、月例作品を送っている人の割合はどれくらいでしょうか?
これを出詠率と呼んで、毎月統計を取っています。
直近の12月号では80%、5人に4人が出詠しているという状況です。
詳しい内訳は次のようになります。
月集   57名/ 62名  92%
作品1 154名/168名  92%
作品2 501名/657名  76%
若葉集  68名/ 84名  81%
全体  780名/(1076名−97名) 80% *購読会員を除く
今日は詠草の締切日。
皆さん、もう送りましたか?

京都の寒さはだんだんときびしくなってきました。
歌舞伎に詳しいわけではありませんが、亡くなった中村勘三郎さんの本を読んでみています。(『勘九郎ひとりがたり』)
聞き書きのような文章で、楽屋で話している飾り気のない勘三郎さんが見えてきます。
片時も、芝居のことを忘れずに、喜んだり落ち込んだり、「一生勉強です」と、全力疾走の姿がありました。
前の本で、自分の芝居を見に来た人が、前列で居眠りをしててすごく腹が立ったとか。
するとその張本人から、お詫びの手紙が来て、そこに住所も名前も書いてあったとか。
それでこの本で、俺は役者として人間ができてなかったと、ひたすらその人に謝っています。
読んでいて不思議に元気が出てきた一冊でした。
短歌を詠んでいても調子がよかったり悪かったり・・。
でも長く続けていくのが一番だといまさらながら思います。

今日は、「塔」1月号の初校の日。
全国6か所(東京、京都、大阪、芦屋、鳥取、広島)にゲラが送られて、初校が行われました。6つに分かれたゲラは、明日すべて僕の家に送られてきて、週明けに印刷所へと戻します。
1月号の特集は澤辺元一さんのインタビュー。「塔」創刊以来の会員で、長らく選者を務めてこられました。澤辺さん抜きに「塔」の歴史は語れません。
また1月号には「第3回塔短歌会賞・塔新人賞」の応募用紙も付きます。賞に応募する際には、この応募用紙を同封する必要がありますので、ご注意ください。多数の応募をお待ちしております。


三月書房 
〒604-0916 京都市中京区寺町通二条上ル西側 
歌集歌書の品揃えが良いことで全国的に有名な書店。
店の名前は1950年3月に開店したことによるらしい。
永田和宏・河野裕子著『京都うた紀行』には、二条城や北野天満宮などとならんで、この三月書房が取り上げられている。 
いつ来ても光も音もひそかなり寺町二条三月書房
      /辻 喜夫 
脚立に乗る女主人の姿なく三月書房に春の雨降る
      /岩切久美子 
雪の寺町肩に積もりし雪のわずか三月書房硝子戸の前
      /永田和宏 

塔短歌会事務所から約500メートル、徒歩7分。

ページトップへ